メンズ脱毛を始めたいが、どの業務用脱毛器を選べばよいか分からない。
そんな悩みを持つサロンオーナーは少なくありません。
結論から言うと、メンズ脱毛に男性専用の業務用脱毛器は必須ではありません。
ただし男性の濃く太い毛、とくにヒゲに対応するには機種選びが重要です。
チェックすべき点は、出力調整の幅・脱毛方式・冷却機能・コスト・サポート体制の5つです。
本記事では、業務用脱毛器メーカーの視点からメンズ用・ヒゲ用脱毛器の特徴を解説します。
選び方7つのポイントと導入メリット、エステで守るべき法令上の注意点もまとめました。
メンズ用の業務用脱毛器とは?
メンズ用の業務用脱毛器とは、男性の濃く太い毛に合わせた出力やモードを備えた脱毛器のことです。
ただし男性専用として販売される機種はほとんどありません。
多くの機種は、モードや出力を切り替えて男女どちらにも施術できる仕組みです。
光を毛に照射して熱を与える基本的な仕組みは、男女で変わりません。
そのため一般的な業務用脱毛器でもメンズ脱毛は可能です。
一方でメンズ専用モードや高出力に対応した機種なら、施術時間の短縮につながる場合があります。
メンズ脱毛を主力にするサロンは、男性の毛質への対応力を重視して選ぶとよいでしょう。
メンズ用とそれ以外の業務用脱毛器の違い
メンズ用とそれ以外の業務用脱毛器に、仕組みの大きな違いはありません。
差が出るのは主に次の3点です。
- 男性の毛質に合わせたメンズモード・ヒゲモードの有無
- 濃く太い毛に対応できる出力の上限と調整幅
- 高出力でも肌への負担を抑える冷却機能の性能
専用モードがない機種でも、出力を上げればメンズ脱毛に対応できます。
ただし出力を上げるほど、痛みや赤みなどの肌トラブルが起きやすくなります。
テスト照射で肌の反応を確かめながら、段階的に調整することが欠かせません。
ヒゲ脱毛が難しいと言われる理由
ヒゲは体の中でも施術の難易度が高い部位です。
理由は大きく3つあります。
- 毛が太く密集しているため、照射時に熱が集中しやすい
- 皮膚が薄く骨に近い鼻下やあごは、痛みを感じやすい
- 毛周期の影響で、一度の照射では効果を感じにくい
そのためヒゲ脱毛では、出力の細かな調整と冷却機能が特に重要です。
また回数を重ねる施術になるため、お客様への事前説明も欠かせません。
「何回で終わるか」を断定せず、個人差があることを丁寧に伝えましょう。
メンズ脱毛の人気部位
メンズ脱毛で最も人気が高い部位はヒゲです。
女性向けサロンではワキ・VIO・脚・腕が中心ですが、男性はまずヒゲから始める方が多くいます。
ヒゲで変化を実感したあと、VIOや胸・腹へとメニューを広げる流れが一般的です。
このため男性客の集客では、ヒゲ脱毛を入口メニューとして打ち出すのが効果的です。
ヒゲ専用モードを備えた業務用脱毛器が注目されるのも、こうした需要が背景にあります。
メンズ脱毛で使われる脱毛方式
エステサロンの業務用脱毛器では、主にIPL方式とSHR方式が使われています。
それぞれの特徴は次のとおりです。
- IPL方式:毛の黒い色素(メラニン)に反応する光を照射する。輪ゴムで弾かれたような刺激があり、施術後に毛が抜け落ちる変化を実感しやすい
- SHR方式:毛包周辺(バルジ領域)に弱めの光を連続で照射する。温かさを感じる程度の刺激で、日焼けした肌にも比較的対応しやすい
IPL方式は変化を実感しやすく、男性のお客様に選ばれやすい傾向があります。
一方で痛みに弱い方や日焼けした肌には、SHR方式が向いています。
両方の方式を搭載した機種なら、お客様の肌や毛質に合わせて使い分けが可能です。
各方式の詳しい仕組みは、IPL脱毛の効果が出る回数・期間と仕組みや業務用SHR脱毛機とIPL方式の違いで解説しています。
エステのメンズ脱毛で守るべき法令上の注意点
エステサロンで行う光脱毛は、医療脱毛とは異なる施術です。
厚生労働省の通知では、毛乳頭などを破壊する行為は医師法上の医行為とされています。
エステではレーザー脱毛やニードル脱毛を行えない点に注意しましょう。
用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
厚生労働省「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(平成13年11月8日 医政医発第105号)
このためメニュー説明やSNSでは「永久脱毛」「毛根を破壊」といった表現は使えません。
