エステサロンの人気メニューとは?定番・トレンドと売れるメニュー作りの7つのコツ
カテゴリー:エステ集客

「メニューを増やしても予約が増えない」
「どの施術を看板メニューにすればよいのかわからない」
エステサロンのメニュー作りで、多くのオーナー様が抱える悩みです。
結論から言うと、売れるエステメニューは「定番メニューを軸にする」「トレンドはオプションで試す」「価格と契約の形を設計する」の3点で作れます。
人気の施術を並べるだけでは、競合サロンとの違いが伝わりません。
ターゲットと価格の設計まで決めて、はじめて選ばれるメニューになります。
本記事では、痩身・フェイシャル・脱毛の定番メニューと、2026年時点のトレンドを整理します。
あわせて売れるメニュー作りの7つのコツと、特定商取引法など守るべき注意点も解説します。
すぐに実践したい方は「売れるメニュー作りの7つのコツ」からお読みください。
エステサロンで人気の定番メニュー一覧

エステサロンの人気メニューは、大きく次の3ジャンルに分かれます。
いずれも流行に左右されにくく、サロンの売上の土台になるメニューです。
- 痩身エステ(ボディの引き締め・むくみケア)
- フェイシャルエステ(毛穴ケア・エイジングケア・リフトアップ)
- 脱毛エステ(全身・VIO・顔などの減毛ケア)
まずは自分のサロンがどのジャンルを軸にするかを決めましょう。
軸が決まると、トレンドやオプションの選び方もぶれにくくなります。
痩身エステ
痩身エステは、ボディラインやむくみの悩みにアプローチするメニューです。
定番の施術には次のようなものがあります。
- キャビテーション
- EMS
- ラジオ波
- 脂肪冷却
- ハイフ(HIFU)
- もみほぐし
- 電磁パルス
痩身エステは、手技によるハンドエステと、業務用エステ機器を使う施術の2つに分かれます。
機器を使う施術は、温めや振動でめぐりを整えるタイプと、筋肉に刺激を与えるタイプに大別できます。
手技と機器を組み合わせると、施術の満足度と単価を両立しやすくなります。
関連記事:業務用痩身機器・痩身マシンのオススメ30選!サロンにあった痩身マシンが見つかる
フェイシャルエステ
フェイシャルエステは、毛穴・ハリ・くすみなど顔の悩みに応えるメニューです。
主な定番の施術は以下の通りです。
- 毛穴クレンジング
- ラジオ波
- EMS
- エレクトロポレーション
- イオン導入
- ハイドラフェイシャル
- 超音波
- 毛穴吸引
- 毛穴洗浄
- ハイフ(HIFU)
エイジングケアや、すっきりとした印象のフェイスラインを目指すメニューとして選ばれることが多いです。
ラジオ波やEMSのように、痩身エステと共通の機器を使える施術もあります。
1台の機器で複数のメニューを組めるため、導入コストに対する収益性を高めやすいジャンルです。
関連記事:業務用フェイシャル機器・フェイシャルマシンのオススメ41選!
