
① サロンの目的とメニューから機器を絞り込む考え方
自店で提供したい施術から、機器の候補を絞り込む考え方です。
② 種類別の得意分野と候補機器の見方
痩身・フェイシャル・脱毛など、機器の種類により得意分野があります。
③ 価格・サポート・保証を総額で比較する軸
本体価格だけでなく、導入後の運用まで含めた比較が重要です。
業務用エステ機器の選び方で迷ったら、まず価格や機器の知名度だけではなく、どのメニューを作りたいかを決めることが大切です。痩身、フェイシャル、脱毛など、機器ごとに得意な領域や必要な運用が異なります。
自店の客層やスタッフ体制に合わない機器を選ぶと、導入後にスタッフが使いこなせず、投資に見合った稼働につながりにくくなります。この記事では、種類別の特徴、操作性、導入後サポート、投資回収、保証・修理体制まで、失敗しにくい比較軸を解説しています。
業務用エステ機器の選び方は目的とメニューから始める
業務用エステ機器は、機能が多いものや価格が高いものを選べばよいわけではありません。まず、どのような顧客に、どのメニューを、どのようなサロンで提供したいのかを明確にすることが出発点です。
機器を買うことではなく、メニューを実現してサロンの売上につなげることが導入の目的です。目的が決まれば、必要な方式や機能、メーカーに求める支援も見えやすくなります。
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Step1.提供したいメニューを決める
痩身、フェイシャル、脱毛、ボディケアなど、主力にしたい施術を具体化しましょう。
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Step2.必要な機能と運用を整理する
施術時間、スタッフ数、操作の難しさ、必要な消耗品や設置条件を確認しましょう。
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Step3.導入後の費用と支援を比較する
本体価格だけでなく、広告費・運転資金・教育・修理まで含めて判断しましょう。
目的に合わない機器は、高機能でも十分に活用できない
フェイシャルを中心にしたいのに、ボディメニュー向けの機器を選ぶなど、目的と機器のずれは避ける必要があります。複数の機能があっても、自店のメニューで使わなければ投資を活かせません。
「何となく人気がありそう」「営業担当に勧められた」といった理由だけで決めず、提供したいメニューを先に伝えましょう。目的を聞いたうえで、複数の候補や不要な機能まで説明してくれる会社は、比較の相談先にしやすいといえます。

業務用エステ機器の種類別特徴とおすすめ候補
業務用エステ機器は、目的別に得意な領域が異なります。種類を先に決めるのではなく、客層、既存メニュー、スタッフの技術、設置スペースを確認し、自店に合うカテゴリから候補を絞り込みましょう。
痩身・ボディケア系は主力メニューとの相性を見る
痩身・ボディケア系は、施術内容だけでなく、継続提案や回数設計まで考えて選ぶことが重要です。単発メニューとして使うのか、複数回の来店を想定するのかで、必要な操作性や施術時間が変わります。
候補例としては、全身の引き締めや脂肪へのアプローチを目的とした業務用痩身複合機などが挙げられます。ただし、個別の機能や適応部位は製品資料やメーカーへの確認が必要で、名称やカテゴリだけで自店に合うと判断しないようにしましょう。
フェイシャル・肌管理系は施術フローと説明のしやすさを見る
フェイシャル系は、カウンセリングから施術後の案内までを一つの流れとして設計できるかを確認することが大切です。お客様への説明が難しい機器は、説明の要点が施術者ごとに変わり、同じ効果を期待したお客様に誤解を与えかねません。
フェイシャル系の機器には、超音波や高周波(ラジオ波)などいくつかの方式があり、同じ肌悩みへのアプローチを目的としていても仕組みや使用感が異なります。ラジオ波などの方式を含む機器を検討するときは、方式の特徴だけでなく、施術時間、使用方法、禁忌事項(施術を避けるべき体調や部位の条件)の説明資料、研修内容まで確認しましょう。
脱毛系は方式だけではなく運用・保守体制を見る
脱毛系は、機器の方式と同じくらい、照射業務の教育・予約回転・故障時対応が選定のポイントです。スタッフが安全に扱えるか、忙しい時間帯でも運用できるかを事前に確認しておきましょう。
