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2024.4.16.

エステサロンは未経験でも開業できる?成功するために必要なポイント

カテゴリー:エステ開業

エステサロンは未経験でも開業できる?成功するために必要なポイント

美容に興味のある方のなかには、美容の知識を活かしてエステサロンを開業したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかしながら、サロン経営の経験がないことで一歩踏み出せずにいるという話も数多く耳にします。

結論から申し上げますと、未経験でもエステサロンの開業は可能です。この記事では、未経験からエステサロン開業を目指す方のために、開業にあったほうが良い資格、費用、成功するためのポイントなど詳しく解説します。

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エステサロン開業は未経験でもできる?

エステサロン開業は未経験でもできる?

エステ業界は、開店から1年以内に半数以上が廃業するといわれるほど厳しい業界です。そのため、エステサロン開業は未経験でもできますが、エステサロンを成功させるためには資格、技術、知識、綿密なビジネスプランが欠かせません。

エステサロンの開業に資格は必要?

そもそもエステティシャンになるための資格は必要ないため、資格がなくてもエステサロンの開業ができます。しかし、自身の技術力を証明し、お客様の信頼を得るには、第三者による証明である資格があったほうが有利です。

エステティシャンの国家資格はありませんが、施術内容によっては国家資格を必要とします。例えば、まつ毛エクステンションの施術をするならば美容師免許、鍼灸を使った施術をするならば、はり師やきゅう師の国家資格が必須です。

未経験から学ぶべきエステサロン開業に必要な技術と知識

安全で質の高いサービスを提供するために、エステティシャンとしての一定以上の技術と知識が必要です。エステサロンでは全身への施術をすることから、必要となる技術と知識は広範です。

  • 必要な技術:ボディマッサージ、フェイスマッサージ、光脱毛など
  • 必要な知識:体の構造、血液、リンパ、肌構造などに関する知識、エステ業界のトレンドや最新技術に関する知識

エステティシャンの知識以外に、経営者としての知識も必要になります。具体的には、法律、税金、経営学、集客方法などの知識です。

自宅サロンを開業する前に考えておきたいビジネスプランの重要性

どのようなビジネスであっても、無計画に進めてしまうと失敗する可能性が高まります。そのため、まずはビジネスプランを策定すべきです。

ビジネスプランとは、目標を達成するための具体的な方法や戦略をまとめた計画書を指します。記載する項目は、事業の要約と全体像、今後の展開戦略、財務計画、創業者のプロフィールなどで、事業計画書のように売上や利益といった具体的な数値は記載しません。

ビジネスプランは、主に社内外へ事業を説明するための資料という位置づけであり、融資を受ける際にも重視される資料です。また、事業設立前に、課題の整理をする時にも役立ちます。

エステサロン開業時にあった方が良い資格

エステサロン開業時にあった方が良い資格

エステティシャンの民間資格は複数あり、資格取得にかかる費用や期間もさまざまです。資格を取得していないことで、開業する時期が先延ばしにならないように、事前に資格について調べておくことが重要です。本項では、エステサロン開業時にあった方が良い資格の種類と、取得方法をご紹介します。

エステティシャン資格の種類と取得方法

エステティシャンに関する民間資格のなかでも、よく知られている資格を3つご紹介します。

AJESTHE認定エステティシャン

一般社団法人日本エステティック協会の資格です。エステティシャンセンター試験に合格と、協会認定校での300時間以上コースまたは1,000時間以上コースの修了、もしくは実務経験1年以上に該当する正会員の方が取得できます。

AEA認定エステティシャン

一般社団法人日本エステティック業協会の資格です。AEA認定校でのカリキュラム履修、またはサロンでの実務経験を積んだ後、認定試験に合格し、登録申請をすることで資格を取得できます。

CIDESCO国際ライセンス

スイスにあるCIDESCOの国際ライセンスです。CIDESCO国際認定校で1200時間以上のカリキュラムを終えてCIDESCO国際試験に合格するか、実務経験を2年以上積んだうえでCIDESCO RPL国際試験に合格すると取得できます。