脱毛エステ
脱毛エステでは、部位別のメニューに加えてターゲット別のメニューを用意するサロンが増えています。
定番のメニューは次の4つです。
- VIO脱毛
- 全身脱毛
- 顔脱毛
- 両ワキ脱毛
メンズ脱毛やキッズ脱毛、介護に備えたVIO脱毛など、対象を広げたメニューも定着しつつあります。
THR脱毛やハイパースキン脱毛、E-LIGHT脱毛など、脱毛方式を打ち出したメニューも人気です。
なお、エステサロンで行えるのは減毛・抑毛を目的とした施術で、医療脱毛とは異なります。
関連記事:業務用脱毛機器・脱毛マシンのオススメ30選!サロンにあった脱毛マシンが見つかる
2026年のトレンドからみる人気のエステメニュー

エステ業界全体の市場は縮小が続いており、メニューの選び方がこれまで以上に売上を左右します。
矢野経済研究所の調査では、2025年度の市場規模は6期連続のマイナスとなる見込みです。
その中でも、近年は次の5つのキーワードに注目が集まっています。
- メンズエステ
- セルフエステ(『チョコザップ』など)
- リフレクソロジー
- 都度払いメニュー
- フェムテック
2025年度のエステティックサロン市場規模は前年度比92.1%の2,797億円の見込みである。
矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2026年)」
メンズエステ
男性をターゲットとする「メンズエステ」は、市場全体が縮小する中でも伸びている分野です。
同調査でも、男性の美容意識の高まりを背景にメンズエステ市場は拡大したと報告されています。
競合がまだ少ない地域も多く、ヒゲ脱毛やフェイシャルを入口にした新規客の獲得が狙えます。
セルフエステ(『チョコザップ』など)
『チョコザップ』は、RIZAPグループが展開する「コンビニジム」です。
月額料金でセルフエステやセルフ脱毛を利用できる点が、エステ業界にも影響を与えています。
近くにセルフエステ店がある場合は、プロの施術ならではの付加価値をメニューで示すことが欠かせません。
カウンセリングや手技を組み合わせ、セルフでは得られない体験を打ち出しましょう。
セルフエステの業態そのものに関心がある方は、セルフエステの開業費用と失敗しないコツもあわせてご覧ください。
リフレクソロジー
「リフレクソロジー」は、足裏などにある「反射区」を刺激する施術です。
足ツボマッサージに近いイメージで、リラクゼーションや疲れのケアを目的に選ばれています。
機器を使わずに始められるため、既存メニューのオプションとして追加しやすい点も魅力です。
都度払いメニュー
脱毛サロンの倒産や返金トラブルが報道されて以来、施術ごとに支払う「都度払い」の人気が高まっています。
矢野経済研究所の調査でも、料金を明示した都度払いメニューを用意するサロンが増えていると報告されています。
高額なコース契約は売れにくくなりますが、お客様の不安を減らせるため新規集客には有利です。
都度払いで来店のハードルを下げ、満足度が高まった段階でコースを提案する流れが効果的です。
フェムテック
「フェムテック」は、「フィメール(Female)」と「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた言葉です。
女性特有の悩みを、テクノロジーで解決しようとする考え方を指します。
エステでは、デリケートゾーンケアや、ホルモンバランスの変化に寄り添うリラクゼーションメニューなどが例です。
40代以降の女性をターゲットにするサロンでは、差別化の切り口になります。
エステサロンの売れるメニュー作りの7つのコツ

売れるメニューを作るには、施術の種類よりも「誰に、何を、いくらで」届けるかが重要です。
ここでは売れるメニュー作りのコツとして、以下の7つを紹介します。
- ターゲットに合わせたメニューを用意する
- 競合のエステサロンと差別化する
- お客様の声を反映させる
- 体験メニュー・期間限定メニューを作る
- コースメニュー・回数券を取り入れる
- オプション・追加メニューを用意する
- 最新トレンドを実験的に導入してみる
上から順に取り組むと、メニュー全体の軸がぶれにくくなります。
一つひとつ詳しく解説していきます。
1. ターゲットに合わせたメニューを用意する
メニュー作りは、ターゲットを決めるところから始めます。
あらゆる年代や悩みに対応しようとすると、誰にも刺さらないメニューになりがちです。
ターゲットは、次の3点を言語化すると具体的になります。
- 年代・性別・ライフスタイル(例:30代の子育て中の女性)
