「エステサロンを開業したけどうまく集客ができない」
「お客様を獲得できるか不安で開業を迷っている」
エステサロンを開業したばかりの経営者様や、これから開業を検討するエスティシャンの方にこのようなお悩みは多いと思います。
この記事ではエステサロンに集客する方法を、具体的なツールと合わせてご紹介します。
リピーター獲得の方法や集客を成功させるコツもご紹介しますので最後までご覧ください。
エステサロンの集客方法・アイデア6選
エステサロンに新規のお客様を集客する代表的な方法は以下の6つです。
- ホームページ・ブログ
- Googleマイビジネス
- Web広告
- SNS
- 集客サイト(予約サイト)・集客アプリ
- 紙広告(リアル広告)
具体的なツールやツール活用のポイントもご紹介しますので、どの方法が自分のエステサロンに合うか検討してみてください。
【エステ集客方法①】ホームページ
エステサロンに集客する方法でもっとも力を入れるべきなのがホームページの作成です。
ホームページはサロンの情報が充分に掲載されたコンテンツを作成してください。
この後に紹介する広告や集客サイトを見てサロンに興味をもった方が、ホームページを訪問する可能性が高くなります。
個人のエステサロンではどんな人がどんな所でエステをしてくれるのかが分かりづらく、お客様は不安を感じやすいもの。
そこでホームページにはサロンの基本情報はもちろん、サロン内・エスティシャンの雰囲気が分かる画像や、資格・実績などエスティシャンに知識や技術があることが伝わる内容を掲示し、お客様に安心感を与えましょう。
また簡単に予約が取れるツールがあるとより効果的に集客が可能です。
【エステ集客方法②】Googleマイビジネス
Googleマイビジネスとはサロンの店舗情報を登録しておくと、Google検索やGoogleマップに表示される無料のサービスのこと。
Googleマイビジネスの登録情報を最適化すると検索結果の上位に表示されやすくなるため、効果的に集客することができます。
ただしGoogleマイビジネスに登録しただけですぐに上位表示され、集客アップに繋がるわけではありません。
間違った情報や古い情報を掲載すると逆にお客様にマイナスの印象を与えてしまうこともあるでしょう。
店舗の営業時間や定休日に変更があればすぐにGoogleマイビジネスを修正し、常に正確な情報を掲載するようにしてください。
Googleマイビジネスで上位表示されるコツは以下の5つです。
- 住所・電話番号・営業時間などの店舗情報を正確に登録する
- 店舗の外観・内観・メニュー・スタッフの写真を掲載する
- お客様に口コミの依頼をする
- 口コミには返信をする
- キャンペーン情報などタイムリーな情報を発信する
【エステ集客方法③】Web広告
エステサロンが活用できるWeb広告は主に以下の3つです。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
リスティング広告
リスティング広告は検索エンジンに入力したキーワードに連動して表示されるテキスト広告です。
キーワードを指定することができるので、より見込みが高い方に絞ってアプローチできるメリットがあります。
例えば「地域名+エステ+美肌」を指定すれば「地域でフェイシャルメニューがあるエステサロンを探している方」をターゲットにできるでしょう。
一方で目的が決まりきっていない方へのアプローチはしづらいといったデメリットがあります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWebサイトの指定の枠内に表示される画像や動画、テキストの広告です。
地域や年代、Webサイトの閲覧履歴などを絞って表示させることもできます。
リスティング広告ほど即効性は高くありませんが、美容の悩みはあるものの具体的な解決法を見つけていない層まで幅広くアプローチが可能です。
ディスプレイ広告の中でも特におすすめのツールがリターゲティング広告。
リターゲティング広告とは過去にWebサイトを訪問したことのあるユーザーを追跡して表示する広告のことです。
興味や関心のあるユーザーに対して繰り返しアプローチ可能なため、集客の成果が出やすくなります。
SNS広告
SNS広告はInstagramやTikTok、TwitterなどのSNSのプラットフォームに表示される広告です。
最近では画像やテキストだけでなく動画を利用してアプローチするものも増えました。
SNS広告のメリットは細かくターゲット層を絞ったアプローチが可能なこと。
地域や年代、Webサイトの閲覧履歴などだけでなく、SNS上の友達や「いいね」をした投稿のジャンル、フォローしているアカウントのジャンルまで指定することができます。
細かいターゲティングができるからこそ、ターゲット層となるお客様の悩みは何か具体的に考えておくことが重要です。
【エステ集客方法④】SNS運用
近年SNSの利用者は年々増加しているため必ず押さえておきましょう。
SNSは種類によって利用するユーザーや特徴が異なります。
SNSの種類に適したプロモーションを行うことで集客の効率を最大化させましょう。
以下3つのSNSの種類と特徴をご紹介します。
- TikTok
Instagramはエステサロンの集客にもっともおすすめなSNSです。
Instagramではいかに「映える」写真や動画を投稿できるかが重要。
