エステサロンに通うお客様の中には、痩身や脱毛効果を重視している方だけではなく、非日常的な特別な空間で過ごしたいと考えている方も少なくありません。落ち着いたエステサロンで施術を受けたいお客様に選ばれるお店を作るためには、おしゃれな内装やインテリアを取り入れることが重要になります。
しかしエステサロンの内装ではどのような点に気をつけたらいいのか、費用を抑えて個人サロンをおしゃれにするためにはどうすれば良いのか疑問に感じているサロンオーナー様も多いでしょう。そこで本記事では、エステサロンの内装をおしゃれにするコツについて、内装工事にかかる費用や具体例とともにご紹介します。
エステサロンのおしゃれな内装は人気を大きく左右する
私たち株式会社b-modelsでは、これまで全国200店舗以上のサロンコンサルティングを手がけてきた実績を持ちます。その経験から断言できるのは、集客に成功していて売上が安定している人気サロンでは、必ずと言っていいほどおしゃれな内装を施しているという事実です。
人気のエステサロンでは、業務用エステ機器の性能やエステティシャン一人ひとりの技術が高いことに加えて、お客様がリラックスして非日常を経験できる空間を用意しています。どれだけ質の高い施術ができたとしても、生活感ある他人の自宅のような店舗では、リピートするお客様は減少してしまうでしょう。
エステサロンに通うお客様は、エステの施術を受けるだけではなく、落ち着いた空間で居心地の良い時間を過ごす体験を求めています。そうしたニーズに応えられるおしゃれなエステサロンは、たとえ業界トップの技術や設備を導入していなかったとしても、地域の人気店の地位を獲得できるでしょう。
エステサロンの内装をおしゃれにするために押さえるべきポイント
おしゃれなエステサロンを実現するために、内装で押さえておきたいポイントには以下の5つが挙げられます。
- コンセプトを反映・統一する
- 清潔感のある色・素材を使う
- 間接照明を活用する
- 落ち着いたプライベート感を演出する
- 音楽や香りにもこだわる
それぞれ順番にご紹介しましょう。
おしゃれなサロン内装のポイント①コンセプトを反映・統一する
エステサロンの内装をおしゃれにするためには、まずコンセプトを反映させたテイストに統一することが重要です。たとえば、サービスの質やマシンにこだわった高級エステの内装であれば、グレードの高い大理石やガラスといった素材を使った内装がおすすめです。ハーブピーリングやオーガニックエステを売りとするのであれば、天然木や無垢材を取り入れたナチュラルな内装デザインが適しているでしょう。
事前にコンセプトカラーやブランドカラーを決めておき、内装やインテリアのカラーを合わせることでもおしゃれなお店づくりにつながります。インテリアやBGMなども、コンセプトにマッチした一貫性のあるものを選ぶと良いでしょう。
おしゃれなサロン内装のポイント②清潔感のある色・素材を使う
どのようなコンセプト・世界観のエステサロンでも手軽におしゃれさを演出できるポイントが、清潔感を意識することです。古い建物であってもきちんと手入れを行い、備品や設備が整理されているエステサロンは、居心地の良い空間という印象を与えます。
白や黒を基調としたモノトーン風の配色は清潔感につながりやすく、迷ったらシンプルな色使いで内装をデザインすると良いでしょう。壁や床には掃除がしやすい素材を選ぶと、日頃から清潔感を保ちやすくなります。
おしゃれなサロン内装のポイント③間接照明を活用する
明かりの力を借りてエステサロンをおしゃれに見せるためには、間接照明をメインの照明に利用するのがおすすめです。壁や天井に光を向けることで、優しく芸術的な空間を演出できる間接照明は、人気のエステサロンでも多用されているアイテムの一つです。
直接照明を使用したエステサロンも少なくありませんが、施術中に直接光が目に入ると、お客様がリラックスしにくくなってしまいます。ただしエステティシャンの手元を照らすためにデスクライトなどの直接照明を使うことも大切なので、間接照明と直接照明のバランスを考えながら照明を設置しましょう。
おしゃれなサロン内装のポイント④落ち着いたプライベート感を演出する
