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2023.5.29.

エステ業界の今後とは?業界の動向や将来性について

カテゴリー:お知らせ

エステ業界の今後とは?業界の動向や将来性について

エステサロンの開業を検討している方や、サロン経営で売上アップを目指している方の中には、今後のエステ業界の動向や将来性について不安に感じていることも多いでしょう。コロナ禍を経て客足が回復傾向にあるとはいえ、長期的なトレンドとして人口減少やセルフエステ需要の拡大は続いています。人手不足や集客など、エステ業界全体で抱えている課題も多くあります。

そこで本記事では、エステ業界の今後の動向や将来性、トレンドについて詳しくご紹介します。今後エステサロンの開業や売上アップのための施策を考えているサロンオーナー様は、ぜひ参考にしてみてください。

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エステサロンの市場規模は3,000億円以上

株式会社矢野経済研究所の調査によると、メンズエステや物販市場を含めたエステ業界全体の市場規模は、2021年度の時点で3,000億円以上と報告されています。2020年度以降はコロナ禍の影響もあり、市場規模は縮小傾向にありましたが、今後の2023年度以降は客足が回復し、コロナ禍以前の水準に戻っていくことも考えられます。

株式会社矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2023年)」

画像引用:株式会社矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2023年)」

なお、分野別に見ると全体の65.4%をレディース向けの痩身・脱毛・フェイシャルエステが占めており、2,055億円規模の市場となっています。メンズエステ市場は96億円、物販市場は990億円の市場規模を誇ります。ただしセルフエステや理美容エステは統計から除外されているため、これらを含めるさらに大きな市場規模とみなすこともできるでしょう。

今後のエステ業界のトレンド・市場動向

今後のエステ業界のトレンド・市場動向

次に、今後のエステ業界で見込まれるトレンドや、最新の市場動向について解説していきます。本記事で扱うトピックは、以下の5つのトレンドです。

  • コロナ禍で市場は縮小傾向
  • メンズエステ市場が成長中
  • より安心して通えるエステサロンが求められる時代へ
  • セルフエステ需要が拡大傾向
  • 集客メディアは紙媒体からWeb媒体へ

それぞれ詳しくご紹介しましょう。

エステ業界の今後① コロナ禍で市場は縮小傾向

ご存知の通り、2020年以降のコロナ禍によって外出自粛ムードが広がり、エステ業界では大きなダメージを被りました。東京商工リサーチが発表したデータでも、2020年のエステ業界では過去最多の倒産件数を記録したと報告されています。エステサロンの倒産原因として最も多く挙げられているのが「販売不振」であり、客足が大幅に減少したことで経営状況が悪化してしまった背景がうかがえます。

東京商工リサーチ「『エステティック業』 倒産が7カ月連続で増加」

画像引用:東京商工リサーチ「『エステティック業』 倒産が7カ月連続で増加」

一方で、2024年現在においてコロナ禍が収束に向かいつつある中で、今後はエステ業界にも客足が戻り、エステサロンの業績も復調すると見込まれています。コロナ禍を経ても美容への関心が失われることはなく、セルフエステや美容家電の需要も高まりつつあります。

エステ業界の今後② メンズエステ市場が成長中

前述した市場規模に関するデータでは、各分野において唯一、「メンズエステ市場」が前年比でプラス成長していることが指摘されています。近年では20代〜30代の若い男性がエステに興味を持つケースが多く、エステサロンに通う例も増えてきています。

メンズエステでは客単価が高額になる傾向にあり、男性向けエステを提供する店舗も少ないことから、男性をターゲットとしたエステサロンや施術メニューも今後増加していくと見込まれています。

エステ業界の今後③ より安心して通えるエステサロンが求められる時代へ

近年では「通い放題」を謳った脱毛サロンで、「予約が取れない」「途中解約しても返金されない」といったトラブルが表面化し、エステ業界全体のイメージが悪化している傾向にあります。特に高額なコースや施術を受ける際には、お客様にとっての心理的ハードルが上がり、以前よりも訴求が困難になったと感じるオーナー様もいらっしゃるかもしれません。

今後の時代で求められていくのは、あいまいな施術効果や根拠のない使い放題プランをアピールするサロンではなく、はっきりとした契約プランや施術メニューを提案できるエステサロンです。一人ひとりのお客様に誠実に対応できる経営体制を整えなければ、今後のエステ業界で生き残るのも困難となるでしょう。

エステ業界の今後④ セルフエステ需要が拡大傾向

コロナ禍により自宅で過ごす時間が増加したことや、格安で利用できるセルフエステサロンが普及したことにより、お客様が自分で施術を行うセルフエステの需要が拡大しているのもトレンドの一つです。従来の家庭用エステ機器を使った施術ではなく、業務用のエステ機器を使ったセルフエステは、まるでスポーツジムに通うような感覚で利用できることから、今後の新たな市場として大きく注目を集めています。

