
「脂肪溶解のメニューを作りたいけれど、エステで何ができるのか分からない」
「どの機械を選べば、お客様に満足してもらえるのか知りたい」
痩身メニューの強化を考えるサロンオーナー様から、こうしたご相談をよくいただきます。
結論から言うと、エステサロンで「脂肪を溶かす」施術はできません。
脂肪溶解は本来、医療機関で行う注射治療を指す言葉だからです。
エステでできるのは、キャビテーションやラジオ波などの機器で、脂肪が気になる部位のケアをサポートすることです。
本記事では、業務用エステ機器メーカーの株式会社b-modelsが、エステで扱える機器の種類と選び方を解説します。
メニュー名や広告で注意したい表現、HIFUの規制といった法令面のポイントもまとめました。
脂肪溶解系のメニューを安全に導入したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
脂肪溶解エステとは?エステサロンでできる範囲

脂肪溶解エステとは、業務用エステ機器を使って、脂肪が気になる部位をケアする痩身メニューの通称です。
ただし、エステと医療では行える施術の範囲がはっきり分かれています。
まずは次の3点を押さえておきましょう。
- 脂肪溶解注射は医療機関だけが行える治療
- エステは機器で脂肪が気になる部位のケアをサポートするまで
- HIFUはエステサロンでは施術できない
脂肪溶解注射は医療機関だけが行える治療
「脂肪溶解」は、医療機関で行う脂肪溶解注射に由来する言葉です。
薬剤を皮下脂肪に注入する治療のため、医師でなければ行えません。
エステサロンで同じ治療を提供することは、医師法上できない点に注意が必要です。
エステは機器で脂肪が気になる部位のケアをサポートするまで
エステサロンで提供できるのは、肌の上から機器を当てるボディケアです。
超音波・ラジオ波・電気刺激などを使い、引き締めやめぐりのケアをサポートします。
「脂肪細胞を壊す」「脂肪が溶ける」といった身体の変化を約束するものではありません。
そのため本記事では「脂肪溶解メニュー」を、脂肪が気になる方向けの痩身ケアメニューという意味で使います。
お客様への説明やメニュー名も、この前提に沿って考えることが大切です。
HIFUはエステサロンでは施術できない
HIFU(高密度焦点式超音波)は、2024年6月から医師以外が施術できないと明確になりました。
厚生労働省が、HIFUを業として行うのは医師であるとの見解を通知したためです。
医療用かどうかを問わず、エステサロンでHIFUを使った痩身メニューは提供できません。
背景には、エステでのHIFU施術による熱傷や神経損傷の相談があります。
国民生活センターは2017年の時点で、HIFUによる「脂肪細胞溶解」をうたう施術のトラブルを公表していました。
日本エステティック協会も、2023年4月に施術の即時中止を会員に求めています。
医師以外の者による、HIFUの照射等の施術で皮下組織への熱作用を生じさせる行為は受けないでください。
国民生活センター「エステサロン等でのHIFU機器による施術でトラブル発生!」
参考:厚生労働省医政局医事課長通知「高密度焦点式超音波を用いた施術について」(令和6年6月7日)
参考:日本エステティック協会「高密度焦点式超音波(HIFU)による施術の即時中止のお願い」
脂肪溶解エステに使われる機器は3タイプ

脂肪溶解系のメニューに使われる業務用エステ機器は、アプローチ先によって3タイプに分けられます。
- 脂肪にアプローチする機器(キャビテーション・脂肪冷却)
- 筋肉にアプローチする機器(EMS・電磁パルス)
- 温めとめぐりをサポートする機器(ラジオ波・バキューム吸引)
1種類だけで組むより、複数を組み合わせたコースにするサロンが多く見られます。
それぞれの仕組みと注意点を順に見ていきましょう。
各機器の仕組みをさらに詳しく知りたい方は、業務用痩身機器7種類の仕組みと選び方もあわせてご覧ください。
脂肪にアプローチする機器
脂肪にアプローチする機器の代表は、キャビテーションと脂肪冷却の2つです。
- キャビテーション:超音波の振動を脂肪が気になる部位に当てるケア
- 脂肪冷却:皮膚を吸引しながら部分的に冷やすケア
キャビテーションは、脂肪溶解エステの定番として多くのサロンで導入されています。
一方で、施術後にあざや内出血が出るケースもあるため、事前の説明が欠かせません。
