
「エステサロンを開業したいけれど、資格がないと無理なのでは?」
「開業資金はいくら用意すればいいのか分からない」
このような不安から、開業に踏み出せない方は少なくありません。
結論から言うと、エステサロンの開業に必須の資格はありません。
初期費用の目安は自宅サロンで約20万〜30万円+機器代、テナントで約300万〜600万円です。
ただし、まつげエクステや顔そりなど一部のメニューは国家資格と保健所への届出が必要になります。
本記事では、業務用エステ機器メーカーとしてサロンの開業・経営を支援している株式会社b-modelsが、開業に必要な資格・資金・手続きを解説します。
使える融資・補助金、未経験から成功するコツ、よくある質問までまとめました。
開業準備をまとめて相談したい方は、b-modelsの開業・経営サポートもご覧ください。
エステサロンの開業に資格は不要!自宅でもすぐに始められる

エステサロンの開業に、法律で定められた必須の資格・免許はありません。
フェイシャルやボディのエステだけを提供するなら、保健所への届出も不要です。
自宅の一室を使う場合は、税務署への開業届を出せばすぐに営業を始められます。
資格・届出が必要になるメニューに注意
一方で、次のメニューは美容師法・理容師法などの対象です。
国家資格を持つ人が、保健所に届け出た施設で施術しなければなりません。
| メニュー | 必要な資格 | 保健所への届出 |
|---|---|---|
| フェイシャル・ボディ・痩身・リラクゼーション | 不要 | 不要 |
| まつげエクステンション | 美容師免許 | 美容所の開設届が必要 |
| カミソリを使う顔そり(シェービング) | 理容師免許または美容師免許 | 理容所・美容所の開設届が必要 |
| 医療脱毛・医療レーザー・注射など | 医師免許(エステサロンでは行えない) | - |
エステサロンの脱毛は、医療脱毛とは別のサービスです。
「永久脱毛」などの表現は使えないため、メニュー名や広告の言葉選びにも注意しましょう。
届出の手順はエステサロン開業時の保健所への届け出の解説で詳しく紹介しています。
民間資格は信頼につながる!代表はAJESTHE認定エステティシャン
必須ではないものの、民間資格を持っているとお客様の安心感につながります。
代表的なのが、日本エステティック協会の「AJESTHE認定エステティシャン」です。
- 協会の認定校で300時間以上のカリキュラムを修了する
- 筆記試験と実技試験に合格する
- 経験を積んだ後は、上位の「認定上級エステティシャン」も目指せる
受験条件や試験日程は年度ごとに変わる場合があります。
最新情報は日本エステティック協会の公式サイトで確認してください。
資格の勉強を通じて、肌や体の基礎知識と衛生管理を体系的に学べます。
開業後に雇われエステティシャンへ戻る場合でも、資格は評価されやすいでしょう。
働きながら取れる資格はフェイシャルエステにおすすめの資格の解説も参考にしてください。
エステサロンを開業する5つのメリット
雇われて働くのではなく、自分でサロンを開業するメリットは次の5つです。
- 自身の頑張りや売上に応じて収入がアップする
- ライフスタイルに合わせて営業日・営業時間を決められる
- お店のコンセプトや経営方針を自分で決められる
- カフェや美容室と比べて開業資金が安い
- 資格や大きな設備が不要で始めやすい
経営が軌道に乗れば、スタッフを雇って現場を任せることも可能です。
オーナー業に専念し、2店舗目の出店を目指す道も開けます。
エステサロン開業に必要な資金は約20万〜600万円

開業資金は、どこで開業するかによって大きく変わります。
開業スタイル別の初期費用の目安は次のとおりです。
| 開業スタイル | 初期費用の目安 | 主な費用項目 |
|---|---|---|
| 自宅サロン(内装工事なし) | 約20万〜30万円+機器代 | ベッド・タオルなどの備品、化粧品などの消耗品 |
| マンションサロン | 約150万円〜 | 敷金・礼金(家賃の4〜6カ月分)、備品、機器代 |
| テナントサロン | 約300万〜600万円 | 保証金、内装工事(20坪で約100万〜300万円)、備品、機器代 |
どのスタイルでも、大きな割合を占めやすいのが業務用エステ機器の費用です。
機器代はモデルや支払い方法(一括・分割・レンタル・リース)で大きく変わります。