業務用脱毛機の候補を検討する際は、機器の方式だけでなく、照射時の安全管理や教育体制が整っているかを確認することが大切です。導入前には、出力や照射条件を自己判断せず、メーカーの仕様書、研修、使用上の注意を確認することが求められます。
複合機は「使う機能」と「使わない機能」を分けて考える
複合機は複数メニューを作りやすい一方、使う機能が一部にとどまると1メニューあたりのコストが割高になりやすくなります。これは搭載機能に対して支払う本体価格や保守費用が、実際の使用頻度に見合わなくなるためです。
機能数の多さで選ぶのではなく、半年後・1年後に自店で運用しているメニューを具体的に想像しながら比較しましょう。契約前に、使う機能と使わない機能を書き出して整理しておくと判断しやすくなります。
| 種類 | 主な目的 | 確認したい点 | 候補を選ぶ視点 |
|---|---|---|---|
| 痩身・ボディケア | ボディメニューの拡充 | 施術時間・回数設計・操作性 | 全身複合アプローチの範囲と継続提案のしやすさ |
| フェイシャル・肌管理 | 顔周りの施術提案 | 説明資料・施術フロー・研修 | 方式(超音波・高周波など)と対応する肌悩みの一致度 |
| 脱毛 | 脱毛メニューの提供 | 照射条件・教育・保守体制 | 照射方式の安全対策と保守・サポート体制 |
| 複合機 | 複数メニューの運用 | 使う機能・設置条件・総額 | 搭載機能と自店メニューの一致度 |
※比較表は横にスクロールできます。
種類別のおすすめ業務用エステ機器5選
ここでは、痩身・フェイシャル・脱毛・複合機のカテゴリごとに、実際に流通している機器の例を紹介します。あくまで比較の出発点としてご覧いただき、搭載機能・適応部位・価格などの詳細は、必ず各製品ページやメーカーへの資料請求・問い合わせで最新情報をご確認ください。
| 機器名 | 種類 | 搭載機能(メーカー公表) | こんなサロン向け |
|---|---|---|---|
| SLIMSHOCK zero | 複合機(Face&Body) | ボディ:吸引・RF(ラジオ波)・キャビテーション・ローラー フェイス:プラズマ・プラズマアイ・RF・EMS |
顔・身体の両方でメニューを組みたいサロン。搭載機能が多い分、自店で実際に使う機能を先に絞ってから検討したい機種です。 |
| SLIMSHOCK2 | 痩身・フェイシャル複合機 | キャビテーション+RF、マルチポーラRF、バキューム吸引、バキュームEMS、フェイシャルRF、筋膜リフト/エレクトロポレーション、ハイフォーカス | 脂肪・むくみ対策を軸に、リフトアップまで含めた痩身メニューを展開したいサロン向けの候補です。 |
| IDEALIGHT | 脱毛・フェイシャル複合機 | IPL/SHR/E-Lightの3方式、フォトフェイシャルモード、バストアップモード | 脱毛メニューを主軸にしつつ、フェイシャルやバストアップまで展開したいサロン向け。照射条件や安全教育は導入前に必ず確認しましょう。 |
| RAFOSWING | フェイシャル専用機 | 手に装着するフリーハンド型高周波(ラジオ波) | 既存の手技(トリートメント)と組み合わせて使いたい、フェイシャル専業サロン向けの候補です。 |
| TESLASHAPE | 痩身(筋肉アプローチ)専用機 | 電磁パルス(HI-MSF)、3モード切替(スポーツ/ジェントル/プロフェッショナル) | 腹部・二の腕・太ももなどへのボディメイク系メニューを増やしたいサロン向けの候補です。 |
※表は横にスクロールできます。
ご注意
上記は数ある業務用エステ機器の一例であり、すべての機器を網羅したものではありません。搭載機能・適応部位・価格・保証条件は変更される場合があるため、必ず各製品ページや資料請求、デモでの確認を行い、自店のメニュー・客層・スタッフ体制に合うかどうかを判断してください。
RECOMMENDED
業務用エステ機器の候補を比較する
痩身・脱毛・フェイシャルなど、目的に合うカテゴリから製品情報を確認できます。候補を絞った後は、資料やデモで仕様・操作性・サポートを確認しましょう。
業務用エステ機器は操作性と現場運用で選ぶ
機器選びでは、スペック表では分かりにくい操作性も重要です。サロンでは通常、導入を決めた担当者だけでなく、複数のスタッフが同じ機器を交代で操作するのが一般的です。
直感的に操作できる機器は教育の負担を抑えやすい
スタッフが画面を見て操作内容を理解しやすいかは、導入後の運用を左右するポイントです。設定項目やモードが分かりにくいと、スタッフ教育に時間がかかるだけでなく、担当者ごとに出力設定や施術時間の判断が変わり、仕上がりや接客品質にばらつきが生じます。
