脱毛サロン業界では、これまでとは違った新たなニーズとして「メンズ脱毛」「介護脱毛」そして「キッズ脱毛」を求めるお客様が増えています。特にキッズ脱毛は、ムダ毛に悩んだ経験を持つ親御さんや、思春期の毛の濃さがコンプレックスになっているお子様からのニーズが高まっており、近年ではキッズ向けの脱毛メニューを提供するサロンも増加傾向にあります。
キッズ脱毛の新たなターゲット層を取り込むことで、サロンの収益性がアップする効果が期待できますが、大人と比べて肌がデリケートで自身の痛みをうまく伝えられないお子様も多いことから、マシン選びや施術フローには慎重さが求められます。本記事では、キッズ向けの業務用脱毛器の特徴や、施術の際の注意点、マシンの選び方などについてご紹介します。キッズ専用モードを搭載したおすすめ業務用脱毛器「イデアライト」についても取り上げているので、ぜひ最後までご覧ください。
キッズ脱毛とは?
キッズ脱毛とは、主に小学生や中学生の10歳前後のお子様を対象に、施術を提供することをいいます。近年では高校生や大学生よりも若い年齢から脱毛を受けたい・受けさせたいというニーズが高まっており、業界全体でも需要が増加傾向にあります。
キッズ脱毛は大人と比べて光を照射する肌の面積が少ないため、キッズ向けコースとして一般向けよりもリーズナブルな価格設定にしているサロンが多くあります。中には親子割引などのキャンペーンを実施して新たなターゲット層を開拓しているオーナー様も存在しますが、まだ毛が生えていない部位に施術しても効果が薄まるなど、施術時の注意点を踏まえてメニューを取り入れる必要があります。
キッズ脱毛で使われる脱毛方式
一般的な業務用脱毛器では、脱毛効果が高いものの痛みも強い「IPL方式」が主に使用されますが、肌がデリケートなキッズ向けの業務用脱毛器では、「SHR方式」「THR方式」などが使用されることが多いです。ムダ毛の黒い部分であるメラニン色素に強い光エネルギーを与えて毛根を破壊するIPL方式は、脱毛効果が高い一方で、肌への負担が大きく痛みも強い傾向があります。
SHR方式やTHR方式であれば、IPL方式とは異なり毛根の浅い部分にある「バルジ領域」に弱い光エネルギーを与えて破壊するため、肌への負担が小さく痛みも少ないのが特徴です。痛みに敏感な子ども向けには、肌トラブルを防ぐためにも、SHR方式やTHR方式を搭載した業務用脱毛器を選ぶのが重要です。
キッズ向け脱毛器と大人向け脱毛器の違い
キッズ向けの業務用脱毛器は、大人向けと大きな違いはなく、大人向けのマシンをキッズ脱毛で利用することも可能です。しかしキッズ専用モードなどを搭載し、キッズ脱毛に合わせて出力を調整できる業務用脱毛器であれば、お子様のデリケートな肌にダメージを与えることなく施術できる特徴があります。出力を抑えている分、脱毛効果は緩やかになる傾向にあり、お子様にとってコンプレックスとなるような太く濃い毛には高い効果を実感できないこともあります。
キッズ向けの業務用脱毛器で施術する際の注意点
次に、キッズ向けの業務用脱毛器をサロンで使う際の注意点について、以下の5つをご紹介します。
- 安全のため7歳以上を対象とする
- アフターケアについて丁寧に指導する
- 全身脱毛は第二次性徴を迎えてから
- 慎重に出力を調整する
- 細かく声掛け・ヒアリングを行う
それぞれの注意点を押さえながら、お子様の肌トラブルや不快な体験につながらないよう、慎重に施術フローを検討しましょう。
安全のため7歳以上を対象とする
大手の脱毛サロンでは、キッズ脱毛が受けられる年齢として、大人にはっきりと気持ちを伝えられる7歳以上を目安としていることが多いです。7歳未満のお子様の場合、業務用脱毛器による熱さや痛みを感じた時に施術者に伝えられないことも考えられるほか、サロンでのお願いをきちんと守ってもらえない可能性もあることが理由です。
他にも、女児の場合には生理を迎えており、生理周期が安定していることを条件としているケースもあります。これは初潮から年月が経ち、ホルモンバランスが安定して体毛が生え揃ってからでなければ、十分な脱毛効果を期待できないことが背景にあります。
アフターケアについて丁寧に指導する