- 一番の悩み(例:産後の体型の変化が気になる)
- 来店できる時間と予算(例:平日昼の60分、1回1万円前後)
ここまで決まると、施術内容・時間・価格の組み合わせが自然に絞り込めます。
2. 競合のエステサロンと差別化する
ターゲットが決まったら、近隣の競合サロンを調査します。
競合がどのメニューをいくらで提供しているかを把握し、内容か価格で違いを出しましょう。
差別化では、サロン独自の強みをメニューに反映させるのがポイントです。
「どの悩みを解決し、どんな状態を目指せるのか」をメニュー説明に加えましょう。
お客様が施術を受けるメリットを感じやすくなります。
選ばれるサロンに共通する特徴は、行きたくなるエステサロンの特徴でも詳しく紹介しています。
3. お客様の声を反映させる
売れるメニューの大きなヒントになるのが、お客様の声です。
アンケートや口コミで要望が多いサービスを形にすると、本当に求められるメニューになります。
開業直後で口コミが少ない場合は、コンセプトが近いサロンの口コミを参考にしましょう。
予約サイトの口コミで「よかった点」と「不満点」を書き出すと、自店のメニューに足りない要素が見えてきます。
4. 体験メニュー・期間限定メニューを作る
メニュー数が多いと、お客様はどれを選べばよいか迷い、予約せずに離脱しがちです。
そこで「初回体験」や「期間限定」のメニューで、まず試してほしい施術を絞って提案しましょう。
初回体験メニューは、看板メニューを短時間・お試し価格で受けられる内容にするのが基本です。
季節限定や1日の人数を限定したメニューは、特別感を演出できます。
ただし、実際の価格と比べて著しく有利に見せる表示は景品表示法の有利誤認にあたるおそれがあります。
通常価格の実績がない「通常◯円」の表示は避けましょう。
5. コースメニュー・回数券を取り入れる
客単価を上げたい場合は、単品メニューを組み合わせたコースメニューが効果的です。
人気メニューにオプションや物販を組み合わせ、単品よりお得に受けられることを伝えましょう。
5回や10回分の料金を前払いする回数券も、客単価と通院の継続につながります。
一方で高額な契約は、お客様の抵抗感も強まります。
無理な売り込みはせず、体験後の満足度が高いお客様に提案するのが基本です。
なお、期間が1か月を超え、金額が5万円を超えるコースは特定商取引法の規制対象です。
詳しくは後述の「注意点」で解説します。
客単価とリピート率を同時に伸ばす方法は、エステサロンの売上アップ方法10選にまとめています。
6. オプション・追加メニューを用意する
定番メニューにオプションを用意すると、満足度を高めながら単価アップが見込めます。
同じコースに通い続けるお客様は、施術がマンネリ化してリピートをやめてしまうこともあります。
オプションの例としては、次のようなものがあります。
- ヘッドスパやハンドケアなど、10分〜15分で追加できる手技
- よもぎ蒸しなど、施術前後に組み合わせられる温活メニュー
- パックや導入美容液など、フェイシャルの仕上げを強化するケア
1,000円〜3,000円程度の追加しやすい価格にすると、選ばれやすくなります。
温活メニューの取り入れ方は、業務用よもぎ蒸しの導入メリットとメニューへの取り入れ方で解説しています。
7. 最新トレンドを実験的に導入してみる
トレンドの施術は、いきなり看板メニューにせず、低価格のオプションで試してみましょう。
エステ業界の流行は移り変わりが早く、導入してもすぐに廃れる可能性があるためです。
あくまでも定番メニューや自店の強みを軸に、サブメニューとして流行を取り入れるのがおすすめです。
3か月ほど予約数やリピート率を記録し、人気が続くようであれば本メニュー化を検討しましょう。
売れるエステメニューを決める際の注意点

最後に、エステメニューを考案する際に押さえておきたい注意点を4つ紹介します。
- 内容が伝わり、誇大にならないメニュー名にする
- 適正な価格設定を行う
- 特定商取引法のルールを守る
- 流行り廃りに振り回されない
特に法令に関わる注意点は、知らずに違反するとサロンの信用を大きく損ないます。
一つずつ順番に確認していきましょう。
内容が伝わり、誇大にならないメニュー名にする
メニュー名は、エステが初めての方にも内容が伝わるネーミングを心がけましょう。
たとえば「痩身エステ60分」では、どんな施術を受けられるのかが伝わりにくいです。
反対に「次世代EMS電磁パルス痩身でインナーマッスル強化」のように専門用語を並べるのも逆効果です。