中には月額料金制のサブスクモデルを導入するセルフエステサービスも登場しており、新たなビジネスチャンスが生まれつつあります。セルフエステが今後どれだけお客様からの支持を集めるのかは、最新動向をチェックする必要があるでしょう。

エステ業界の今後⑤ 集客メディアは紙媒体からWeb媒体へ

エステ業界の集客メディアは、これまでチラシ・ポスティングやフリーペーパー、ポータルサイトが中心とされてきました。しかしスマートフォンが普及し、誰もがSNSやWeb検索を利用する今の時代では、SNS集客やMEO集客の重要性が高まっています。

特にエステサロンの主なターゲット層である若年層の女性は、サロン選びにSNSを活用しているケースも多く、Web集客に力を入れるサロンほど集客に成功している傾向にあります。SNSやYouTubeなどを活用したWeb集客の重要性は、今後も高まっていくことでしょう。

エステ業界の売上ランキング

エステ業界の売上ランキング

続いて、エステ業界でも大手と呼ばれる会社・ブランドについて、ランキング形式で売上高をご紹介していきます。エステサロンの運営会社の中には売上高を非公開としている企業も多いですが、業績を公開している企業を売上高の多い順に並べると、下記のようになります。

売上ランキング 会社名(サロンブランド名) 売上高
1位 株式会社ミュゼプラチナム
(ミュゼプラチナム)
394億4728万円
(2020年3月)
2位 TBCグループ株式会社
(エステティックTBC)
309億5100万円
(2019年12月)
3位 株式会社ミス・パリ・グループ
(エステティック ミス・パリ)
151億円
(2022年度)
4位 株式会社不二ビューティ
(たかの友梨ビューティクリニック)
93億7000万円
(2020年3月)
5位 株式会社ザ・フォウルビ
(ジェイエステティック)
70億円

一時は任意整理や倒産の噂も流れた脱毛大手株式会社ミュゼプラチナムは、現在もエステ業界でトップクラスの売上を誇っています。

次いで三越伊勢丹HDが運営していたエステサロンブランド「ソシエ(SOCIE)」を買収したことでも話題のTBCグループ株式会社が、2019年の売上高で少なくとも第2位にランクインします。

エステティック専門学校の運営にも携わる株式会社ミス・パリ・グループは、150億円以上の売上規模を誇り、業界でも上位にランクインしています。

エステ業界は厳しい?エステ業界が直面している課題とは?

コロナ禍により市場が縮小傾向にあることや、セルフエステの需要が高まっていることから、「個人サロン開業やエステサロン経営は今後厳しくなっていくのでは」と感じる方も多いでしょう。エステ業界全体として以下のような課題に直面していることも、今後の厳しさを感じる要因となっています。

  • 集客ができない
  • 差別化が困難
  • 人手不足である

エステ業界が抱えるこれらの課題について、詳しく解説していきましょう。

今後のエステ業界の課題① 集客ができない

エステサロン経営に携わるサロンオーナー様の頭を悩ませるのは、やはり集客についての課題です。こだわりの内装を整え、高性能な業務用エステ機器を導入してお客様を迎え入れる準備をしたものの、開業後はなかなか予約が埋まらずに最初に費やした投資資金である開業費用を回収できずに悩む方も少なくありません。

特に個人経営や中小規模のサロンでは、広告宣伝費にかけられる予算も少なく、認知度アップに大きな課題を抱える企業が多いです。SNSなどを活用したWeb集客にトライしてみたいが、ノウハウがなくどのように運営したらいいのかわからないために、集客に失敗しているケースもあります。

今後のエステ業界の課題② 差別化が困難

エステ業界では、店舗ごとの差別化が難しいことも今後の課題の一つです。エステサロンは開業にあたって特別な資格・免許が不要で、参入障壁が非常に低いことでも知られています。そのため自宅サロンやマンションサロンの数も増加していますが、一方でエステサロンに通う顧客数はほぼ変わらないか、やや減少傾向にあります。

そのためエステの需要に対してサロンの件数(需要)が大幅に上回っており、どの店舗も似たようなエステサロンとなってしまいがちです。明確なコンセプトで差別化ができなければ価格競争に巻き込まれる可能性も高くなり、経営状態が悪化するリスクも今後高まってしまいます。

今後のエステ業界の課題③ 人手不足である

スタッフを採用してエステサロンを経営する場合には、優秀な技術を持ったスタッフの採用が難しいことも今後の大きな課題です。エステティシャンそのものの数が少ない上、優秀な人材は大手に引き抜かれたり、個人で開業したりしてしまうため、サロン経営の現場では常に人手不足に悩まされています。

さらに女性エステティシャンは結婚・出産・育児といったライフイベントで現場を離れることも多く、定着率の低さや入れ替わりの激しさを産む原因にもなっています。

今後のエステ業界の将来性とは?