エステサロンのおしゃれな内装を考える際には、一人ひとりのお客様に対してプライベート感を提供できるかどうかを重視しましょう。たとえば、隣の施術室から他のお客様の声が聞こえてきたり、受付での会話が伝わってきたりする間取りでは、非日常的な体験を届けることは難しくなるでしょう。
小さな声でも響いてしまう店舗では、お客様が自身の悩みを打ち明ける際に抵抗感が生まれ、信頼関係を築きにくくなるデメリットもあります。防音性を重視した内装や、個室を多く用意する間取りのほか、BGMを活用するのも効果的です。店舗スペースが小さな個人サロンでは、一度に一人のお客様だけを受け入れるよう工夫すると良いでしょう。
おしゃれなサロン内装のポイント⑤音楽や香りにもこだわる
エステサロンでの施術中は目を閉じている時間が長いため、視覚以外の聴覚・嗅覚からリラックスできるようアプローチするのもおすすめです。BGMにはオルゴールやヒーリングミュージック、香りにはラベンダーやベルガモットなどのアロマを活用してみると良いでしょう。
いずれも前述した通り、エステサロンのコンセプトにマッチしていることが重要です。お客様が来店してから施術中、そしてサロンを出るまでの間で、一貫したコンセプトが伝わるように心がけましょう。
エステサロンをおしゃれな内装にデザインするための費用とは?
エステサロンをおしゃれに作り替えるためにかかる内装工事費用は、最低限の工事で坪単価10万円程度、内装にこだわる場合には坪単価30万円〜40万円程度が目安となります。平均的なエステサロンであれば20坪ほどの広さのため、少なくとも200万円ほどの予算を用意しておくと良いでしょう。
坪数の少ない店舗ほど単価が高くなる傾向にあるほか、パーテーションを多く設置する場合なども工事費用がかさむことがあります。自宅サロンで開業するか、テナントサロンを借りるかによっても内装工事費用は異なるため、具体的な金額は内装工事業者の見積もりを参考にすると良いでしょう。
なお、内装工事費用を含めたエステサロンの開業資金については、下記のページで内訳や相場とともに解説しているので、併せてご覧ください。
関連記事:エステサロンの開業!開業に必要な資金や資格について解説
内装費用を安く抑えて個人サロンをおしゃれにするコツ
個人サロンや開業直後のサロンでは、内装工事に予算をかけられないケースも多いでしょう。内装工事費用が膨らんだことで、集客・広告にかける費用や備品の購入費用が圧迫されてしまえば、エステサロン経営にも影響が出てきます。
そこでここからは、内装工事費用を安く抑えておしゃれなエステサロンを目指すコツについて、以下の3つをご紹介します。
- 低廉なブランドでインテリアを統一する
- 居抜き物件を探す
- レンタルできる設備を利用する
順番に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
低廉なブランドでインテリアを統一する
エステサロンに配置するインテリアや備品は、サロン向けの業者から購入することもできますが、一般向けのインテリアショップのアイテムを活用するのもおすすめです。たとえば、無印良品やニトリ、IKEAといった低廉なブランドで統一することにより、費用を抑えながらおしゃれな空間を演出することができます。
たとえ高級ブランドを取り入れたとしても、ブランドがバラバラで統一感に欠けると、雑多で居心地が悪いという印象につながってしまいます。一つひとつのアイテムは低価格でも、ブランドを統一してインテリアを配置することで、高級感あるおしゃれなエステサロンを作ることもできるので、ぜひ検討してみてください。
居抜き物件を探す
内装工事費用を安く抑えるためには、以前の借主の内装をそのまま利用できる居抜き物件を探すことも効果的です。過去に高級エステサロンが入居していたテナントであれば、内装をほとんど変えることなく、おしゃれなエステサロンを経営できるでしょう。
ただし居抜き物件であるということは、その立地でのエステサロン経営が失敗に終わった可能性も考えられます。以前のエステサロンのコンセプトが色濃く反映されていることも多いため、ご自身のブランドイメージとマッチするかどうか、その立地条件で集客面で問題がないかを十分にリサーチしてから賃貸契約に進みましょう。
レンタルできる設備を利用する