費用項目ごとの詳しい内訳はエステサロンの開業資金の解説をご覧ください。
自宅サロンは約20万〜30万円+機器代から始められる
自宅サロンなら、家賃や敷金・礼金はかかりません。
内装工事をしなければ、備品と消耗品で約20万〜30万円が目安です。
そこに業務用エステ機器の費用が加わります。
サロンらしい空間にするためにリフォームする場合は、内装費が上乗せされます。
間取り変更を伴う工事では、100万円を超えることも珍しくありません。
自宅開業の手順は自宅サロンの開業手順と必要な資金で解説しています。
テナントサロンは約300万〜600万円が目安
テナントを借りる場合は、物件の契約費用が大きくなります。
たとえば賃料20万円の物件では、保証金だけで120万円ほどかかるケースがあります。
さらに、内装工事費は20坪で約100万〜300万円が目安です。
居抜き物件を選べば、内装工事費を抑えられます。
開業後しばらくは売上が安定しにくいため、家賃と人件費の3〜6カ月分を運転資金として残しておくと安心です。
機器代はレンタル・リースで初期費用を抑えられる
業務用エステ機器は、サロンの売上を左右する重要な投資です。
まとまった資金がない場合は、次の方法で初期費用を分散できます。
- 分割払い(クレジット):購入しつつ支払いを月額にできる
- リース:月額料金で導入でき、経費として処理しやすい
- レンタル:短期間から試せて、合わなければ返却できる
支払い方法ごとの違いはエステ機器のリース・レンタル・クレジットの比較で詳しく比べています。
機器の種類と選び方はエステ開業に必要な機器の種類と選び方も参考にしてください。
開業に最低限必要なものは「物件」「備品」「開業資金」
エステサロン開業に最低限必要なものは、「物件」「備品」「開業資金」の3つです。
備品としては、主に次のようなものを用意します。
- 施術用:業務用エステ機器、ベッド、スツール、シーツ、タオル類
- 消耗品:化粧品、ジェル、ペーパーショーツなど
- 接客用:スリッパ、カウンセリングシート、グラス・お茶
- 運営用:タブレット・POSレジアプリ、掃除用具、オーディオ機器
資金を抑えたい場合は、施術と接客に最低限必要なものから揃えましょう。
不足する備品は、営業を始めてから買い足しても問題ありません。
チェックリストはエステサロン開業に必要なもの!揃えておくべき必要な備品とは?にまとめています。
エステサロン開業に必要な5つの準備・手続き

エステサロンの開業準備は、次の5つの順番で進めるとスムーズです。
- 事業計画書を作成する
- 資金を調達する
- 物件探し・自宅リフォームを進める
- 開業届・青色申告承認申請書を提出する
- 機器の導入・集客などの営業準備をする
①事業計画書でコンセプトと収支を固める
最初に取りかかりたいのが、事業計画書の作成です。
事業計画書は、サロンの経営方針や収支計画をまとめた書類を指します。
融資や補助金の申請にも必要になるため、早めに作っておきましょう。
作成の過程で、コンセプトやターゲット層も具体的になります。
物件のエリア選びや集客方法を決める判断材料としても役立ちます。
②自己資金で足りなければ融資を検討する
自己資金だけで開業資金をまかなえない場合は、資金調達を検討します。
個人の開業で代表的なのが、日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」です。
新たに事業を始める方や、開業後おおむね7年以内の方が対象です。
審査では、事業計画書の内容と自己資金の額が重視されます。
融資条件は変わることがあるため、日本政策金融公庫の公式サイトで最新情報を確認しましょう。
③物件探し・自宅リフォームは立地とターゲットで決める
マンションやテナントで開業する場合は、物件探しが必要です。
立地や周辺環境、居抜き物件かどうかを比べながら慎重に選びましょう。
賃貸マンションでは、事業利用が契約で認められているかも必ず確認してください。
株式会社b-modelsでは、立地選びから内装・設備投資のルールまで開業前の準備を支援しています。
物件選びで失敗したくない方は、お気軽にご相談ください。
④開業届は開業から1カ月以内に提出する
個人で事業を始める場合は、税務署に「開業届」を提出します。
提出期限は、事業を始めた日から1カ月以内です。
