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2023.5.29.

エステ業界の今後と将来性|市場規模・大手売上ランキング・倒産動向を最新データで解説【2026年】

カテゴリー:お知らせ

エステ業界の今後とは?業界の動向や将来性について

「エステ業界はこの先も伸びるのか、それとも厳しくなるのか」
「大手サロンの倒産ニュースが続き、開業してよいか迷っている」
エステサロンの開業を考えている方や、売上に悩むオーナー様からよく聞く声です。

結論から言うと、エステ業界は市場全体が縮小する一方で、ニーズに特化したサロンには伸びしろがある「二極化」の時代です。
2025年度の市場規模は2,797億円で、6期連続のマイナスとなりました。
その中でもメンズエステは成長を続けています。

この記事では、矢野経済研究所や東京商工リサーチの最新データをもとに、市場規模・大手エステの売上ランキング・倒産動向を整理します。
あわせて、今後のエステ業界で生き残るための具体策も紹介します。
業務用エステ機器メーカーとしてサロンの開業・経営を支援してきた株式会社b-modelsが、現場の視点で解説します。

機器選びや開業の進め方を相談したい方は、業務用エステ機器の資料請求・デモ体験もご利用ください。

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【結論】エステ業界の今後は「縮小」と「成長分野」の二極化

エステ業界の今後を一言でまとめると、全体は縮小しつつも成長分野がはっきりしている状態です。
最新データから読み取れるポイントは次の4つです。

  • 市場規模は2025年度に2,797億円(前年度比92.1%)で、6期連続の縮小
  • 脱毛サロンを中心に倒産が過去最多ペースで続き、大手でも破産が発生
  • メンズエステは成長が続き、セルフエステなど新業態も広がっている
  • 高額な前払い契約から、都度払いや料金の明示へと信頼回復の動きが進む

つまり「どのサロンも同じように伸びる時代」は終わりました。
ターゲットと料金体系を明確にしたサロンが選ばれる時代です。
以下で、データの詳細と具体的な対策を順に解説します。

エステ業界の市場規模は2,797億円(2025年度)で6期連続の縮小

矢野経済研究所の調査によると、2025年度のエステティックサロン市場規模は2,797億円(事業者売上高ベース)です。
前年度比92.1%となり、2020年度から6期連続のマイナスとなりました。
2026年度は2,803億円と、ほぼ横ばいに落ち着く見込みです。

年度市場規模前年度比
2024年度3,043億円98.3%
2025年度2,797億円92.1%
2026年度(予測)2,803億円100.2%
出典:矢野経済研究所(2025年4月23日発表)、矢野経済研究所(2026年5月8日発表)

2025年度に縮小幅が広がった主な原因は、脱毛サロン企業の大量店舗閉鎖です。
市場の6割超を占めるレディスの施術市場は1,688億円(前年度比88.2%)まで落ち込みました。
一方でメンズエステ市場は、2024年度を上回る伸びを示しています。

参考として、2024年度の分野別の内訳は次のとおりです。

分野(2024年度)市場規模前年度比
レディスの施術(痩身・脱毛・フェイシャル等)1,918億円97.4%
メンズエステ155億円100.6%
物販・その他970億円99.9%
出典:矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2025年)」

なお、セルフエステや理美容室のエステメニューは統計の対象外です。
これらを含めると、実際の「エステ需要」は統計の数字より大きいと考えられます。

株式会社矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2023年)」

画像引用(2023年調査時点のデータ):株式会社矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2023年)」

エステ業界の売上ランキング|大手エステサロン5社

エステ業界の売上ランキング

エステ業界の大手企業を、公表されている売上高の多い順に紹介します。
多くのエステ運営会社は非上場で、売上高を毎年公表しているわけではありません。
そのため下表は、各社が過去に公表した数値をもとにした参考ランキングです。

大手エステ5社の売上高ランキング(公表値ベース)