注意点はキャビテーションの副作用とあざ・内出血の対処法で詳しく解説しています。
脂肪冷却は、医療機関で使われる機器とエステ向けの機器で、目的や出力が異なります。
エステ向け機器では、医療機器と同じ結果をうたうことはできません。
違いは脂肪冷却マシンの仕組みとエステ用・医療用の違いを参考にしてください。
筋肉にアプローチする機器
筋肉にアプローチする機器には、EMSと電磁パルスがあります。
- EMS:肌に貼ったパッドから電気刺激を流し、筋肉を動かす機器
- 電磁パルス:電磁気のエネルギーで、服の上から深い筋肉を収縮させる機器
どちらも寝たまま筋肉を動かせるため、運動が苦手なお客様にも提案しやすいケアです。
電磁パルスはパッドが不要で、着衣のまま施術できる点も特徴といえます。
たとえば当社の電磁パルス機器「TESLA SHAPE」は、30分で約30,000回の筋収縮運動を行う設計です。
なお、ペースメーカーを使用している方など、施術できないお客様がいる点には注意が必要です。
詳しくは電磁パルス痩身とEMSの違い・施術できない人をご確認ください。
温めとめぐりをサポートする機器
温めとめぐりのケアには、ラジオ波とバキューム吸引がよく使われます。
- ラジオ波:高周波で身体の内側から温め、めぐりをサポートする機器
- バキューム吸引:肌を吸引しながら、硬くなった部位をほぐす機器
痩身サロンでよく聞く「ハイパーナイフ」「インディバ」「サーモシェイプ」は、ラジオ波を使った機器の名称です。
ラジオ波とバキュームは、キャビテーションと組み合わせたコースで提供されるケースが多くあります。
組み合わせ方はラジオ波とキャビテーションの違いと施術の順番で解説しています。
脂肪溶解メニュー向けエステ機器の選び方7つ

脂肪溶解メニュー向けの機器は、次の7つの観点で比べると失敗を防げます。
- 安全性と操作性
- 製品保証・メンテナンス体制
- 1台で提供できるメニューの幅
- 本体価格と消耗品などのランニングコスト
- 対応する支払い方法
- 第三者の口コミ・評価
- 導入後のアフターフォロー
中でも安全性と保証は、お客様の信頼とサロン経営の両方に直結します。
価格だけで決めず、上から順に確認していきましょう。
痩身機器全体の比較は業務用痩身機器・痩身マシンのおすすめ30選でもまとめています。
選び方① 安全性と操作性
スタッフに施術を任せるなら、安全機能と操作のしやすさを最優先で確認しましょう。
操作が複雑な機器は、施術時間が延びたり研修の負担が増えたりします。
設定ミスによるトラブルのリスクも高まるため、タッチパネルなど直感的に扱える機器がおすすめです。
また、HIFUのように法令でエステでの施術が認められない機能がないかも確認が必要です。
導入前にデモ機で実際に操作し、出力の調整方法や安全装置を確かめておくと安心です。
選び方② 製品保証・メンテナンス体制
業務用エステ機器は高額なため、保証期間と故障時の対応を必ず比べておきましょう。
一般的な保証は1年が目安ですが、3〜5年の長期保証を設けるメーカーもあります。
代替機の手配や国内での修理に対応していれば、故障時も営業への影響を抑えられます。
選び方③ 1台で提供できるメニューの幅
痩身だけでなく、フェイシャルなどにも使える複合機を選ぶと設備投資を抑えられます。
機器を何台もそろえる必要がなく、施術スペースも節約できます。
お客様の悩みに合わせてコースを組み替えやすい点もメリットです。
選び方④ 本体価格と消耗品などのランニングコスト
業務用エステ機器の本体価格は、1台あたり約100万円〜300万円が相場です。
機能が多い機器ほど高額になる傾向があります。
本体価格に加えて、ジェルやパッドなどの消耗品代も含めて費用対効果を計算しましょう。
目安として、月々の支払いを1回あたりの施術単価で割ると、必要な施術回数が分かります。
たとえば月額3万円で単価6,000円なら、月5回の施術で機器代をまかなえる計算です。
選び方⑤ 対応する支払い方法
現金一括のほか、クレジット・ローン・レンタルに対応するメーカーを選ぶと導入しやすくなります。
初期費用を抑えられれば、開業直後で資金に余裕がないサロンでも最新機器を使えます。
レンタルは解約条件や総支払額も確認しておきましょう。
キャビテーション機器のレンタル事情は業務用キャビテーション機器はレンタルできる?で解説しています。