「減毛」「抑毛」「ムダ毛ケア」などの言葉を選ぶことが大切です。
医療脱毛との違いは医療脱毛と美容脱毛の違いを比較表で解説した記事も参考にしてください。
メンズ用の業務用脱毛器の選び方7つ
メンズ用の業務用脱毛器を選ぶときは、次の7つを確認しましょう。
- メンズ専用モード・出力調整の幅
- 痛みを抑える脱毛方式・冷却機能
- メンズ脱毛以外のメニュー対応
- 本体価格・ランニングコスト
- 支払い方法の選択肢
- 製品保証・メンテナンス体制
- 導入後のアフターフォロー
脱毛器全般の選び方は業務用脱毛機おすすめ30選の比較記事でもまとめています。
ここではメンズ脱毛ならではの視点で、一つずつ解説します。
メンズ専用モード・出力調整の幅
まず確認したいのが、メンズ専用モードの有無と出力調整の幅です。
男性の毛質に合わせてモードを切り替えられる機種なら、施術の質が安定します。
ヒゲ・VIOなど部位ごとに出力を設定できれば、施術者の負担も軽くなるでしょう。
出力の段階が細かい機種ほど、肌の状態に合わせた微調整がしやすくなります。
デモ機を試す際は、ヒゲへの照射感と調整のしやすさを必ず確かめてください。
痛みを抑える脱毛方式・冷却機能
メンズ脱毛では、痛みを抑える工夫がある機種を選ぶことが重要です。
ヒゲなど毛が濃い部位は、照射時に熱がこもり痛みが出やすいためです。
痛みが強いと、途中で通うのをやめてしまうお客様も出てきます。
IPLとSHRの両方に対応した機種なら、痛みに弱いお客様にも対応できます。
照射面を冷やす冷却機能の性能もあわせて比較しましょう。
冷却機能の役割は業務用脱毛機器に冷却機能が必要な理由で詳しく解説しています。
メンズ脱毛以外のメニュー対応
メンズ専門サロンでも、女性や子ども向けのモードがある機種がおすすめです。
将来ターゲットを広げたり、経営方針を変えたりする可能性があるためです。
カップルや家族での来店に対応できれば、売上の柱も増やせます。
対応メニューは各メーカーの公式サイトやカタログで確認できます。
子ども向けの施術を検討する場合はキッズ向け業務用脱毛器の選び方も参考になります。
本体価格・ランニングコスト
コストは本体価格だけでなく、長期のランニングコストまで含めて比較しましょう。
業務用脱毛器の本体価格は、1台あたり100万円〜500万円ほどが目安です。
メンズモードや複数の脱毛方式など、機能が多い機種ほど高額になる傾向があります。
主なランニングコストは、ランプなど消耗品の交換費用と修理・メンテナンス費用です。
消耗品は1回の交換費用ではなく、1ショットあたりの単価で比べるのがポイントです。
ヒゲや全身など照射数が多いメニューほど、ショット単価の差が利益に響きます。
費用の内訳は業務用脱毛機にかかるコストの内訳と価格相場で詳しく紹介しています。
支払い方法の選択肢
初期費用を抑えたい場合は、支払い方法の選択肢が多い機種を選びましょう。
月額払いやレンタルを選べれば、開業資金に余裕がない個人サロンでも導入しやすくなります。
中古品の一括購入より、新品の月額払いのほうが初期費用を抑えられることもあります。
総支払額と保証の有無をあわせて比較することが大切です。
レンタルの注意点は業務用脱毛機のレンタルのメリット・デメリットをご覧ください。
製品保証・メンテナンス体制
保証期間が長く、故障時の対応が早いメーカーを選びましょう。
脱毛器が1台しかないサロンでは、故障すると予約をすべて止めることになるためです。
比較の際は、保証期間・修理期間中の代替機の有無・定期点検の内容を確認します。
実際に修理を依頼したオーナーの口コミも参考になるでしょう。
導入後のアフターフォロー
機器の性能だけでなく、導入後のサポート内容も重視しましょう。
操作研修や集客ノウハウの提供があるメーカーなら、機器の費用を早く回収しやすくなります。
たとえば「イデアライト」には、集客用LPやSNS活用ノウハウを受け取れる特典があります。
メンズ用の業務用脱毛器を導入するメリット
メンズ用の業務用脱毛器を導入すると、主に次の3つのメリットがあります。
- 競合サロンと差別化できる
- 客単価の向上が期待できる
- 新たな顧客層にアプローチできる
それぞれ順番に説明します。
競合サロンと差別化できる
メンズ脱毛への対応は、競合サロンとの差別化につながります。
脱毛サロンの中には、男性の予約を受け付けていない店舗も多いためです。
脱毛サロンが多い地域でも、メンズ対応を打ち出せば一定の需要を見込めます。