売上高の公表値で並べると、上位5社は次のとおりです。
2025年以降に経営状況が大きく変わった企業もあるため、右端の列もあわせて確認してください。

順位会社名(サロンブランド名)売上高(公表時点)直近の動向
1位株式会社ミュゼプラチナム(ミュゼプラチナム)394億4,728万円(2020年3月期)事業承継を経た運営会社MPHが2025年8月に破産。ブランドは別会社がFC等で展開
2位TBCグループ株式会社(エステティックTBC)309億5,100万円(2019年12月期)三越伊勢丹HDからソシエ・ワールドを買収し、ブランドを拡大
3位株式会社ミス・パリ・グループ(エステティック ミス・パリ)151億円(2022年度)エステティック専門学校の運営も手がける
4位株式会社不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)93億7,000万円(2020年3月期)老舗の総合エステブランド
5位株式会社ザ・フォウルビ(ジェイエステティック)70億円(参考値)脱毛・フェイシャル・痩身を展開

かつて売上トップだったミュゼプラチナムは、2025年8月に運営会社が破産しました。
東京商工リサーチによると、債権者は約123万人にのぼります。
売上規模が大きくても、経営が安泰とは限らないことを示す事例です。

大手でも安泰ではない?脱毛サロンの大型倒産が続いている

ここ数年は、脱毛サロンの大型倒産が相次いでいます。
代表的な事例は次のとおりです。

時期ブランド(運営会社)負債総額
2023年9月全身脱毛サロンC3(株式会社ビューティースリー)約80億円
2023年12月銀座カラー(株式会社エム・シーネットワークスジャパン)約58億5,700万円
2025年8月ミュゼプラチナム(MPH株式会社)約260億円
出典:東京商工リサーチほか各社報道

共通するのは、高額な前払いコースで売上を先に立てるビジネスモデルです。
新規契約が減ると資金繰りが一気に悪化し、施術を受けられない顧客が大量に生まれます。
こうした事件が、エステ業界全体のイメージ低下にもつながっています。

今後のエステ業界のトレンド・市場動向5つ

今後のエステ業界のトレンド・市場動向

次に、今後のエステ業界で押さえておきたいトレンドを紹介します。
本記事で取り上げるのは、以下の5つです。

  • 倒産は過去最多ペースで、前払い型から都度払い型へ
  • メンズエステ市場は成長が続く
  • HIFUの医行為化など、エステでできる施術の線引きが明確に
  • セルフエステ需要が拡大している
  • 集客は紙媒体からSNS・Webへ

エステ業界の今後① 倒産は過去最多ペース。前払い型から都度払い型へ

エステ業界の倒産は、ここ数年で過去最多を更新し続けています。
東京商工リサーチによると、上半期(1〜6月)の倒産は2024年・2025年ともに49件でした。
2026年1〜4月は35件と、同期間で過去最多のペースです。

東京商工リサーチ「『エステティック業』 倒産が7カ月連続で増加」

画像引用(コロナ禍当時のデータ):東京商工リサーチ「『エステティック業』 倒産が7カ月連続で増加」

この流れを受けて、業界では信頼回復の動きも出ています。
矢野経済研究所は、都度払いの導入や料金を明確に掲示するサロンが増えていると報告しました。
今後は「安心して払える料金体系」が、サロン選びの大きな基準になるでしょう。

エステ業界の今後② メンズエステ市場は成長が続く

市場全体が縮小する中、メンズエステ市場は伸び続けている数少ない分野です。
2024年度の市場規模は155億円で、2025年度はさらに伸び率が高まりました。
ヒゲ脱毛に加え、フェイシャルや痩身のメニューが成長を支えています。

男性向けメニューを扱うサロンは、地域によってはまだ多くありません。
競合が少ないうちに参入できれば、新しい顧客層を獲得するチャンスになります。
男性向けの脱毛機器については、メンズ用・ヒゲ用の業務用脱毛器の特徴とおすすめ機器で詳しく解説しています。

エステ業界の今後③ HIFUの医行為化など、エステでできる施術の線引きが明確に

エステで提供できる施術と、医療機関でしかできない施術の線引きも厳しくなっています。
2024年6月7日、厚生労働省はHIFU(高密度焦点式超音波)を用いた施術を医行為とする通知を出しました。
医師免許のない人が業として行うと、医師法違反になります。