なお、当社の業務用痩身機器「スリムショックⅡ」は、現金・クレジット・ローン・レンタルプランに対応しています。
選び方⑥ 第三者の口コミ・評価
導入前には、ほかのサロンオーナーや施術を受けたお客様の口コミを確認しておきましょう。
メーカーのサイトだけでなく、ホットペッパービューティーやGoogleマップの口コミも参考になります。
痛みの感じ方や施術時間など、お客様目線の声はメニュー作りにも役立ちます。
選び方⑦ 導入後のアフターフォロー
機器を導入しても、集客できなければメニューは売れません。
そのため、導入後の集客や経営まで支援してくれるメーカーを選ぶことも大切です。
研修・販促物の提供・SNS運用のノウハウなど、支援の中身を具体的に確認しましょう。
当社の「スリムショックⅡ」も、LPの提供やSNS活用ノウハウなどの開業・経営支援を受けられます。
脂肪溶解メニューの名前や広告で注意したい表現
脂肪溶解メニューを宣伝するときは、効果を断定する表現を避けることが重要です。
根拠のない効果表示は、景品表示法の優良誤認表示にあたるおそれがあります。
消費者庁は、効果をうたう広告に合理的な根拠の提出を求めることができます。
メニュー名やチラシ・SNSの投稿では、次のような言い換えを意識しましょう。
- 「脂肪を溶かす」→「脂肪が気になる部位のケア」
- 「脂肪細胞を破壊」→「ボディラインを整えるサポート」
- 「必ず痩せる」「〇kg減」→「引き締めをサポート」
- 「リバウンドしない」→ 使用しない
「脂肪溶解」という言葉そのものも、医療と誤解されやすい表現です。
メニュー名には「キャビテーション痩身」「ボディ引き締めコース」など、施術内容が分かる名前をおすすめします。
施術の前には、体質や体調によって感じ方に差があることも説明しておきましょう。
脂肪溶解メニューにおすすめのエステ機器「スリムショックⅡ」

「スリムショックⅡ」は、株式会社b-modelsが手がける業務用痩身機器です。
キャビテーションやラジオ波など、脂肪溶解系のメニューに使われる機能を1台に搭載しています。
1台7役の機能のうち、主なものは次のとおりです。
- キャビテーション+ラジオ波
- マルチポーララジオ波
- バキューム吸引
- バキュームEMS
- フェイシャルラジオ波
- 筋膜リフト・エレクトロポレーション
本体価格は180万円で、ボディとフェイシャルの両方に対応できます。
支払いは現金・クレジット・ローン・レンタルプランから選べます。
初期費用0円・月額2万円から導入できるプランもあるため、コストを抑えたいオーナー様にも適しています。
b-modelsは、全国200店舗以上のサロン経営コンサルティングを手がけてきました。
その経験をもとに、導入後の集客や経営もサポートしています。
スペックや口コミはスリムショックとは?人気の業務用痩身機器の口コミや価格・おすすめの人を紹介!でまとめています。
脂肪溶解エステに関するよくある質問
エステで「脂肪溶解」というメニュー名は使えますか?
おすすめしません。
脂肪溶解は医療の注射治療に由来する言葉で、お客様が医療と同じ結果を期待するおそれがあるためです。
「キャビテーション痩身」など、施術内容が分かるメニュー名にしましょう。
エステでHIFUを使った痩身はできますか?
できません。
2024年6月の厚生労働省の通知で、HIFUの施術は医師が行うものと示されました。
医師以外が業として行うと、医師法違反となる可能性があります。
脂肪溶解メニューにはどの機器から導入すべきですか?
初めて導入するなら、キャビテーションとラジオ波を1台で使える複合機が選びやすいでしょう。
多くの痩身サロンで定番のメニューで、コースも組みやすいためです。
筋肉へのケアも加えたい場合は、EMSや電磁パルスとの組み合わせを検討してください。
まとめ
脂肪溶解は本来、医療機関で行う注射治療の言葉です。
エステサロンでは、機器で脂肪が気になる部位のケアをサポートするメニューとして提供します。
HIFUは2024年6月以降、エステでは施術できない点にも注意しましょう。
- 使われる機器は、脂肪・筋肉・温めとめぐりにアプローチする3タイプ
- 選ぶときは、安全性と保証を最優先に7つの観点で比べる
- メニュー名や広告では、効果を断定する表現を避ける
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