皮膚や身体への負担が少なくリバウンドしにくい痩身医療として近年注目されているのが「脂肪冷却」です。脂肪冷却とは、施術する部位の脂肪細胞を凍らせて破壊し、老廃物として排出することで高いダイエット効果が期待できる方法です。
しかし「脂肪を凍らせる」というイメージから、施術時の痛みやデメリットについて気になる方が多いです。
そこで今回の記事では、脂肪冷却の仕組みと期待できる効果、危険な副作用や注意点について解説しています。脂肪冷却に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、私たち株式会社b-modelsでは、脂肪冷却をはじめとする痩身メニューの充実を目指すサロンオーナー様向けに、経営・開業サポートが受けられる業務用痩身機器を取り扱っています。サロン開業を検討している方や、集客・売上向上のためにマシン導入を考えている方は、下記のページからお気軽にお問い合わせください。
脂肪冷却とは?
脂肪冷却は、脂肪細胞を4℃の低温で凍らせることによって死滅させ、脂肪を体外に排出することで部分痩せ効果が得られる痩身医療です。
施術を受けることで運動や食事制限なしで脂肪を落とすことが可能で、メスを使った手術が不要な点やダウンタイムがほとんど発生しないことから、痩身施術として最近注目を集めています。
脂肪冷却の仕組み
脂肪冷却によりダイエット効果を得られる仕組みには、脂肪が凍る温度と水が凍る温度の違いが挙げられます。水は0℃で凍結することはご存知の通りですが、脂肪は4℃で凍結する性質を持っています。なお、血液が凍るのは-18℃です。
水と脂肪が凍結する温度の違いを利用して、脂肪だけを凍らせて細胞を壊すことにより、皮膚や身体へのダメージを抑えながら痩身効果を得ることができます。
エステとクリニック(医療機関)の脂肪冷却の違い
脂肪冷却はエステサロンでも施術を行うことができますが、その効果はクリニック(医療機関)とはやや異なります。
脂肪冷却によって細胞を破壊する方法は医療行為としてみなされるため、脂肪冷却の高い効果を得るには美容外科クリニック等の医療機関を利用する必要があります。
エステサロンでも脂肪冷却を受けることは可能ですが、医師免許がなくても施術できる機器を使用するため、出力が弱く効果が低くなる傾向にあります。
エステサロンでの施術であれば、1回あたりの施術料金はクリニックよりも安くなる一方で、複数回の施術を受けないと効果を実感できない場合があります。
脂肪冷却で期待できる効果
脂肪冷却によって期待できる効果には、以下の3つが挙げられます。
- 気になる部位の部分痩せが可能
- 冷却部位で約20%の脂肪細胞が減少する
- リバウンドを起こしにくい
それぞれ詳しくご紹介しましょう。
気になる部位の部分痩せが可能
脂肪冷却は、皮下脂肪が付きやすい部位の部分痩せに効果的な痩身医療であり、二の腕、お腹周り、太ももなどに向いています。
特定の部位だけにピンポイントで施術を受けることも可能であるため、他の部位と比べて二の腕の脂肪が落ちにくい方など、お客様それぞれの希望に合わせて脂肪を落とすことができます。
冷却部位で約20%の脂肪細胞が減少する
脂肪冷却には、施術を受けた部位の約20%の脂肪細胞を減少させる効果があります。
死滅した脂肪細胞は、老廃物として1ヵ月かけて体外に排出されるため、少しずつサイズダウンすることも特徴です。そのため皮膚がたるむことなく、美しい見た目を保ったまま部分痩せを図ることも可能です。
リバウンドを起こしにくい
脂肪冷却は脂肪細胞そのものを減らす効果を持つことから、リバウンドを起こしにくい傾向があります。一度減少した脂肪細胞は、施術後に再び増加することがなく、スマートな体型を維持しやすいことが多いです。
施術にあたって運動や食事制限を行う必要もないことから、リバウンドしやすい方にもおすすめです。
脂肪冷却のメリット