キッズ脱毛を提供する際には、親御さんを含めて施術後のアフターケアについて丁寧に指導することも重要です。お子様の肌は大人と比べて水分の調整機能が未発達で、業務用脱毛器が照射するエネルギーにより、肌が乾燥しやすくなるなどの肌トラブルを起こす可能性が高まります。
そのため施術後に自宅で保湿ケアを行うなど、丁寧なアフターケアが欠かせません。カウンセリングの際には、お子様が自分でアフターケアができるかどうか、幼いお子様の場合は親御さんがアフターケアを手伝ってあげられるかを十分にヒアリングしておくことが大切です。
全身脱毛は第二次性徴を迎えてから
キッズ脱毛に限らずエステサロン向けの光脱毛は、今生えている毛に対して光を照射することで抑毛・減毛効果を得る仕組みのため、第二次性徴以前のまだ毛が生え揃っていない肌に全身脱毛を施しても、脱毛効果は期待できない点も押さえておきましょう。まだ幼いお子様の全身脱毛を希望する場合にも、まずは気になる部位からの施術を提案し、全身の毛が生え揃ってから全身脱毛を検討してもらうと良いでしょう。
慎重に出力を調整する
キッズ脱毛を行う際は、大人向けの業務用脱毛器を使う場合には特に、慎重に出力調整を行うことが重要です。出力を抑えたキッズ脱毛モードが用意されているマシンがあればそのモードを利用し、そうでない場合にはメーカーのサポートや担当者にも指示を仰ぎながら、適切な出力に調整することが重要です。
出力が低すぎれば十分な脱毛効果を得られなくなる原因になり、出力が高すぎれば肌トラブルにつながる危険性が高まります。キッズ脱毛を担当するスタッフには、業務用脱毛器の扱いに慣れている方を選ぶのも良いでしょう。
細かく声掛け・ヒアリングを行う
キッズ脱毛の施術前には、普段以上に細かくヒアリングを実施するのも大切です。施術中にもお子様に丁寧に声掛けをして、痛みや異常がないかをチェックしながら施術を進めるようにしてください。
初めて脱毛サロンを経験するお子様の場合、初対面の人に肌を触られたり、見知らぬ機械を使われたりする中で、緊張して自分の気持ちを伝えられなくなることも少なくありません。事前のカウンセリングには十分に時間をかけて、お子様との信頼関係を築いてから施術に移る工夫も必要です。
キッズ向けの業務用脱毛器の選び方
続いて、キッズ向けの業務用脱毛器を選ぶ5つのポイントについてもご紹介しましょう。
- 肌への負担・痛みが少ない
- キッズ脱毛の専用モードを搭載している
- 複数の脱毛方式に対応する
- 価格・支払い方法
- 導入後のアフターフォロー
それぞれの項目について詳しく解説しますので、ご自身のサロンに適した1台を探す参考にしてください。
キッズ向け業務用脱毛器の選び方① 肌への負担・痛みが少ない
キッズ向けの業務用脱毛器を選ぶ際には、肌への負担が少なく痛みを感じにくいマシンを最優先で選ぶと良いでしょう。痛みが少ない施術を特徴としているマシンや、冷却機能が優れたマシンなど、できるだけ痛みを感じることなく施術を受けられる業務用脱毛器であれば、キッズ脱毛にも安心して利用することができます。痛みの少ない業務用脱毛器は、キッズ脱毛以外の大人向けの脱毛でも人気が高いため、キッズ脱毛以外のメニュー展開を検討しているオーナー様にもおすすめです。
キッズ向け業務用脱毛器の選び方② キッズ脱毛の専用モードを搭載している
キッズ向けの業務用脱毛器の中には、メンズモード・レディースモード・キッズモードなど、提供するメニューに応じたモードを搭載しているマシンも多くあります。キッズモードを搭載し、マシンが自動的に最適な出力・脱毛方式に調整してくれるマシンを選ぶと、スタッフへの負担を減らしながら安全なキッズ脱毛を提供できるでしょう。
キッズ向け業務用脱毛器の選び方③ 複数の脱毛方式に対応する
キッズ向けの業務用脱毛器を検討する際には、脱毛効果を実感しやすいIPL方式や、痛みが少ないSHR方式など、複数の脱毛方式に対応したものを選ぶことにより、お子様一人ひとりに合わせた最適な施術を行えるようになります。たとえば、太く濃い毛がコンプレックスに感じている高校生のお子様にはIPL方式、親御さんが中学生のお子様に脱毛を受けさせたいと希望する場合にはSHR方式と、それぞれ使い分けながら施術することができます。大人向けの脱毛メニューも同時に提供するサロンでは、1台で幅広いターゲット層に対応できることもメリットです。