備品やエステ機器の導入を含めた開業費用を抑えるためには、レンタルに対応した設備を利用することもおすすめです。業務用エステ機器の中には、一括払いや分割払いのほか、レンタル・リース契約で利用できるマシンも存在します。
レンタルで業務用エステ機器を導入することで、初期費用を抑えながらエステサロンの競争力を高め、おしゃれな内装に回せる予算も確保しやすくなります。そのため業務用エステ機器の導入を考えている場合には、レンタルプランに対応したメーカーを選ぶと良いでしょう。
私たち株式会社b-modelsでも、現金・クレジット・ローン・レンタルプランと豊富な支払い方法に対応した業務用エステ機器を取り扱っています。これまで全国200店舗以上のサロンコンサルティングを手がけてきた実績から、立地選びや内装・設計のアドバイスなどの開業・経営サポート特典もご提供しているので、興味がある方はぜひ下記のリンクからお問い合わせください。
おしゃれな内装で人気のエステサロンの具体例
最後に、おしゃれな内装で人気を集めているエステサロンの事例について、内装デザインを考える際のポイントと合わせてご紹介します。
おしゃれな内装のサロン事例①痩身ダイエット専門店SlenderMe
引用:https://slender-me.com/salon.html
痩身ダイエット専門店SlenderMeは、山梨県内でも業務用エステ機器を豊富に取り揃えたエステサロンとして人気を集めています。淡いピンクのブランドカラーで内装やタオルなどの消耗品を統一しており、公式Instagramのテーマカラーにも使われています。
照明には吊り下げ式のペンダントライトや間接照明が活用されており、おしゃれなだけではなく機能性も高めた設計となっています。インテリアの数は最小限に抑えた、シンプルなレイアウトも参考にしやすいでしょう。
おしゃれな内装のサロン事例②Mahalo+(マハロプラス)
引用:https://mahalo-plus.com/salon.html
宮﨑県で痩身・脱毛・フェイシャルメニューを提供するエステサロンMahalo+では、ハワイの高級リゾートをイメージしたおしゃれな内装コンセプトとなっており、お客様がリラックスできる癒しの空間を演出しています。サロンのコンセプトに統一されたデザインで、南国風のリラックス体験を求めるお客様から人気を集めています。
グリーンや小物をうまく取り入れながら洗練された店舗としてまとまっており、広々としたスペースを有効に活用している好例です。
おしゃれな内装のサロン事例③RHB横浜
引用:https://r-h-b.jp/salon_yokohama.html
痩身・フェイシャルエステを提供するRHB横浜では、高級感ある床材・壁材を広い面積で活用することにより、高級感あるおしゃれな内装を実現しています。観葉植物のグリーンや、鮮やかな色合いのフラワーインテリアが差し色となり、無機質な印象を和らげているのも特徴です。
カーテンで区切られた施術室は、白を基調とした内装と高さのある天井により、プライベート感を保ちながら圧迫感の少ないおしゃれな空間に仕上がっています。エステサロンの壁材・壁材やインテリア選びの参考として、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
エステサロンの内装をおしゃれにするためには、色や素材、インテリアにこだわることも大切ですが、何よりも重要なのはサロンのコンセプトにマッチしているかどうかです。高級ブランドのアイテムを配置していたとしても、サロンのコンセプトと合わないデザインでは、雑多で居心地の悪いお店という印象を与えてしまいます。
また、個人サロンで内装工事費用に予算をかけられない場合には、サロンの内装がそのまま使える居抜き物件を探したり、レンタルプランに対応した業務用エステ機器を導入したりするのも効果的です。低廉なブランドでインテリアを統一するだけでも、おしゃれな空間を演出できるので、ぜひ試してみてください。
なお、エステサロンの内装を含めたサロン開業・経営について相談したいオーナー様は、私たち株式会社b-modelsにご相談ください。b-modelsでは、業務用エステ機器の販売をはじめ、立地の選定から内装・設計のアドバイスまで、ワンストップで経営・開業サポートを提供しています。興味がある方は、ぜひ下記のページからお気軽にお問い合わせください。