「全身脱毛1回で、何ショット使うのだろう」
「ランプ交換の費用が、利益をどれだけ圧迫するのか知りたい」
脱毛サロンの開業や機器の入れ替えを検討中のオーナー様なら、こうした疑問をお持ちではないでしょうか。
結論から言うと、業務用脱毛器の照射回数の目安は全身で1,000〜2,000ショット、両ワキで約20ショットです。
必要なショット数はハンドピースの照射面積で変わります。
そのため機器を比較するときは「1ショット単価×1回の施術で使うショット数」で施術原価を出すことが大切です。
本記事では、エステ機器メーカーの株式会社b-modelsが、部位別の照射回数の目安を一覧で紹介します。
あわせて総ショット数と1ショット単価の計算方法、ランニングコストを抑える機器の選び方も解説します。
【部位別】業務用脱毛器の照射回数の目安一覧
業務用脱毛器で1回の施術に必要な照射回数は、部位ごとに次のとおりです。
照射面積が約7.5cm²(1.5cm×5cm)の一般的なハンドピースを想定した目安です。
| 施術部位 | 照射回数 |
|---|---|
| 全身 | 1,000~2,000ショット |
| 両脇 | 20ショット |
| Vライン | 15ショット |
| Iライン | 10ショット |
| Oライン | 5ショット |
| ヒゲ | 40ショット |
| 胸 | 30ショット |
| お腹 | 30ショット |
| 背中 | 180ショット |
| お尻 | 40ショット |
| 両ひじ上 | 120ショット |
| 両ひじ周り | 20ショット |
| 両ひじ下 | 140ショット |
| 両ひざ上 | 180ショット |
| 両ひざ周り | 40ショット |
| 両ひざ下 | 160ショット |
両ワキやVIO、メンズのヒゲなど人気の部位は、40ショット以下に収まります。
施術時間が短く原価も低いため、サロンにとって利益を出しやすいメニューです。
一方で背中・太もも・ひざ下は面積が広く、1部位で150ショットを超えることもあります。
なお、上記は平均的な目安で、実際のショット数には個人差があります。
特に体格の影響が大きく、女性は男性より、子どもは大人より少なくなる傾向です。
メンズ脱毛やキッズ脱毛を扱う場合は、メンズ用・ヒゲ用の業務用脱毛器の特徴と選び方もあわせて確認しておくと、メニュー設計に役立ちます。
照射回数は「照射面積」と「出力の安定性」で決まる
1回の施術に必要な照射回数は、主に次の2つで決まります。
- ハンドピースの照射面積(1ショットで光を当てられる範囲)
- 連続照射しても出力が落ちないか(往復照射が必要かどうか)
照射面積が広いほど、同じ部位を少ないショット数で施術できます。
たとえば照射面積が2倍になれば、必要なショット数はおおむね半分です。
反対にハンドピースが小さい機器は、ショット数が増えて施術時間も長くなります。
ただし、照射面積が広ければ必ず優れているわけではありません。
光が分散して出力が下がると、往復照射が必要になりショット数が倍増します。
機器を比較するときは、照射面積と「往復照射が不要か」をセットで確認しましょう。
脱毛方式によっても照射の仕方は異なります。
1発ずつ照射するIPL方式と、低出力で連射するSHR方式の違いは業務用SHR脱毛機とIPL方式の違いで詳しく解説しています。
業務用脱毛器の照射可能な回数(総ショット数)とは?