デモでは、電源を入れるところから施術終了までの流れを確認しましょう。出力・時間・モードの設定方法、途中変更のしやすさ、エラー表示の分かりやすさまで触っておくと、導入後のイメージを持ちやすくなります。
施術中の接客と機器操作を両立できるか確認する
施術者が接客しながら迷わず操作できるかを、実際のサロン動線で確認することが大切です。画面の見やすさやボタンの位置だけでなく、機器を置く場所、コードの取り回し、ベッドとの距離も見ましょう。
実際の店舗に近いレイアウトで、施術者の利き手や動線に合わせて機器の設置位置を試しておくと、当日の迷いを減らせます。可能であれば、複数のスタッフで動線を確認しておくと安心です。
POINT
操作性は必ずデモで確認する
本体の見た目や機能数だけでなく、スタッフが説明書を見なくても基本操作を理解できるか、研修後に再現しやすいかを確認しましょう。可能であれば複数のスタッフで実際に触ってみて、操作時につまずいたポイントを共有するのが理想的です。
業務用エステ機器のメーカーと導入後サポートを比較する
業務用エステ機器は、納品された日がゴールではありません。メニュー化、スタッフ教育、集客、予約導線など、機器をサロンの売上へつなげる運用が始まります。
サロン運営への理解がある会社か確認する
メーカーや販売会社が、実際のサロン運営をどこまで理解しているかは重要な比較軸です。機器の説明だけでなく、導入後に起こりやすい課題や運用上の注意を具体的に説明できるかを確認することが欠かせません。
特に個人サロンや開業直後の店舗では、施術方法だけでなく、メニュー価格、カウンセリング、広告、スタッフ採用なども課題になります。相談できる範囲が契約に含まれるか、事前に聞いておきましょう。
POINT
サロン運営の実務を知る会社かどうかも見極めの軸になる
b-modelsは、業務用エステ機器の販売にとどまらず、自社で10店舗以上の直営エステサロンを運営しながら、200件以上のエステサロンへ経営コンサルティングを行ってきた実績があります。機器を売るだけの会社と、実際の店舗運営を知る会社とでは、導入後に受けられるアドバイスの質が変わってきます。
研修・経営支援・相談窓口の内容を確認する
導入後サポートは、機械の使い方だけでなく、現場で売れる形まで支援されるかで比較することが大切です。研修の回数、施術マニュアル、問い合わせ方法、相談できる時間帯などを確認しましょう。
メーカーによっては、機器の知識・操作技術を担当するインストラクターと、売上・集客・採用など経営面を相談できるサロンコンサルタントを、別々の担当者として用意しています。どこまでを自社で対応し、どこからが有償になるのかは、契約時点で確認しておきましょう。
サポート体制のチェックポイント
- 導入前のメニュー相談や機器選定に対応しているか
- 操作研修・施術研修・スタッフ教育の範囲
- 導入後の問い合わせ窓口と対応時間
- 集客・価格設計・カウンセリングの相談可否
- 店舗展開や機器の入替時にも相談できるか
PRIMARY SOURCE
業務用エステ機器の価格と投資回収を考える
本体価格が安いか高いかだけでは、機器の導入判断はできません。施術単価、来店頻度、原価、広告費、人件費、稼働率を組み合わせて、投資をどのように回収するかを考える必要があります。
本体価格は広告費と運転資金を残して判断する
機器代に資金を使い切らず、導入後の集客と運営に必要な資金を残すことが重要です。機器を設置しても、広告やスタッフ教育に使う資金がなければ、メニューを知ってもらう機会を作れません。
購入、リース、レンタルなど支払方法を比較するときも、月々の支払いだけでなく、契約期間全体の総額と、手元に残る運転資金を確認しましょう。支払方法によって総支払額や中途解約の条件が異なるため、契約書の細部まで確認しておくと安心です。
ランニングコストと施術ごとの原価を把握する
消耗品、交換部品、保守費、電気代などを含め、1施術あたりの原価を把握することが欠かせません。原価が分からないまま価格を決めると、売上があっても利益が残りにくくなります。
本体価格や維持費は、製品・仕様・契約内容で異なります。営業資料だけで決めず、見積書に含まれるもの、別途かかるもの、保証終了後の費用を確認してください。
| 費用項目 | 確認内容 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 本体費用 | 本体・付属品・設置費 | 導入時に必要な総額か |
