エステサロンに集客したいときに効果的な手段のひとつが広告の活用です。
一口に広告といってもチラシやWeb広告など種類はさまざま。
広告を選ぶ際はサロンのコンセプトやターゲットに合う方法を見極める必要があります。
この記事ではエステサロン広告の種類と媒体や、行きたくなるエステサロンの広告を作るポイントについてご紹介します。
エステ広告を作るときのガイドラインや集客に効果的なサイトもご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
エステサロン広告の種類と広告媒体一覧
エステサロン広告の種類を大きく分けると「紙広告」と「Web広告」の2つです。
広告の種類によって利用できる媒体や情報が届きやすいターゲット層などが異なります。
それぞれの広告で利用できる媒体と特徴をご紹介します。
紙広告
紙広告には以下の3つの媒体があります。
- ポスティング
- 新聞折込チラシ
- フリーペーパー
紙広告はサロンの近隣地域に住む方に効果的にアプローチができます。
地域密着型のサロンをコンセプトにする場合や、40代以上をターゲット層にする場合におすすめです。
それぞれの媒体の特徴と費用をご紹介します。
ポスティング
ポスティングはチラシを作成して近隣の住宅に配る方法です。
チラシ作成は専門の業者に依頼する方法と、自分で作成する方法があります。
業者に依頼すると10,000枚あたり約40,000円の費用がかかりますが、高級感のあるおしゃれなチラシを作成することが可能です。
費用を抑えたい場合はパソコンや手書きを用いて自分で作成しましょう。
アットホームなサロンをコンセプトにする場合は、手書きのチラシの方が効果的な場合もあります。
新聞折込チラシ
新聞折込チラシは作成したチラシを新聞の間に折り込み配布する方法です。
配布する地域の範囲や配布日を自由に決めることができます。
配布費用は地域やチラシのサイズによって異なりますが、全国平均でB4サイズ1枚約3円。
配布費用と合わせてチラシ作成の費用がかかります。
新聞折込チラシのメリットは、信頼性が高いことや、確実に地域の人にアプローチ可能なことです。
一方で新聞を購読していない方にはアプローチができないというデメリットがあるため、特に新聞購読社数が少ない若年層をターゲットにする場合はおすすめしません。
フリーペーパー
フリーペーパーとは地域情報や生活情報が掲載された無料の冊子です。
広告収入で運営されており、費用を支払うと広告を連載してもらえます。
費用相場は地域や広告を掲載する場所、大きさなどによってさまざま。
A4の1/16のサイズで約3万円〜6万円です。
フリーペーパーにはさまざまな種類があるため、サロンのターゲット層に合わせたテーマのものを選びやすいことがメリットです。
一方でたくさんの広告が掲載されているため他の広告に埋もれてしまうというデメリットがあります。
Web広告
Web広告には以下の3つの媒体があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
リスティング広告
リスティング広告は検索エンジンに入力したキーワードに連動して表示されるテキスト広告です。
キーワードを指定することができるので、より見込みが高い方に絞ってアプローチできるというメリットがあります。
例えば「地域名+エステ+痩せる」を指定すれば「地域で痩身メニューがあるエステサロンを探している方」をターゲットにできるでしょう。
一方で目的が決まりきっていない方へのアプローチはしづらいといったデメリットがあります。
費用は「クリック課金」というテキストがクリックされた時に発生する仕組みです。
設定するキーワードによってクリック1回分の費用が異なり、人気のキーワードは単価が高くなります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWebサイトの指定の枠内に表示される画像や動画、テキストの広告です。
地域や年代、Webサイトの閲覧履歴などを絞って表示させることもできます。
リスティング広告ほど利用見込みが高い方に絞ってアプローチすることはできませんが、エステサロンを調べる目的以外でWebサイトを利用している人まで幅広くアプローチが可能です。
費用はユーザーがクリックした時にだけ費用が発生する「クリック課金」と広告が表示された回数に応じて費用が発生する「インプレッション課金」があります。
設定する条件や競合の出す広告の単価によっても異なりますが、「クリック課金」の場合1クリック約50円〜100円程です。費用の上限は自由に調整ができます。
SNS広告
SNS広告はInstagramやTikTok、TwitterなどのSNSのプラットフォームに表示される広告です。
ディスプレイ広告と同じように、地域や年代、Webサイトの閲覧履歴などを指定することができ、ターゲット層を絞ってアプローチできます。
近年SNSの利用者は年々増加しているため、SNS広告は必ず押さえておきたい集客方法です。
費用相場もディスプレイ広告と同じく設定する条件や競合の出す広告の単価によって異なりますが、「クリック課金」の場合1クリック約24円〜200円です。
行きたくなるエステサロンの広告を作るポイント
エステサロンの広告を作るポイントを紙広告とWeb広告に分けてご紹介します。
紙広告(チラシ)のポイント
紙広告(チラシ)を作成するときのポイントは以下の2点です。
- エステサロンの長所や雰囲気が伝わる広告デザインを作る
- エステサロン用のチラシテンプレートを活用する
エステサロンの長所や雰囲気が伝わる広告デザインを作る
個人サロンの場合「どんな悩みを解決してくれるサロンか」「どんな人がどんな場所でエステの施術をしてくれるのか」が伝わりづらく、お客様が不安を感じやすくなります。
紙広告には「痛いのが苦手な方におすすめ」「子連れでの来店OK」など自分のサロンならではの長所を入れてアプローチしましょう。