脂肪冷却は少ない副作用で高い効果を得られる痩身医療であり、施術のメリットには以下のようなものがあります。
- メスが不要でダウンタイムが短い
- 安全性・有効性が高い
- 皮下脂肪が多い方に効果が高い
それぞれ順番に解説しましょう。
メスが不要でダウンタイムが短い
脂肪冷却は、脂肪が気になる部位を専用の器具で吸引し、吸引した部分を外から冷やすことで痩身効果を得る施術です。
体内に器具を入れたり皮膚を切ったりする必要がないことから、痛みや傷跡が残ることがなく、ダウンタイムもほぼ発生しません。施術当日から普段通りの食事・運動・入浴が可能なので、日常生活への影響も最小限に抑えることができます。
安全性・有効性が高い
脂肪冷却には高い安全性・有効性が認められている点も、脂肪冷却のメリットの一つです。
厚生労働省により認可された脂肪冷却機器「クールスカルプティング」を使用した脂肪冷却は、これまで世界80ヵ国以上、1,100万回以上行われた実績を持ち、痩身医療の中でも広く使われている技術となっています。
そのため初めて痩身医療を受ける方や、ダイエット効果を重視する方にも安心です。
参照:PR TIMES「理想のボディラインをデザインする部分痩せ治療医療機器「クールスカルプティング® エリート」を発売」
皮下脂肪が多い方に効果が高い
脂肪冷却は皮下脂肪にアプローチすることで部分痩せを目指す施術のため、皮下脂肪が多い方や皮下脂肪がつきやすい部位に高い効果を発揮します。
皮下脂肪は、二の腕やお腹周り、太ももなどに付きやすく、普段動かすことが少ない部位に蓄積しやすい傾向にあります。
そのため運動や食事制限では短期間に落とすことは難しいとされていますが、脂肪冷却であれば効果的に部分痩せが可能になります。
脂肪冷却のデメリット
脂肪冷却は皮下脂肪を落としたい際に効果的な施術ですが、一方で内臓脂肪を落とすことはできないなどのデメリットも存在します。
ここでは以下の3つのデメリットについて、注意点とともにご紹介します。
- 内臓脂肪には効果がない
- 施術中・施術後に違和感がある
- 効果を実感するまでに約1ヵ月かかる
それぞれ順番に解説していきます。
内臓脂肪には効果がない
脂肪冷却は専用の器具を使って皮膚を吸引し、皮下脂肪にアプローチすることで部分痩せ効果を得る施術です。
そのため内臓脂肪を減らす効果はなく、内臓脂肪が気になる方にはおすすめできません。
ただしEMSやラジオ波といった他の痩身メニューを併用したり、運動・食事制限と合わせて施術を受けることにより、効果的な全身のトータルケアを実現できます。
施術中・施術後に違和感がある
脂肪冷却の施術当初は、皮膚を吸引される違和感や痛みを感じることがありますが、数分などの短時間で気にならなくなる方が多いようです。
施術後には内出血が残る場合もありますが、1〜2週間程度で治まるのが一般的です。
なお、脂肪冷却は吸引した部分のみを冷却するので、冷え性が悪化したり、冷たさを強く感じたりすることはないのでご安心ください。
効果を実感するまでに約1ヵ月かかる
脂肪冷却で破壊した脂肪細胞は、約1ヵ月かけて少しずつ体外に排出されるため、すぐに効果を実感できない点はデメリットといえるでしょう。
施術や体質によっては、効果を実感するまでに2ヵ月、3ヵ月を要するケースもあります。そのため即効性を求める方には不向きですが、皮膚のたるみなどを予防できる点は他にないメリットと言えます。
脂肪冷却の施術の流れ
クリニックでの脂肪冷却の施術は、以下のような流れで行われます。
- 問診・カウンセリング
- 着替え
- 機器の装着
- 施術(30分〜60分)
- アフターケア
まずは担当の医師が問診・カウンセリングを行い、お客様の悩みや症状に合わせて施術内容を決定します。
その後クリニックで用意されるウェアなどに着替え、脂肪冷却機器を装着します。装着の際に皮膚を引っ張られる感覚があり、少しだけ痛みを感じるかもしれません。