「寝たまま30分のボディケア 電磁パルス体験コース」のように、施術の手軽さと内容が伝わる名前が理想です。
また、「必ず痩せる」「脂肪が溶ける」「永久脱毛」など、効果を断定する表現は使えません。
医薬品医療機器等法(薬機法)や景品表示法に抵触するおそれがあるためです。
「引き締めをサポート」「肌をなめらかに整える」など、事実の範囲で魅力を伝えましょう。
適正な価格設定を行う
エステメニューの料金は、安さにこだわりすぎず、適正な価格に設定しましょう。
開業直後や売上が伸び悩むサロンほど、競合より安くして集客しようとしがちです。
しかし価格競争に巻き込まれると、サービスの質が下がり口コミ評価も悪化しやすくなります。
低価格路線では資本力のある大手サロンに勝つのは困難です。
個人サロンや小規模サロンこそ、高品質なメニューを適正な価格で販売することが大切です。
価格は「材料費・人件費・家賃などの原価」と「競合の相場」の両方から決めると、根拠のある設定になります。
特定商取引法のルールを守る
期間が1か月を超え、金額が5万円を超えるエステの契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。
コースや回数券を販売する場合は、次のルールを必ず守りましょう。
- 法律で定められた概要書面・契約書面をお客様に渡す
- 書面の受け取りから8日以内は、クーリング・オフに応じる
- 8日を過ぎても、契約期間中であれば中途解約に応じる
- 中途解約の違約金は、法律で定められた上限額を超えて請求しない
中途解約時にお客様へ請求できる額には、次の上限があります。
(エステティックの中途解約における損害賠償等の上限)提供開始前は2万円。提供開始後は、提供された役務の対価に加え、2万円又は契約残額の10%に相当する額のいずれか低い額。
消費者庁「特定商取引法ガイド 特定継続的役務提供」
施術前の説明や同意の取り方も、トラブル防止に欠かせません。
書面の準備は、エステの同意書・免責同意書の作成方法を参考にしてください。
流行り廃りに振り回されない
トレンドの施術を取り入れても、集客につながるとは限りません。
ブームがすぐに去り、導入した機器や商材が使われなくなることもあります。
一方で、ブームが去った後も提供し続けたメニューが、サロンの看板として定着することもあります。
流行よりも「自分のサロンに合っているか」「お客様に求められているか」を基準にメニューを決めましょう。
エステサロンのメニュー作りに関するよくある質問
Q. エステサロンのメニュー数は、いくつくらいが適切ですか?
A. 個人サロンでは、看板メニューを1〜3つに絞り、そこにオプションを加える構成がおすすめです。
メニュー数が多すぎると、お客様が選びきれずに離脱しやすくなります。
まずは少数で始め、お客様の反応を見ながら追加していきましょう。
Q. 初回体験メニューの価格はどう決めればよいですか?
A. 看板メニューを短時間で体験できる内容にし、2回目以降の価格との差を明確にします。
体験価格が安すぎると、2回目の料金に抵抗を感じて再来につながりにくくなります。
原価を割らない範囲で、本メニューへ移行しやすい価格に設定しましょう。
Q. コースや回数券は何回分で作るのがよいですか?
A. 施術の目安となる通院回数に合わせ、5回・10回など区切りのよい回数で作るのが一般的です。
期間1か月超・総額5万円超になる場合は、特定商取引法の書面交付やクーリング・オフへの対応が必要です。
契約前に、回数・有効期限・解約時の精算方法を書面で説明しましょう。
まとめ
本記事では、エステサロンの人気メニューと2026年のトレンド、売れるメニュー作りのコツを紹介しました。
要点は次の3つです。
- 痩身・フェイシャル・脱毛の定番メニューから、サロンの軸を1つ決める
- メンズエステや都度払いなどのトレンドは、オプションや体験メニューで試す
- ターゲット・価格・契約の形を設計し、特定商取引法や広告表現のルールを守る
定番メニューを軸に、お客様の声と競合調査をもとに改善を続けることが、選ばれるサロンへの近道です。
考案したメニューの見せ方は、メニュー表・料金表の作り方の記事をテンプレートとあわせて参考にしてください。
関連記事:エステサロン向けメニュー表・料金表の作り方!無料テンプレートも紹介
なお、エステサロンのメニュー作りを含めたサロン開業・経営について相談したいオーナー様は、私たち株式会社b-modelsにご相談ください。
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