総ショット数とは、光源ランプ1本で照射できる回数の上限です。
上限に達するとランプ交換が必要になり、交換費用が発生します。
光脱毛の機器では、ランプ1本あたり数十万〜100万ショット程度に設定されている機種が多く見られます。
1ショット単価の計算方法
1ショット単価は「ランプ交換費用÷総ショット数」で計算します。
たとえば交換費用10万円で総ショット数100万発なら、1ショット0.1円です。
同じ交換費用でも総ショット数が50万発なら、1ショット0.2円になります。
施術1回あたりの原価の計算例
施術原価は「1ショット単価×1回の施術で使うショット数」で求められます。
全身脱毛に2,000ショット使う場合の原価は次のとおりです。
- 1ショット1円の機器:2,000円
- 1ショット0.5円の機器:1,000円
- 1ショット0.1円の機器:200円
1日5人の全身脱毛を月20日行うと、月100回の施術です。
1ショット1円と0.1円の機器では、月18万円、年間216万円の差が生まれます。
原価が低ければ料金を抑えたキャンペーンや、利益率の高いコースを組みやすくなります。
本体価格や保守費用まで含めた総額の考え方は、業務用脱毛機にかかるコストの内訳と価格相場で整理しています。
脱毛完了までの施術回数と照射の間隔の目安
「照射回数」は、1回の施術のショット数だけでなく、通う回数の意味で使われることもあります。
エステの光脱毛では、自己処理が楽になるまで12〜18回程度が目安とされることが多いです。
ただし毛量・毛質・部位による個人差が大きく、回数は一般的な目安にすぎません。
施術の間隔は、毛周期に合わせて1〜3か月ごとに空けるのが一般的です。
光が反応するのは成長期の毛のため、短い間隔で照射しても減毛・抑毛の効率は上がりません。
同じ日に同じ箇所へ何度も照射することも、肌への負担になるため避けましょう。
サロン経営の視点では、1人のお客様に年間4〜8回程度の来店が見込めます。
コース設計の際は、来店回数と1回あたりのショット数をかけて年間の原価を見積もると安心です。
IPL脱毛の回数や期間の考え方は、IPL脱毛の効果が出る回数・期間と仕組みも参考にしてください。
業務用脱毛器のランニングコストを抑える方法
ランニングコストを抑えるには、照射回数に加えて次の3点を確認して機器を選ぶのが効果的です。
- 1ショット単価と往復照射の有無を確認する
- 保証の期間と対象範囲を確認する
- ランプ寿命の長い脱毛方式を検討する
それぞれのポイントを順に解説します。
1ショット単価と往復照射の有無を確認する
最初に確認したいのは、1ショット単価と往復照射が必要かどうかです。
1ショット単価が安くても、往復照射が前提ならショット数は2倍になります。
カタログの単価だけで判断せず、全身1回あたりの原価で比べましょう。
メーカーによっては、導入初年度のランプ交換費用を無料にする特典を設けている場合もあります。
特典の有無や期間は時期によって変わるため、見積もりの段階で確認しておくと安心です。
なお、照射漏れを防ごうとして必要以上に重ね打ちすると、肌トラブルの原因になります。
保証の期間と対象範囲を確認する
ランプ交換費用と並んで大きいのが、故障時の修理費用です。
保証期間は1年に設定している機器が多く、期間外の故障は修理費が自己負担になります。
本体の保証期間内でも、ランプやハンドピースなどの消耗品は対象外となるケースが少なくありません。
導入前には、保証期間・保証の対象部品・修理時の代替機の有無を確認しておきましょう。
買い替えまでの期間を見込んでおくと、年間コストも計算しやすくなります。
機器の寿命の目安は業務用脱毛器の買い替えタイミングと平均的な寿命で解説しています。
ランプ寿命の長い脱毛方式を検討する
ランプ交換費用を重視するなら、LED脱毛を搭載した機器も選択肢です。
LEDランプは寿命が長く、交換頻度を大きく減らせます。
中には「1日8時間の使用で最長13年間ランプ交換不要」とうたう機種もあります。
ただしLED脱毛の機器は本体価格が高めで、照射面積がやや小さい傾向にあります。
1回の施術で必要なショット数が増える点も踏まえて、総額で比較しましょう。
業務用脱毛器の照射回数についてよくある質問
最後に、エステ機器メーカーである株式会社b-modelsによく寄せられる質問に回答します。
Q.業務用脱毛器は往復照射した方が良い?