脂肪冷却の施術時間は、機器の性能によって異なりますが、30分〜60分ほどで終わります。施術中は安静にする必要はありますが、スマホを使ったり本を読んだりすることもできます。
最後に機器を取り外し、アフターケアとして施術部位をマッサージします。医師がいるクリニックで施術を受けることから、万が一トラブルが発生してもすぐに対応してもらえるので安心です。
脂肪冷却の効果を高める方法
脂肪冷却は1回の施術でも高い効果を得られますが、正しいケアや定期的な施術により、さらに効果を高めることができます。ここからは脂肪冷却の効果を高める3つの方法を解説します。
施術後にセルフマッサージをする
脂肪冷却によって破壊された脂肪細胞は、リンパを通して体外に排出されます。そのため、施術後1週間程度は自分でマッサージすることで効果を高めることができます。
具体的なマッサージ方法については施術を受けたクリニックに相談してみると良いでしょう。
部位ごとに3~5回の施術が効果的
脂肪冷却は同じ部位に対して、3〜5回ほど繰り返して施術を受けることにより、さらに痩身効果が高まります。1ヵ月、あるいは1ヵ月半ほどの間隔をあけて同じ部位に脂肪冷却をすることで、同じ体型を維持しやすくなるでしょう。
他の部位であれば、間隔を空けずに施術を受けられます。
排出補助サプリを利用する
脂肪冷却を実施しているクリニックの中には、破壊した脂肪細胞の排出を促し、脂肪冷却の効果を高めるサプリメントを提供してもらえることがあります。
排出補助サプリを併用することにより、より短期間で脂肪冷却の効果を実感できるでしょう。
脂肪冷却の危険なポイント
脂肪冷却は副作用が少なくデメリットが小さい痩身医療として知られていますが、まれに危険な症状が現れるケースもあります。
ここでは脂肪冷却における危険なポイント、注意点を3つご紹介します。
脂肪冷却の危険なポイント① 副作用が出る場合がある
脂肪冷却の主な副作用として挙げられるのは、施術部位の赤み・内出血・痛み、感覚異常などです。これらの副作用は、施術後1〜2週間で改善されるのが一般的です。
非常にまれなケースとして、施術部位で脂肪が増えてしまう「逆説的過形成」という症状が起こることがあります。
この原因は完全には解明されていませんが、個人差や体質が影響しているとされています。施術前に、十分に説明を受けるようにしましょう。
脂肪冷却の危険なポイント② 自宅でセルフケアは難しい
脂肪冷却は医療機関向けの専門の機器を用いた施術であり、自宅で使える美容家電・美容機器は販売されていません。
また、脂肪冷却は医療行為の一つであることから、トラブルが起こった際にはすぐに医療機関に相談する必要もあります。
脂肪冷却の危険なポイント③ 基礎疾患・皮膚に炎症がある場合は受けられない
脂肪冷却は誰でも気軽に受けられる施術というわけではなく、極端に脂肪が少ない方や基礎疾患がある方、皮膚に炎症や異常がある方は受けることができません。
妊娠中・授乳中の方も施術が受けられないためご注意ください。
他にも医師の問診・カウンセリングによって施術を断られるケースもあるため、まずは施術を受けたいクリニックへ事前に問い合わせることをおすすめします。
まとめ
この記事では、脂肪冷却の効果からメリット・デメリット、副作用、効果を高める方法について紹介しました。
脂肪冷却は、脂肪が4℃で凍結する性質を活かした痩身医療で、副作用やデメリットが少ないことが特徴です。1回の施術でも高い効果を実感しやすく、マッサージやサプリメントでさらに効果を高めることも可能です。
脂肪細胞を破壊して排出することからリバウンドしにくいメリットもあるため、運動や食事制限でのダイエットが続きにくい方は、脂肪冷却を提供するクリニックに相談してみるとよいでしょう。
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