HIFUを用いた施術は、医師法第17条の医行為に該当し、医師免許を有しない者が業として行えば医師法違反となる(要旨)。

厚生労働省医政局医事課長通知(令和6年6月7日)

今後エステサロンが機器を導入する際は、エステの範囲で使える機器かどうかの確認が欠かせません。
メニューの訴求でも、医療行為と誤解される表現は避ける必要があります。

エステ業界の今後④ セルフエステ需要が拡大している

お客様が自分で業務用機器を使う「セルフエステ」の需要も広がっています。
ジムに通う感覚で利用でき、月額制のサブスク型サービスも登場しました。
スタッフの施術が不要なため、人手不足に悩むサロンにとっても注目の業態です。

セルフエステの開業を検討する方は、セルフエステの開業費用と必要な資格や、セルフエステ対応の業務用脱毛器の選び方もあわせてご覧ください。

エステ業界の今後⑤ 集客は紙媒体からSNS・Webへ

エステの集客は、チラシやフリーペーパーからSNS・Web検索へと移っています。
特に若い女性は、InstagramやGoogleマップの口コミでサロンを選ぶ傾向があります。
SNS集客やMEO(Googleマップ対策)の重要性は、今後さらに高まるでしょう。

使える集客媒体の比較は、エステサロンにおすすめの集客サイト・アプリ10選で紹介しています。

エステ業界は厳しい?サロンが直面している3つの課題

市場の縮小や倒産の増加を見ると「今からのサロン経営は厳しいのでは」と感じる方も多いでしょう。
実際に、エステ業界は次の3つの課題を抱えています。

  • 集客ができない
  • 差別化が難しい
  • 人手が足りない

今後のエステ業界の課題① 集客ができない

サロンオーナー様が最も頭を悩ませるのが集客です。
内装や機器に投資して開業したものの、予約が埋まらず開業資金を回収できないケースは少なくありません。
個人サロンは広告費も限られるため、認知度アップが大きな壁になります。

SNS集客に挑戦したくても、運用ノウハウがなく続かないという声もよく聞きます。
具体的な集客のアイデアはエステサロンの集客方法とアイデア6選を参考にしてください。

今後のエステ業界の課題② 差別化が難しい

エステサロンは開業に特別な資格や免許が要らず、参入障壁が低い業界です。
そのため自宅サロンやマンションサロンが増え、似たようなメニューのサロンがあふれています。
明確なコンセプトがないと価格競争に巻き込まれ、利益が残りにくくなります。

選ばれるサロンの共通点は、行きたくなるエステサロンの特徴でまとめています。

今後のエステ業界の課題③ 人手が足りない

スタッフを雇って運営する場合、技術のあるエステティシャンの採用は大きな課題です。
優秀な人材は大手に移ったり、独立開業したりすることが多いためです。
結婚や出産で現場を離れる方も多く、定着率の低さにもつながっています。

手技に頼りすぎない施術メニューを用意しておくと、スタッフの技術差や人手不足の影響を抑えやすくなります。

エステ業界の将来性は?ニーズに特化したサロンには伸びしろがある

今後のエステ業界の将来性とは?

ここまで見てきたように、エステ業界にはマイナス材料が多くあります。
それでも、エステ業界の将来性が暗いとは言い切れません。
メンズエステやセルフエステなど、お客様の細かなニーズに応える分野は伸びているからです。

市場の縮小は、高額な前払いに頼る大型チェーンの撤退による影響が大きい点も見逃せません。
裏を返せば、料金が明確で一人ひとりに誠実に向き合う小規模サロンには、顧客を獲得する余地があります。
他店と同じメニューと集客方法を続けるか、時代に合わせて変えられるかが分かれ道です。

今後のエステ業界で生き残るための4つのコツ

厳しい今後のエステ業界で生き残るための3つのコツ

最後に、今後のエステ業界で生き残るための具体策を4つ紹介します。

  • 新たな顧客層にアプローチする
  • 料金体系を明確にして信頼を得る
  • 業務用エステ機器で施術の質をそろえる
  • 専門家のサポート・アドバイスを受ける