キッズ向け業務用脱毛器の選び方④ 価格・支払い方法
キッズ向けの業務用脱毛器選びでは、本体価格やランニングコストを含めた費用対効果の比較や、月額払いやレンタルプランなどの支払い方法に対応しているかを確認しておくことも重要です。業務用脱毛器は1台あたり100万円〜500万円が相場となっており、個人サロンや小規模なサロンでは高額な設備投資になることも多いでしょう。
しかし月額払いやレンタルプランに対応しているメーカーであれば、初期費用を抑えながら最新の業務用脱毛器を導入できるため、まとまった資金が用意できるまで待つことなくキッズ脱毛を導入可能になります。なお、業務用脱毛器では、光を照射するランプの交換費用が主なランニングコストになっています。ハンドピースあたりの総ショット数と交換費用から、1ショットあたりの単価を計算しながら製品を比較することで、費用対効果の高い業務用脱毛器を選べるようになるでしょう。
キッズ向け業務用脱毛器の選び方⑤ 導入後のアフターフォロー
キッズ向けの業務用脱毛器は、導入すればすぐに集客や売上が改善することはなく、どのようにお客様に認知してもらい、どのようにコース販売をアプローチするかが非常に重要となります。その際に業務用脱毛器のメーカーから集客・販売やサロン経営に関するアフターフォローが受けられるマシンを選ぶと、導入後のサロン経営が成功しやすくなるでしょう。
たとえばサロン経営コンサルティングを手掛けるエステ機器メーカー、株式会社b-modelsが手掛ける「イデアライト」では、サロン開業での立地選びのアドバイスや集客用LPの制作代行など、開業から集客面を含めた手厚いアフターフォローが受けられます。新たな業務用脱毛器の購入に加えて、導入後のコンサルティングやアドバイスも受けたいオーナー様は、アフターフォローを重視しながらマシン選びを進めてみてください。
キッズ脱毛には業務用脱毛器「イデアライト」がおすすめ
最後に、キッズ脱毛におすすめな株式会社b-modelsの業務用脱毛器「イデアライト」についてご紹介しましょう。イデアライトは、レディースモード・メンズモード・キッズモードの3つの脱毛モードを搭載し、一人ひとりのお客様に最適な出力設定で施術を提供できるのが特徴です。
さらにIPL・SHR・E-lightの3種類の脱毛方式に対応しているため、お客様の希望に合わせてオーダーメイドの施術メニューを提供できるのも強みです。全身脱毛が最短15分で完了するスピード施術、そして1ショット0.1円のコストパフォーマンスを実現した1台なので、個人サロンはもちろん多店舗展開を見据えたオーナー様にも最適な業務用脱毛器となっています。イデアライトの詳しいスペックや本体価格、オーナー様とお客様による口コミは下記の記事でもご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:業務用脱毛機器イデアライトとは?口コミやメリット・販売価格を解説
まとめ
キッズ脱毛は近年ニーズが高まりつつあるメニューであり、大人向けの業務用脱毛器でも施術が可能ですが、痛みの強いIPL方式は適さないなどの注意点も存在します。大手サロンでは、しっかりと意思疎通ができる7歳以上、または生理周期が安定しホルモンバランスが整っていることを条件に、キッズ脱毛を実施しているところが多くなっています。
キッズ向けの業務用脱毛器を選ぶ際には、できるだけ肌への負担が少なく痛みが少ないものを選ぶことが重要です。キッズ脱毛専用モードを搭載しているマシンや、複数の脱毛方式に対応しているマシンであれば、より安心して施術ができるでしょう。
本記事でご紹介してきたキッズ脱毛での注意点や、キッズ向け業務用脱毛器の選び方を参考にしながら、ご自身のサロンに最適な1台を探してみてください。なお、メンズ・レディース・キッズの3つの脱毛モードに対応する業務用脱毛器「イデアライト」、または株式会社b-modelsが提供する経営・開業サポートに興味がある方は、下記のリンクからお気軽にお問い合わせください。