サロン内の撮影には気をつかい、非日常的でおしゃれな空間であることをアピールしましょう。
また施術を受けた人のビフォーアフターの写真など、効果が比較できる写真を投稿するのもおすすめです。
ただしお客様の写真を投稿するときは必ず事前に許可を取りましょう。
Facebookはエステサロンの名刺代わりとして利用できます。
毎日のように投稿をする必要性はあまりなく、ホームページのように店舗の基本情報やメニュー・料金、キャンペーン情報の掲載での利用がメインとなります。
ホームページとの違いはユーザーとのコミュニケーションが取りやすいこと。
コメント返信やアンケート機能などを利用し、お客様との信頼関係を築きましょう。
またFacebookは実名登録のため実際の友人とつながっていることが多く、情報の信憑性が高く感じられる点も魅力です。
TikTok
TikTok は撮影した短い動画にBGMをつけて配信するSNSです。
特に10代から20代前半の若年層をターゲット層にする場合におすすめします。
TikTokのメリットは拡散力が高いこと。
TikTokの仕組み上投稿すれば必ず100人程のユーザーに表示されるため、フォロワーが0でも拡散されやすくなります。
一方TikTokのデメリットは売上に直接繋がりづらいことです。
ビジネス感が薄く商品の購入を訴求するような投稿には向いていないため、TikTok の投稿で惹きつけたユーザーをホームページなど他のチャネルに誘導する工夫が必要です。
【エステ集客方法⑤】集客サイト(予約サイト)・集客アプリ
集客サイトとはエステサロンの基本情報やクーポン、口コミなどが掲載されたWebサイトのことです。集約サイトによっては予約機能がある場合もあります。
集客サイトを利用してエステサロンを探すユーザーは多く、集客サイトによって費用はかかるものの掲載することで大きな集客が見込めます。
おすすめの集客サイトは以下の3つです。
- ホットペッパービューティー
- 楽天ビューティー
- オズモール
ホットペッパービューティー
ホットペッパービューティーは国内最大級の掲載店舗数を誇る美容系集客・予約サイトです。
24時間予約可能で、サロンの利用に応じたポイントが貯まります。
脱毛やフェイシャル、マッサージなど、どのジャンルでも検索上位に表示されることが多く集客に繋がりやすいことがメリットです。
一方で割引クーポンを目的としたユーザーが多いため、リピーター獲得に繋がりにくい、大手との価格競争に巻き込まれるなどのデメリットも存在します。
掲載費用は有料です。エリアやジャンルによって異なるため事前に問い合わせて確認してください。
楽天ビューティー
楽天ビューティーは全国のエステサロンの予約が可能な美容系集客・予約サイトです。
楽天サービスの中のひとつで、貯まったポイントは楽天ショッピングや他の楽天サービスでも利用できます。
楽天サービスはポイント還元率が多く、主婦層をターゲットとするサロンに向いています。
掲載費用は0円で、固定費用は発生しません。予約数に応じて費用が決まるため、オープンしたばかりで広告に費用がかけられないエステサロンにもおすすめです。
オズモール
オズモールは首都圏のおでかけ情報を掲載したポータルサイトで、情報誌 OZmagazine(オズマガジン)のWEB版です。
ホットペッパービューティー、楽天ビューティーとの違いは、掲載依頼をしても必ず掲載できるとは限らないところ。
掲載店舗はオズモールの編集部が厳選しているうえ、都心で働く女性をコアターゲットとしているため地方の小さなエステサロンには不向きでしょう。
一方でオズモールは上質なサロンを探しているユーザーが多く、ほかの集客サイトよりも客単価を上げやすい点がメリットです。
都心の女性をターゲットとしているエステサロンや、上質さ、おしゃれさを売りにするエステサロンにおすすめ。
掲載の可否や掲載費用については問い合わせをして確認しましょう。
【エステ集客方法⑥】紙広告(リアル広告)
近年インターネットやスマートフォンの発達でWebを利用した集客方法が中心となりましたが、紙広告の効果もまだまだ薄れていません。特にサロンの近隣地域に住む方には効果的にアプローチができるでしょう。
地域密着型のサロンをコンセプトにする場合や、40代以上をターゲット層にする場合におすすめです。
紙広告には以下の3つのツールがあります。
- ポスティング
- 新聞折込チラシ
- フリーペーパー
ポスティング・新聞折込チラシはエステサロンの情報が載ったチラシを作成し、地元の方に配る方法です。
ポスティングを自分で行えば集客の費用を抑えることができます。
一方新聞折込チラシを利用すると費用はかかりますが、情報の信頼性が高くなる、確実に地域の人にアプローチ可能といったメリットがあります。
フリーペーパーは地域情報や生活情報が掲載された無料で配布される冊子に、費用を払って広告を掲載してもらう方法です。
さまざまな種類のフリーペーパーから自分のサロンに合わせたものを選びやすいというメリットがある一方で、たくさんの広告の中に埋もれやすいというデメリットがあります。
エステサロンのリピーター集客方法
新規のお客様を獲得するには、既存のお客様を維持する5倍のコストがかかると言われています。
つまりエステサロンの経営を成功させるには、新規のお客様にいかにしてリピーターになっていただくかが重要です。
新規顧客からリピーターへの仕組みを作り経営を安定させましょう。