資格取得にかかる費用と期間

エステティシャン資格にかかる費用と期間は、資格の種類と勉強方法によって異なります。特に費用は、同じ資格を同じスクールで勉強する場合でも、通学か通信講座かによって大きな差が生じるのが一般的です。

例えば、日本エステティック協会やCIDESCOの認定校であるタカラ・インターナショナル エステティック カレッジでは、AJESTHE認定エステティシャンコース(330時間)において通学と通信講座で以下の違いがあります。

  • 通学方式
    コース入学金:50,000円
    コース受講料:580,800円
    履修期間:週1~3日の通学で6か月間程度
  • 通信講座方式
    コース入学金:27,500円
    コース受講料:215,710円
    履修期間:スクーリング通学10日間で6か月~18か月

資格が開業に与える影響

エステサロンでは直接肌へ施術するため、肌荒れや腫れなどのトラブルを引き起こしてしまうリスクが存在します。そのため、エステサロンを利用する方の多くは、エステティシャンの技術力を重視してエステサロンを選びたいと考えているのです。

どんなに技術力があっても、それを証明できる資格がなければ、新規顧客の獲得は難しくなるでしょう。未経験で資格がないと、開業資金の融資が受けにくいデメリットもあります。以上のことから、資格の有無はエステサロン開業に大きな影響を与える、といっても過言ではありません。

エステサロン開業に必要な費用

エステサロン開業に必要な費用

エステサロンを開業する際は、まとまった資金が必要となるため、事前にどれくらいの初期費用がかかるかを把握しておくべきです。本項では、エステサロンの開業初期費用の内訳、資金調達方法、初期費用を抑えるための工夫をご説明します。

開業初期費用の内訳

エステサロンの開業方法として代表的なのが、自宅で開業、賃貸マンションで開業、テナントで開業です。開業方法によって、開業初期費用の内訳は変動します。最もコストを軽減できる自宅での開業であっても、次のような費用を要するでしょう。

  • 内装工事費用:20万円~
  • 器具・家具代:10~50万円
  • 消耗品・備品:10万円~
  • 広告宣伝費:30万円~
  • 合計:70万円~

資金調達の方法

資金調達の方法では、貯蓄、融資、借入、補助金や助成金といった方法があります。ただし、融資や借入は返済しなければなりません。そのため、これらの割合を減らすのが、開業後の資金繰りを安定させるコツです。

貯蓄を使う

利息が発生しない貯蓄を活用するため、資金調達方法のなかで最も理想的かつ無駄なコストが生じない方法です。しかし、今から貯蓄する場合は、貯蓄に時間がかかって夢が遠のく可能性があります。

融資を依頼する

日本政策金融公庫が運営している創業者への融資制度、あるいは地方銀行や信用金庫の金融機関の事業用ローンを利用する方法です。ただし、いずれも融資を受ける際に、厳しい審査が行われます。

家族や友人から借りる

家族や友人であれば、無利息でお金を借りられる可能性がありますが、返済しないと贈与とみなされ、課税されるリスクがあります。お金を借りる際は、借用書を作成しておくことが重要です。

補助金や助成金を活用する

政府や商工会議所が支給する補助金や助成金制度を活用する方法です。条件を満たせば、事業の継続やIT化において必要となる資金を調達できます。なお、支給された補助金や助成金は、適正な対応を行えば返済の必要はありません。

初期費用を抑えるための工夫

場所や設備にかかる初期費用を抑える方法も有効です。ここでは3つの方法を解説します。

自宅で開業する

テナントを借りる場合は、敷金、礼金、家賃の支払いが毎月発生します。立地が良好な場所になるほど、これらの費用は高額になりがちです。自宅であれば、これらの固定費を削減できます。

居抜き物件を選ぶ

以前エステサロンとして使われていた物件を選べば、設備や内装の一部をそのまま利用できる場合があります。工事や購入にかかる費用を安く抑えられるでしょう。

中古品を購入する

エステ機器や大型家具は高額なため、一度に新品を導入しようとすると資金が不足する恐れがあります。そのため、美品であれば中古品を購入するのも選択の一つです。

ただし、エステ機器は施術の質に関わるため、十分な調査をする必要があります。マシンの状態や保証期間の有無はもとより、売却理由、消耗品の販売状況などもチェックすべきです。

エステサロン開業は1人でもできる?