あわせて「青色申告承認申請書」も提出しておきましょう。
原則として開業日から2カ月以内に出せば、その年から青色申告ができます。
要件を満たせば最大65万円の青色申告特別控除を受けられ、節税につながります。
書き方はエステサロンの開業届の書き方・提出方法で解説しています。
⑤営業準備はオープン前の集客がカギ
物件と資金が揃ったら、内装工事や備品の調達、機器の導入を進めます。
同時に、オープン前から集客を始めることが欠かせません。
InstagramやLINE公式アカウントで開業までの準備を発信し、予約につなげましょう。
ホットペッパービューティーなどの予約サイトや、チラシ・ポスティングも有効です。
集客媒体の選び方はエステサロンにおすすめの集客サイト・アプリ10選を参考にしてください。
エステサロン開業で使える補助金・助成金
エステサロンの開業・経営では、国の補助金や助成金を使える場合があります。
審査に通れば原則返済不要のため、条件に合う制度は積極的に活用しましょう。
代表的な制度は次のとおりです。
| 制度名 | 管轄 | エステサロンでの使い道の例 |
|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 中小企業庁など | チラシ・Webサイト制作などの販路開拓 |
| デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金) | 中小企業庁など | 予約・顧客管理システム、POSレジの導入 |
| キャリアアップ助成金 | 厚生労働省 | パートスタッフの正社員化 |
| 人材開発支援助成金 | 厚生労働省 | スタッフの技術研修 |
補助金の多くは後払いで、公募期間も限られています。
開業前の支出は対象外になる制度もあるため、申請前に要件を必ず確認しましょう。
最新の制度と申請方法はエステサロンの開業や経営に使える補助金・助成金制度の解説で紹介しています。
エステサロン開業は儲かる?年収は運営方法で大きく変わる
エステサロンのオーナーの年収は、運営方法と経営努力で大きく変わります。
同じ個人サロンでも、客単価・リピート率・稼働日数によって売上には大きな差が出ます。
比較の目安として、会社員の平均給与を見てみましょう。
国税庁の調査では、女性の平均給与は342万円です。
サロン経営が軌道に乗れば、これを上回る収入を目指せます。
一方で、開業直後は集客が安定せず、会社員時代より収入が下がることもあります。
開業前に、目標年収から逆算した売上計画を立てておくことが重要です。
オーナーの年収の実態はエステサロン経営者の年収と儲かるサロンの作り方で詳しく解説しています。
エステサロン開業は未経験でも成功できる?
結論から言えば、未経験でもエステサロン開業で成功することは可能です。
ただし、技術の習得と開業計画づくりには十分な時間をかける必要があります。
技術の習得と計画づくりが重要
まずは、エステの技術と知識を身につけることが重要です。
エステスクールや認定校に通う、経験者に学ぶといった方法があります。
オンライン講座で理論を学び、実技は対面で練習する組み合わせも効率的です。
次に、開業場所・内装・メニューの計画を立てます。
未経験の場合は準備に時間がかかるため、開業日から逆算して進めましょう。
働きながら技術を磨き、準備が整ってから開業する方法もあります。
未経験だからこそ、お客様目線のサロンを作れる
未経験からの開業には、お客様に近い目線を持てるという強みもあります。
「初めてのエステで不安なこと」を自分の体験として理解できるからです。
その感覚は、カウンセリングやSNSでの発信にそのまま活かせます。
業務用エステ機器を導入すれば、施術の品質を一定に保ちやすくなります。
手技の経験が浅い時期でも、機器を軸にメニューを組み立てられます。
未経験からの開業ポイントはエステサロンは未経験でも開業できる?成功するポイントで詳しく紹介しています。
失敗しないエステサロン開業!経営成功に導く5つの秘訣

開業のハードルが低いエステサロンは、競合が多い業態でもあります。
失敗しない開業のために、押さえておきたい秘訣は次の5つです。
- ターゲットを明確化する
- エステサロンのコンセプトを決める
- 集客方法・マーケティングを学ぶ
- 開業支援サービスを利用する
- マシン導入で付加価値を高める