市場データでも、男性向け需要の伸びが確認されています。
矢野経済研究所によると、2025年度のエステ市場は2,797億円で前年度比92.1%に縮小する見込みです。
一方でメンズエステ市場は、2024年度よりも高い伸びになったと報告されています。
出典:矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2026年)」
ただし同調査では、メンズエステの中でも脱毛サロンの伸びは抑えられているとされています。
単に設備を整えるだけでなく、メニュー設計や接客で選ばれる理由を作ることが重要です。
業界全体の動向はエステ業界の今後とは?業界の動向や将来性についてで解説しています。
客単価の向上が期待できる
メンズ脱毛は、客単価の向上も期待できるメニューです。
ヒゲから始めたお客様が、VIOや胸・腹へと施術範囲を広げることが多いためです。
部位を組み合わせたセットメニューを用意すれば、1回あたりの単価を上げやすくなります。
単価の高いメニューは、回転率が低くても売上を確保しやすいのが利点です。
施術者が少ない小規模サロンや個人サロンにも向いています。
新たな顧客層にアプローチできる
女性客に加えて男性客を取り込めることも、大きなメリットです。
友人紹介やカップル・夫婦での来店など、集客の経路も広がります。
ただし「異性が施術を受けている店には通いにくい」と感じるお客様もいます。
施術室を男女で分ける・予約の時間帯を分けるなどの配慮が必要です。
導入前に知っておきたい契約トラブル対策
メンズ脱毛を始める際は、料金や契約の分かりやすさも重視しましょう。
2025年には脱毛サロンの大量閉店が起き、前払い契約への不安が広がりました。
前述の矢野経済研究所の調査でも、都度払いを導入するサロンが増えていると報告されています。
また期間1か月超かつ金額5万円超のエステ契約は、特定商取引法の規制対象です。
書面の交付やクーリング・オフへの対応が義務付けられています。
詳しくは消費者庁「特定継続的役務提供」で確認してください。
メンズ用おすすめ業務用脱毛器「イデアライト」とは?
「イデアライト」は、株式会社b-modelsが提供する業務用脱毛器です。
メンズ・レディース・キッズの3つの脱毛モードに対応しています。
脱毛方式はIPL・SHR・E-lightの3種類から選べます。
全身の施術が最短15分で完了するスピードも特徴です。
導入サロンは、エステ経営コンサルティングを無料特典として受けられます。
スペックや口コミの詳細は、下記の記事でまとめています。
関連記事:業務用脱毛機器イデアライトとは?口コミやメリット・販売価格を解説
メンズ用の業務用脱毛器に関するよくある質問
女性向けの業務用脱毛器でもメンズ脱毛はできますか?
はい、可能です。
脱毛の基本的な仕組みは男女で同じだからです。
ただし濃く太い毛には高めの出力が必要になるため、出力の上限と冷却機能を確認しましょう。
ヒゲ脱毛に向いている脱毛方式はどれですか?
変化の実感しやすさを重視するならIPL方式、痛みの少なさを重視するならSHR方式が向いています。
お客様によって痛みの感じ方や肌の状態は異なります。
両方式を搭載した機種なら、一人ひとりに合わせた施術がしやすくなります。
エステサロンで「永久脱毛」と宣伝してもよいですか?
いいえ、使えません。
毛根などを破壊する行為は医師法上の医行為にあたり、エステでは行えないためです。
「減毛」「抑毛」など、事実に沿った表現を使いましょう。
メンズ脱毛用の業務用脱毛器の価格相場はいくらですか?
本体価格は1台あたり100万円〜500万円ほどが目安です。
導入時は本体価格だけでなく、消耗品のショット単価や保証内容も比較しましょう。
まとめ
メンズ脱毛は、一般的な業務用脱毛器でも対応できます。
ただしヒゲなど濃く太い毛には、出力調整の幅と冷却機能が重要です。
メンズモードや複数の脱毛方式を備えた機種なら、施術の質を安定させやすくなります。
機種選びでは、次の7つを確認しましょう。
- メンズ専用モード・出力調整の幅
- 痛みを抑える脱毛方式・冷却機能
- メンズ脱毛以外のメニュー対応
- 本体価格・ランニングコスト
- 支払い方法の選択肢
- 製品保証・メンテナンス体制
- 導入後のアフターフォロー
エステの光脱毛は医療脱毛とは異なるため、広告表現や契約形態にも注意が必要です。
本記事の選び方を参考に、ご自身のサロンに合った1台を探してみてください。