往復照射が必要かどうかは、機器の仕様によって異なります。
連射しても出力が落ちない機器なら、1回の照射で十分なため往復照射は不要です。
出力が低い機器では、往復照射を前提としているケースもあります。
往復照射が不要な機器でも、照射漏れを防ぐために重ね打ちするサロンはあります。
ただし過度な照射は肌への負担になり、ランニングコストも上がるため注意が必要です。
Q.業務用脱毛器のランプ交換費用はどのくらい?
光脱毛の業務用脱毛器では、ランプ交換費用は10万円〜20万円がひとつの目安です。
脱毛方式やメーカーによって費用は大きく変わります。
導入前に交換費用と総ショット数を問い合わせ、1ショット単価を計算しておきましょう。
Q.業務用脱毛器を選ぶ時のポイントは?
脱毛方式・ランニングコスト・施術スピードの3点を比較するのがおすすめです。
業務用脱毛器の本体価格は100万円〜500万円が相場です。
月額払いやレンタルに対応したメーカーを選ぶと、初期費用を抑えられます。
導入後のサポート体制も重要な比較ポイントです。
売上を伸ばすには、集客方法や料金設定、カウンセリングの工夫が欠かせません。
経営面まで支援してくれるメーカーなら、本体費用を早期に回収しやすくなります。
選び方のポイントやおすすめの機器については、下記の記事も参考にしてみてください。
関連記事:業務用脱毛機器・脱毛マシンのオススメ30選!サロンにあった脱毛マシンが見つかる
Q.LED脱毛とはどんな脱毛方式?
LED脱毛は、光源にLEDを使った比較的新しい脱毛方式です。
SHR脱毛と同じく、毛根周辺の「バルジ領域」に働きかける仕組みとされています。
痛みが少なく、肌質や毛質を問わず施術しやすい点が特徴です。
ランプ交換がほとんど不要で、消費電力も抑えられます。
一方で対応機器がまだ少なく、本体価格は高めです。
照射面積が狭く、1回の施術でショット数が増えやすい点にも注意しましょう。
LED脱毛の仕組みやメリット・デメリットについて詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
関連記事:LED脱毛とは?特徴や仕組み、レーザー脱毛との違いを解説
Q.ランニングコストが安いおすすめの業務用脱毛器は?
照射回数とランニングコストを重視するなら、株式会社b-modelsの業務用脱毛器「イデアライト」がおすすめです。
主な仕様は次のとおりです。
- 1ショット単価:0.1円〜0.15円
- 総ショット数:100万発
- 照射面積:10mm×50mm
- 脱毛スピード:1秒間10ショット
- 往復施術:不要
- 脱毛方式:IPL・SHR・E-Lightの3種類に対応
往復施術が不要なため、ショット数が膨らみにくい設計です。
レディース・メンズ・キッズ向けのモードを備え、お客様に合わせた施術ができます。
価格や口コミは業務用脱毛機器イデアライトの口コミ・メリット・販売価格で詳しく紹介しています。
業務用脱毛器「イデアライト」製品ページはこちら
まとめ
業務用脱毛器の照射回数の目安は、全身で1,000〜2,000ショット、両ワキで約20ショット、ヒゲで約40ショットです。
必要なショット数は照射面積と往復照射の有無で変わります。
ランニングコストを比べるときは、次の順で計算しましょう。
- ランプ交換費用÷総ショット数で1ショット単価を出す
- 1ショット単価×部位ごとのショット数で施術原価を出す
- 施術原価×月間の施術回数で月のランニングコストを出す
保証の対象範囲やランプ寿命も含めて総額で比較することが、利益の出る1台を選ぶ近道です。
本記事の目安と計算方法を参考に、ご自身のサロンに合った業務用脱毛器を選びましょう。