ターゲットを明確化する
まず、お店がターゲットとする顧客層を明確にしましょう。
理想のお客様を一人に絞り、年齢や職業、生活スタイルを決める「ペルソナ」の設定が効果的です。
ペルソナが決まると、メニューや集客方法も選びやすくなります。
たとえば20代の会社員女性がターゲットなら、仕事帰りに通える夜間営業が有効です。
SNSやWebでの集客にも力を入れるとよいでしょう。
エステサロンのコンセプトを決める
ターゲットと同じくらい重要なのが、お店のコンセプトです。
世界観や他店との差別化ポイントを決めると、ライバル店に埋もれにくくなります。
コンセプトが明確なら、内装やSNS投稿のテイストも統一できます。
統一された世界観は、新規集客にもリピーター獲得にも効果的です。
内装づくりのコツはエステサロンの内装をおしゃれにするコツを参考にしてください。
集客方法・マーケティングを学ぶ
準備が整っても、予約が入らなければ売上は伸びません。
開業前から、施術だけでなく集客とマーケティングも学んでおきましょう。
特に、InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなど低コストで始められる媒体は個人サロンの強い味方です。
予約サイトと組み合わせれば、資金が少なくても集客の土台を作れます。
具体的な方法はエステサロンで売上アップさせる方法で解説しています。
開業支援サービスを利用する
初めての開業なら、専門家のアドバイスを受けられる開業支援サービスもおすすめです。
業務用エステ機器メーカーの中には、導入後の経営まで支援する会社もあります。
支援内容の違いはエステサロンの開業支援とは?支援の流れで比較できます。
株式会社b-modelsは、全国300件以上の多店舗展開サロンから得た成功ノウハウをもとに支援しています。
主なサポート内容は次のとおりです。
- 開業前:立地選定、内装・設備投資のルール、投資金額の目安
- 集客:メニュー作成、集客媒体の作成代行
- 開業後:カウンセリング・販売研修、採用支援、経営指標の提供
マシン導入で付加価値を高める

売上を伸ばすうえで、業務用エステ機器選びは重要なポイントです。
手技だけでは難しいメニューを提供でき、客単価の向上や他店との差別化につながります。
施術時間を短縮できれば、1日に対応できる人数も増やせます。
機器は高額な投資のため、導入前にデモで操作性と施術の流れを確かめることが大切です。
痩身機器の候補は業務用痩身機器・痩身マシンのオススメ30選で比較できます。
株式会社b-modelsでは、痩身・脱毛・フェイシャル向けの業務用エステ機器を取り扱っています。
機器の導入とあわせて、開業・経営の支援も受けられるので初めての方も安心です。
エステサロン開業に関するよくある質問
Q. 無資格でもエステサロンは開業できますか?
はい、開業できます。
フェイシャル・ボディ・痩身などのエステに必須の資格はありません。
ただし、まつげエクステや顔そりには美容師免許などの国家資格が必要です。
Q. エステサロンの開業に保健所への届出は必要ですか?
エステのみを提供する場合は不要です。
まつげエクステや顔そりなど、美容師法・理容師法の対象メニューを扱う場合は届出が必要になります。
Q. 開業資金が少なくても始められますか?
自宅サロンなら、備品と消耗品で約20万〜30万円から始められます。
機器はレンタルやリースを使えば、初期費用を月額に分散できます。
Q. 開業届を出さないとどうなりますか?
罰則はありませんが、青色申告による控除を受けられません。
屋号での銀行口座開設や融資の申込みで開業届の控えを求められることもあるため、提出しておきましょう。
まとめ:資格は不要。資金計画と開業後の集客で成否が決まる
エステサロンの開業に必須の資格はなく、自宅サロンなら少ない資金で始められます。
ただし、まつげエクステや顔そりなど一部のメニューには国家資格と保健所への届出が必要です。
資金が足りない場合は、日本政策金融公庫の融資や補助金・助成金も活用しましょう。
開業後に成功するかどうかは、ターゲット・コンセプト・集客の準備で決まります。
株式会社b-modelsでは、業務用エステ機器の導入から開業・経営支援までワンストップで提供しています。
開業準備に不安がある方は、お気軽に資料請求・お問い合わせください。