エステサロンのリピーター集客方法を3つご紹介します。
- DM(ダイレクトメール)
- 予約フォーム
- ポイントカード
【リピーター集客方法①】DM(ダイレクトメール)
1つ目のリピーター集客方法はDMを送ることです。
定期的にDMを送ることで、お客様にサロンを思い出してもらうことができます。
しかし長いDMを頻繁に送りすぎると邪魔に思われてしまうこともあるため、DMはわかりやすく簡潔に適度な頻度で送ることを心がけましょう。
DMを送るおすすめのタイミングは以下の4つです。
- 来店後のお礼状
- お客様の誕生日などのお祝い状
- お得なキャンペーンのお知らせ
- ポイントの失効日のお知らせ
【リピーター集客方法②】予約フォーム
2つ目のリピーター集客方法は予約フォームの設置です。
来店の予約は24時間対応可能なネット予約のシステムを利用することで、リピーターの集客につながります。
電話予約や店頭予約だけだとお客様はエステサロンの営業中でないと予約ができないため、予約を取りこぼしてしまうことも。
深夜にサロンからのDMを開いたときやお風呂上がりに肌のケアをしているときなど、サロンを思い出したタイミングで利用できる予約フォームがあれば、お客様は忘れず予約することができます。
ホームページで利用可能な予約管理システムには無料のサービスも多いため、予約フォームを設置していない場合は試してみてください。
【リピーター集客方法③】ポイントカード
3つ目のリピーター集客方法はポイントカードの導入です。
お得感のあるポイントカードを作ることで次回の来店のきっかけができます。
エステサロンの集客にポイントカードを有効活用するコツは以下の4つです。
- 短期間で達成できるものにする
- 割引金額が低すぎない
- DMなどでポイントの有効期限をお知らせする
- 持ち運びが必要ないデジタルポイントカードを利用する
利益を損いすぎない範囲でお客様がお得感を感じられるポイントカードを作成しましょう。
【行きたくなるエステサロンを作る】サロン集客を成功させる3つのコツ
サロン集客を成功させるためには、経営上の戦略が必要不可欠です。
下記3つのコツを押さえ、行きたくなるエステサロンを作りましょう。
- 競合サロンを調査する
- ターゲット層を明確にする
- サロンの強みを生かす
競合サロンを調査する
店舗周辺の競合サロンを調査することで集客の効率を上げられます。
一般的にお客様が無理せずお店に通える距離は、店舗から半径500m程度といわれており、この範囲を商圏エリアといいます。
そこで商圏エリアの範囲がかぶっている競合サロンのターゲット層やサービスを調べ、他店との差別化を図りましょう。
メニューや何を強みとしているかの情報をチラシやホームページから集め、競合サロンとは違うサービスを売りにすることをおすすめします。実際に行ってサービスを体験してみるのも有効です。
競合サロンとしっかり差別化できれば、ターゲットの取り合いにはならず効率的に集客できるでしょう。
ターゲット層を明確にする
お客様が行きたくなるエステサロンを作るために、サロンのターゲット層を明確にしましょう。下記はエステサロンのターゲットの例です。
- 仕事が忙しく予約が取りづらい方
- 脱毛したいけど痛いのが苦手な方
- 子育て中でエステに通えない方
- ほうれい線が気になるけど手術は嫌な方
ターゲット層を絞ることで競合サロンとの差別化を明確に行えます。
またターゲット層に最適な集客方法を選べるため、戦略的なエステサロン経営を実現できるでしょう。
サロンの強みを生かす
ターゲット層が決まったら、ターゲットのお客様の悩みをどのように解決できるのか、サロンの強みを明確にしましょう。
お客様がサロンに来ることでどんな悩みを解決できるのか考えることが大切です。
たとえば「仕事が忙しく予約が取りづらい方」がターゲットの場合、お客様は何回もサロンに通うことができるのか不安を感じている場合が多いでしょう。そんな方にとって「1回で効果が実感できる施術」を強みとするサロンは魅力的ですね。また「21時まで予約可能」など営業時間が他のサロンより長いことを強みとするのも効果的でしょう。
エステサロン集客はターゲットに合わせた集客ツール選定が鍵
エステサロンに集客する効果的な方法をご紹介しました。
エステサロン集客は、サロンのターゲット層やコンセプトに合わせた方法を選ぶことが重要です。今回紹介した集客方法から、サロンに合う方法を選択しましょう。
■エステサロンの集客方法・アイデア
- ホームページ
- Googleマイビジネス
- Web広告(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告)
- SNS運用(Instagram、Facebook、TikTok)
- 集客サイト(予約サイト)・集客アプリ
紙広告(リアル広告)やWebを利用した集客は、少しやってみて反応がないからと諦めてしまわずに継続することがポイントです。
サロンのターゲット層や強みを明確にし、周辺の競合サロンにはないサービスを提供すれば効果的に集客することができます。
新規のお客様を獲得したらしっかりとリピーター獲得の仕組みづくりをして、エステサロンの成功に繋げていきましょう。
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