新たな顧客層にアプローチする

集客に課題がある場合は、メンズエステやキッズ脱毛・介護脱毛など新しい顧客層を狙うのが有効です。
扱うサロンがまだ少なく、地域によっては競合がほとんどいないケースもあります。
男性向け化粧品などの物販を組み合わせれば、客単価アップも期待できます。

料金体系を明確にして信頼を得る

大手の倒産が続いた今、お客様は高額な前払い契約に慎重になっています。
都度払いメニューや少回数のコースを用意し、料金をホームページや店頭で明示しましょう。
「途中でやめても損をしない」と伝わることが、新規客の来店ハードルを下げます。

期間1か月超・総額5万円超のコース契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。
クーリング・オフや中途解約のルールを守る必要があります。

業務用エステ機器で施術の質をそろえる

売上アップと人手不足対策を両立させたい方には、業務用エステ機器の導入がおすすめです。
機器を使えば施術の質がスタッフの技術に左右されにくく、新しいメニューも追加できます。
新規顧客の開拓や客単価アップにもつなげやすくなります。

機器を選ぶ際は、HIFUのようにエステでは使えない施術がある点にも注意が必要です。
導入コストが気になる場合は、分割払いやレンタルに対応した機器を選ぶと負担を抑えられます。
株式会社b-modelsでも、さまざまな支払い方法に対応した業務用エステ機器を取り扱っています。

機器の種類と選び方は業務用エステ機器の選び方と種類別おすすめ機器で、痩身メニューを強化したい方は業務用痩身機器・痩身マシンのおすすめ30選で詳しく紹介しています。

関連記事:【2024年最新】人気の業務用エステ機器おすすめ5選|サロン向けマシンの種類と選び方を解説

専門家のサポート・アドバイスを受ける

厳しい環境で生き残るには、サロン経営の実績がある専門家の力を借りるのも有効です。
プロの視点でメニュー・料金・集客を見直すことで、黒字化への道筋が見えやすくなります。

株式会社b-modelsは、全国200店舗以上のサロン経営コンサルティングを手がけてきました。
その実績を活かし、業務用エステ機器に開業・経営サポートをセットにして提供しています。
サポート内容は下記のページをご覧ください。

b-models経営・開業サポートはこちら

エステ業界の今後に関するよくある質問

Q. エステ業界の大手はどこですか?

公表されている売上高では、エステティックTBC・ミス・パリ・たかの友梨ビューティクリニックなどが大手に挙げられます。
かつて売上首位だったミュゼプラチナムは、2025年8月に運営会社が破産しました。

Q. これからエステサロンを開業しても大丈夫ですか?

市場全体は縮小していますが、ターゲットと料金体系を明確にすれば開業の余地はあります。
メンズ向けやセルフエステなど、伸びている分野に絞るのも一つの方法です。
開業資金や手順はエステサロン開業ガイドで解説しています。

Q. 個人エステサロンの売上はどのくらいですか?

売上は立地・メニュー・稼働日数によって大きく変わります。
目安や売上を伸ばす方法は個人エステサロンの平均売上とオーナーの年収で紹介しています。

まとめ:エステ業界の今後はニーズ特化と信頼づくりがカギ

この記事のポイントをまとめます。

  • 2025年度の市場規模は2,797億円で、6期連続の縮小
  • 売上上位の大手でも、ミュゼプラチナムの運営会社が2025年に破産
  • メンズエステ・セルフエステは成長分野
  • HIFUの医行為化など、エステで扱える施術の確認が必須に
  • 生き残りのカギは、新しい顧客層・明確な料金・業務用機器・専門家のサポート

業務用エステ機器選びや、エステサロンの開業・経営について相談したい方は、株式会社b-modelsにお任せください。
機器の販売に加え、資金調達やメニュー作り、集客代行までワンストップでサポートしています。
まずは資料請求・デモ体験からお気軽にお問い合わせください。

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