 

今後のエステ業界の将来性とは?ここまで解説してきた通り、エステ業界全体で抱える課題や、コロナ禍などの外部要因によってマイナス材料も多く挙げられます。しかしエステ業界の今後の将来性については、ネガティブな見通しだけとは限りません。

というのも、従来のエステだけではなく、メンズエステやセルフエステなど、お客様の細かなニーズに応えるサロンが好調を見せているためです。他の店舗と同じようなエステメニューを提供し、従来の集客メディアを使っているままでは、確かに安定経営を維持するのは難しいかもしれません。

しかしオーダーメイドの施術やセルフエステに対応したサロンなど、時代のニーズにあったサービスを提供することにより、今後も生き残れる可能性は高くなります。今後エステサロンの開業を検討している方や、新たな施策を打ち出そうと考えている方は、ぜひこれらのポイントを参考にしてみてください。

厳しい今後のエステ業界で生き残るための3つのコツ

厳しい今後のエステ業界で生き残るための3つのコツ

最後に、今後のエステ業界で生き残るための具体的な施策について、次の3つをご紹介していきます。

  • 新たな顧客層にアプローチする
  • 最新の業務用エステ機器を活用する
  • 専門家によるサポート・アドバイスを受ける

一つひとつ順番に解説しましょう。

新たな顧客層にアプローチする

エステサロンの集客に課題を感じている場合には、メンズエステやキッズ脱毛・介護脱毛など、今後は新たな顧客層にアプローチしてみるのが効果的です。これらのエステを扱うサロンはまだまだ少なく、地域によってはメンズエステを受けられる店舗が1つも存在しないケースも考えられます。

そんな中でご自身のエステサロンで取り扱いを開始すれば、今後幅広い層の集客につながる可能性も出てきます。男性をターゲットとした化粧品なども充実させ、物販に力を入れることでさらに安定経営を実現しやすくなるでしょう。

最新の業務用エステ機器を活用する

今後集客効果アップや売上向上を目指したいサロンオーナー様には、最新の業務用エステ機器の導入を検討してみるのもおすすめです。豊富な機能を備えた業務用エステ機器を活用することで、従来のメニューにプラスしてさまざまな施術を提供できるようになり、新たな顧客層の開拓や客単価アップも期待できるようになります。

業務用エステ機器の導入コストが気になる場合には、分割払い・ローンでの支払いや、レンタルプランに対応したマシンを選ぶと良いでしょう。私たち株式会社b-modelsでも、さまざまな支払い方法に対応した最新の業務用エステ機器を数多く取り扱っていますので、下記の記事も参考に最適なマシンを探してみてください。

関連記事:【2024年最新】人気の業務用エステ機器おすすめ5選|サロン向けマシンの種類と選び方を解説

専門家によるサポート・アドバイスを受ける

今後のエステ業界で生き残りを図るためには、豊富なサロン経営実績を持つ専門家からのサポートやアドバイスを受けることも効果的です。プロの視点からサロンの改善施策について指導してもらうことにより、黒字体質のサロンへと今後生まれ変わらせることも可能です。

私たち株式会社b-modelsでも、全国200店舗以上に及ぶサロン経営コンサルティングを手掛けてきた実績を活かし、人気の業務用エステ機器に手厚い開業・経営サポートをセットにして提供しています。当社のサポート内容について詳しくは、下記のページもご覧ください。

b-models経営・開業サポートはこちら

まとめ

今後のエステ業界の見通しとして、市場規模はコロナ禍以前に回復すると見込まれており、中でもメンズエステやセルフエステの需要が高まっていることをご紹介してきました。エステ業界の売上高トップを占める企業は、近年でも好調な実績を誇っており、時代のニーズにあったエステサロンは今後も成長し続けると予想できます。

一方でエステ業界全体が抱える課題として、集客が難しいことや差別化が困難なことなども挙げられます。今後もエステ業界で生き残っていくためには、新たな顧客層へのアプローチや最新の業務用エステ機器の導入、専門家からのアドバイスを受けることなどが効果的なので、ぜひ検討してみてください。

なお、業務用エステ機器選びからエステサロンの開業・経営について相談したいオーナー様は、私たち株式会社b-modelsにお任せください。b-modelsでは、業務用エステ機器の販売をはじめ、資金調達・販売メニューの構築から集客媒体の代行まで、ワンストップで経営・開業サポートを提供しています。興味がある方は、ぜひ下記のページからお気軽にお問い合わせください。

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