また施術部屋の写真、エステティシャンの顔写真などを加えることでサロンの雰囲気が伝わりやすくなります。
エステサロン用のチラシテンプレートを活用する
インターネット上にあるテンプレートを利用すると、おしゃれなチラシを短時間で作成することができます。
しかしテンプレートでチラシを作成すると他のサロンと被ってしまう可能性が高く、すべてをテンプレート通りに作るのはおすすめしません。
写真を加える、色使いを変えるなど、テンプレートをうまく活用しつつオリジナル性も加えましょう。
Web広告のポイント
Web広告を作成するときのポイントは以下の2点です。
- ターゲット層に合う出稿先を吟味する
- ホームページの情報も充実させる
ターゲット層に合う出稿先を吟味する
近年インターネットやスマホの普及でWeb広告が重要な集客手方法となりました。
しかし広告の出稿先を間違ってしまうと効果的な訴求ができず、費用を無駄にしてしまうこともあります。
例えば学生がターゲットの脱毛サロンなのに10代・20代の利用者が少ないFacebook広告を利用していては集客効果は期待できないでしょう。
10代から20代前半のターゲット層にはTikTok広告が効果的です。
あらかじめ集客したいお客様像を具体的にイメージすることで、ターゲット層にピンポイントでアプローチできる媒体を選ぶことができます。
ホームページの情報も充実させる
Web広告から効率的に集客するために、ホームページを充実させましょう。
Web広告を見て興味をもった方を、ホームページに呼び込める可能性が高くなります。
ホームページには「サロン内やエスティシャンの雰囲気」や「エスティシャンに知識や技術があること」が伝わる内容を掲示し、お客様に安心感を与えましょう。
また簡単に予約が取れるツールがあるとより効果的に集客が可能です。
エステティックの広告表示に関するガイドライン
エステサロンの広告表示に関するガイドラインをご紹介します。
エステ広告には国が定める統一基準はありませんが、広告の表現に大きく関わってくる法律があります。
- 景品表示法
- 薬機法
- 医師法
これらの法律に触れてしまうと行政処分を課される場合もあるため、確認したうえで広告を作成しましょう。
景品表示法
景品表示法とは実際より良く見せかける表示で販売したり、過大な景品を付けて販売したりするのを規制するための法律です。
エステサロン広告では、景品表示法の中でも特に「優良誤認表示」と「有利誤認表示」に気をつけましょう。
優良誤認表示
優良誤認表示とは商品やサービスについて実際よりも優良だと感じさせる表示や、根拠なく他社の商品よりも優良だと感じさせる表示のことです。
例えば「○ヶ月で○キロ減」「業界No.1」という表示は景品表示法に触れます。
これらの表示を利用する際には具体的なデータと根拠が必要です。
有利誤認表示
有利誤認表示とは商品やサービスについて普段よりも安く感じさせる表示や、他では受けられないと感じさせる表示のことです。
例えば「期間限定○万円」「当店限定のサービス」という表示は景品表示法に触れます。
これらの表示を利用する際は本当に期間限定の価格であったり、他店では取り扱っていなかったりすることを確認する必要があります。
薬機法
薬機法とは医薬品でないもので人の病気の予防や治療はできないことを定めた法律です。
エステサロンで取り扱う機器や化粧品は医薬品ではないため薬機法に引っかかる表現をしてはいけません。
薬機法に触れる表現と言い換えの例は以下のとおりです。
- ×アンチエイジング→○エイジングケア
- ×美白→○シミを見えにくくする
- ×ニキビ治療→○ニキビを防ぐ
医師法
医師法とは医師でないものが医療行為を行うことはできないことを定めた法律です。
実際には医療行為をしていなくても、医療行為だと誤認される表現をすると違法となります。
医師法に触れる表現と言い換えの例は以下のとおりです。
- ×治す・改善・解消・矯正→○整える・防ぐ・保つ・柔らげる
- ×足痩せ→○足を引き締める
- ×シミに効く→○シミをみえにくくする
エステサロンの集客サイト(予約サイト)やアプリも活用しよう
エステサロンの広告は繰り返し出稿していると嫌悪感を感じられることも。
広告感を出さない集客方法としておすすめなのが集客サイト(予約サイト)への登録です。
集客サイトとはエステサロンの基本情報やクーポン、口コミなどが掲載されたWebサイトのこと。
代表的な集客サイトはホットペッパービューティーや楽天ビューティー、オズモールなどです。
集客サイトを利用してエステサロンを探すユーザーは多く、集客サイトによって費用はかかりますが掲載することで大きな集客が見込めます。
一方で割引クーポンなどを目的とした安さを求めるユーザーが多いため、リピーター獲得に繋がりにくい、大手との価格競争に巻き込まれるなどのデメリットも存在します。
集客サイトを利用する場合は、初回クーポン目当てで来店されたお客様にどう次回も利用したいと思っていただくか考えることが大切です。
カウンセリングを実施しお客様の悩みに寄り沿った次回のメニューを提案するなど、個人サロンならではのサービスを心掛けましょう。
エステサロンの広告は新規顧客取り込みに効果的|サロンに合う広告を見極めるべき
エステサロンの広告の種類と集客に効果的な広告を作成するポイントについてご紹介しました。
エステ広告にはさまざまな種類があり、どの媒体を選ぶかで集客の効果が異なります。
エステサロン広告を検討するときはまずそれぞれの媒体の特徴を理解しましょう。
エステサロンのコンセプトやターゲット層に合う広告媒体を見極めることで、より効果的で、無駄な費用をかけずに集客することが可能です。
エステサロンの集客でお困りの方はぜひ私たち「b-models」にお任せください。
b-modelsは業務用エステ機器の販売をはじめ、経営コンサルティング、サロン技術・スクール事業などを展開するエステティックサロン専門商社です。
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