| 導入後費用 | 消耗品・保守・交換部品 | 施術原価に反映できるか |
| 運用費 | 広告・教育・人件費 | 機器代以外の資金を残せるか |
| 回収計画 | 施術単価・人数・稼働率 | 無理のない来店数で回収できるか |
※表は横にスクロールできます。
ご注意
「何か月で回収できる」という説明だけで判断するのは避けましょう。売上ではなく利益で考え、集客費・人件費・原価・稼働しない期間も含めて試算する必要があります。価格や回収期間はサロンごとに異なるため、自店の計画に置き換えて確認してください。
業務用エステ機器の保証・修理・安全面を確認する
業務用エステ機器は、故障すると予約されていた施術に影響します。保証があるかだけでなく、どこへ連絡し、どのような手順で修理され、復旧まで何を使えるのかを確認しておくことが大切です。
保証期間と保証対象を契約前に確認する
保証期間だけでなく、対象部品、送料、出張費、消耗品の扱いまで書面で確認しましょう。「保証付き」という表記だけでは、対象外の部品や送料・出張費を誰が負担するのかまでは分かりません。
中古機器や海外から輸入した機器を検討する場合も、国内での修理窓口、部品の供給、使用条件、説明書の有無を確認しておくと安心です。安く導入できても、修理できない期間が長いと営業への影響が大きくなります。
修理・代替機・連絡体制を確認する
故障時の修理日数、代替機の有無、土日を含む連絡方法まで確認することが安心につながります。大型機器は運搬時の梱包や配送に手間がかかりやすいため、修理時の発送方法も具体的に聞いておきましょう。
安全面については、サロン側が独自に出力や施術方法を変更せず、メーカーの取扱説明書や研修内容に沿って運用することが原則です。お客様への説明文や注意事項も、法令とメーカー資料に照らして整えましょう。
契約前に確認したい項目
- 保証期間と保証対象の範囲
- 修理費・送料・出張費・交換部品の負担
- 修理受付の窓口と対応可能な曜日・時間
- 修理中の代替機や営業補償の有無
- 取扱説明書・研修・禁忌や注意事項の資料
- 国内での部品供給とメンテナンス体制
ご注意
機器の安全性や使用可否は、製品の仕様、設置環境、施術方法によって異なります。医療行為や治療を目的とした表現は避け、メーカーの資料と関係法令を確認したうえで、サロンの運用ルールを整備してください。
よくある質問
Q.業務用エステ機器は高額なものを選ぶべきですか?
A.高額であることだけを理由に選ぶ必要はありません。提供したいメニュー、使う機能、投資回収、導入後サポートが自店に合うかで比較しましょう。
Q.複合機と単機能機器はどちらが向いていますか?
A.複数メニューを実際に運用したいサロンは複合機が候補になります。使わない機能が多い場合は、主力メニューに合う単機能機器も比較してください。
Q.業務用エステ機器の価格はどう比較すればよいですか?
A.本体価格だけでなく、付属品、設置、消耗品、保守、教育、広告費まで含めた総投資額で比較しましょう。月額ではなく利益ベースの回収計画に置き換えることが大切です。
Q.メーカー選びで迷ったら何を聞けばよいですか?
A.自店の目的を伝えたうえで、候補機器の理由、不要な機能、研修、故障時対応、導入後の相談範囲を質問しましょう。複数社を比較すると判断しやすくなります。
まとめ
業務用エステ機器の選び方で大切なのは、価格や機能数ではなく、提供したいメニューとサロンの運営計画に合うかを確認することです。
種類別に候補を絞ったら、スタッフが扱いやすい操作性、研修や経営支援を含む導入後サポート、本体・維持費・広告費を含む投資回収、保証・修理体制まで比較しましょう。
気になる機器が見つかったときも、1社の説明だけで決めず、資料やデモで実際の操作とサポート条件を確認することが重要です。自店の目的に合う機器を、導入後に活用できる体制と一緒に選びましょう。

監修者株式会社b-models 代表
楠本 文哉
新卒で東証一部上場の大手コンサルティングファーム株式会社「船井総合研究所」に入社し、エステサロン経営専門のコンサルタントとして活躍。歴代美容コンサルタント売上の中で、トップの年間個人コンサルティング売上を納める。また、社内コンサルタントが1,000名以上在籍する中、売上TOP10入りを果たす。開発したビジネスモデルの「痩身機器を使用したダイエットエステ」は3年間で80店舗以上のリブランドと新規出店を実現。業界誌「エステティック通信・モアリジョブ」のメディア取材や「メーカー企業との講演」を多数行うなど、活躍の場を広げている。