エステサロン開業は1人でもできる?

通常のエステサロンでは、受付業務と施術は違うスタッフが行っていますが、1人ですべての業務をこなし運営することも可能です。とはいえ1人運営にもメリットとデメリットがあるため、慎重に検討されることをおすすめします。

1人運営のメリットとデメリット

1人運営であればスタッフを確保する必要がありません。

メリット

1人運営のメリットは何でも自分で決定できるため、自身の理想とするエステサロンを実現できる点です。施術場所や営業時間なども自由に設定できる点も魅力です。

さらに、スタッフの教育なども不要なため、開業にかかる準備期間を短縮できるでしょう。また、毎回同じスタッフが施術を担当するため、顧客のニーズを把握しやすくなり、満足度の高い施術を提供できます。

デメリット

スタッフがいないため、受付業務、経理、掃除、機材のメンテナンスなどすべてを1人でこなさなくてはなりません。1人の顧客に丁寧に対応できる反面、薄利多売ができないため、大手のエステサロンと比較すると施術料金が割高になってしまうのもデメリットです。

1人で開業するための準備

個人事業主としてエステサロンを開業する際は、開業届が必要です。開業届は郵送、窓口、e-Taxのいずれかの方法で税務署に提出します。その際に、青色申告承認申請書も提出すれば節税としても効果的です。

ただし、シェービングやまつ毛パーマなどの施術を提供する場合は、保健所に「理容所」「美容所」の届出をしなければなりません。

1人での運営を成功させるために導入したいサポートツール

エステサロンを運営するには、予約管理が必要です。近年では電話、メール、WEBサイト、SNSなどで予約を取れます。しかし、1人で運営する場合は施術と並行してこれらの業務をこなさなくてはなりません。特に予約管理でミスをすると、ダブルブッキングしてしまい、顧客からの信用を失う可能性があるため注意が必要です。

1人運営で導入したいのは、サロンに特化した予約管理システムです。予約管理システムを活用すれば、さまざまな媒体から寄せられる予約を一元管理できるため、ダブルブッキングするリスクを減らせます。24時間予約の受け付けが可能でクーポンの発行もできるので、業績アップにも効果的です。

業界団体への加盟で情報交換や相談できる体制も整える

1人運営は、相談相手が近くにいないのもデメリットです。業界団体へ加盟することで相談できる体制を整えられます。

また、エステ業界の最新情報を入手しやすくなるのもメリットです。業界団体では、法律の改正による現場の変化や、エステサロンで懸念される事故の事例などに対しても注意喚起も行っています。業界団体に加盟することで、より安全かつ質の高いサービスを提供できるでしょう。

エステサロン開業セミナーは受けるべき?

エステサロン開業セミナーは受けるべき?

エステサロン開業に必要な知識は、書籍、無料動画、ブログなどを活用すれば、費用を安く抑えて学ぶことも可能です。しかし本格的に学びたい方は、エステサロン開業セミナーを受講すべきかを悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。本項では、セミナー受講のメリットや選び方をご紹介します。

セミナー受講のメリット

エステサロン開業セミナーでは、開業および運営に必要となる経営の知識や、クレーム対応、薬事法、経理、特定商取引法などに関する法律が学べます。このような専門性の高い知識を、独学で身に着けるのは難しいでしょう。質問や疑問があっても、自分で解決しなければなりません。

セミナーではその場に講師がいるため、分からないことはすぐに質問できます。また、同じ目標を持つ仲間と知り合えるため、開業に向けた情報交換や、人脈の形成などが行えるのもメリットです。

セミナーの選び方

セミナーを選ぶ際の主なポイントは、次の3つです。

セミナーの内容

セミナーによって学べる内容が異なるため、自身のニーズや知識レベルと合致しているかが重要です。例えば、自宅開業セミナー、補助金活用セミナー、集客セミナー、資金調達セミナー、起業・経営セミナーなどが挙げられます。

まずは起業・経営セミナーを受講して基礎知識を付けた上で、自宅開業セミナー、資金調達セミナーを受けるなど、受講の順番も考慮しましょう。

講師の実績と評判

講師も、セミナーの良し悪しを決める重要なポイントです。セミナー講師の実績、所有資格、実務や表彰といった経歴について調べて、信頼できる講師かを判断した上で参加を決めましょう。実際に参加した人たちの口コミもセミナー選びに役立ちます。

受講料

開業セミナーは、無料のものと有料のものがあります。無料のセミナーは気軽に参加できますが、内容が薄い可能性があります。知識を増やすためには、受講料よりはセミナーの内容を重視して選ぶことが大切です。

セミナー後のフォローアップ

セミナーによっては、セミナー後に開業準備サポート、経営相談などのフォローアップを実施しているものもあります。フォローアップを利用できれば、エステサロン開業までにすべきことが明確になるでしょう。ただし、フォローアップの利用に別途料金がかかる場合もあります。

エステサロン開業で成功するためのポイント

エステサロン開業で成功するためのポイント

エステサロン業界は競争が激しいため、開業できても必ずしも成功するとは限りません。本項では、エステサロン開業を成功へと導く主なポイントを4つご紹介します。

市場ニーズの把握と顧客層にあったサービスの提供

エステサロンを開業すると自分の好みを打ち出せますが、顧客のニーズに合わないサービスばかり提供していては、顧客を得ることは困難です。1人運営をしていると、視野が狭くなりがちです。

エステや美容にも流行やトレンドがあるので、常に世の中に目を向け人脈を広げ、市場ニーズを把握して顧客層にあったサービスを提供することが重要です。

継続的なサービスの質を見直し

エステサロン経営では、開業はあくまでもスタート地点に過ぎません。顧客により良いサービスを提供するためには、現状に甘んじることなく継続的なサービスの質を見直し続けることが必要不可欠です。サービスの質を見直す方法としては、口コミをチェックし悪い口コミには迅速に対応する、顧客にアンケートを実施するなどもあります。

顧客一人一人に合わせたサービスの提供でリピーターを獲得

エステサロン運営では、リピーター獲得が重要と言われています。その理由は、リピーターが多いと売上が安定し、新規顧客を獲得するための経費トを削減できるからです。

リピーターを獲得するためには、他のエステサロンと差別化が必要です。個人サロンは、顧客一人一人に合わせたサービスを提供することで、メニューがパッケージ化された大手サロンとの差別化を図れます。

ブランドの認知度向上のための効果的なプロモーション

エステサロンのブランドを立ち上げ、そのブランドの認知度を向上させることも重要です。ブランディングに成功すれば顧客からの信頼が高まり、長期に渡るリピートや口コミによる新規顧客獲得も期待できます。

ブランディング手法には、WEBサイト、SNSなどがありますが、どの手法であってもターゲット層を絞ってリサーチを行い、イメージカラーやロゴを使って統一性を持たせるのがポイントです。

まとめ

エステサロンの開業には、まとまった資金の用意、エステと経営に関する知識の習得などさまざまな準備が必要です。また、競争が激しいエステサロン業界で生き残るためには、サービス向上と他のサロンと差別化も欠かせません。

エステ関連の資格取得、エステサロン開業に向けたセミナー参加、ブランディング施策なども同時に進めると、エステサロン開業の夢が実現に近づくでしょう。

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