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2023.5.26.

自宅兼サロンの間取り例|必要な広さは何畳?必要なスペースと開業前の注意点を解説

カテゴリー:お知らせ

自宅サロンの間取り例を紹介

「自宅でエステサロンを開きたいけれど、どの部屋を施術室にすればいいのかわからない」
「今の間取りで生活感を出さずにお客様を迎えられるか不安」
自宅サロンの開業相談では、このような間取りの悩みを数多くいただきます。

結論から言うと、オーナー1人で施術する自宅サロンなら、施術室は6畳(約10㎡)が目安です。
あわせて「玄関から施術室までの動線」と「お客様が使うお手洗い」を生活空間から切り分けられるかが、間取り選びの分かれ目になります。
まつ毛エクステなど美容所の届出が必要な施術を行う場合は、保健所の基準も満たさなければなりません。

本記事では、200店舗以上のサロン経営を支援してきた株式会社b-modelsが、自宅兼サロンの間取り例を解説します。
必要な広さとスペース、ワンルーム・1LDK・戸建ての間取り例、開業前に確認したい法令や契約の注意点までまとめました。
開業準備の全体像を知りたい方は、自宅サロンの開業・始め方7ステップもあわせてご覧ください。

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自宅サロンに必要な広さは何畳?施術室は6畳が目安

オーナー1人で施術する自宅サロンなら、施術室は6畳あれば営業できます。
ベッド1台と機器、ワゴンを置いても、施術者が動けるだけの余裕を確保できる広さです。
ベッドを2台置く場合や、待合スペースも同じ部屋に設ける場合は、さらに広い部屋が必要になります。

サロンの形態施術室の広さの目安ポイント
1人営業・ベッド1台(エステ・リラクゼーション)6畳(約10㎡)〜ベッドの周囲に施術者が回り込める通路を確保する
待合スペースを同じ部屋に設ける8〜10畳パーテーションで施術スペースと区切る
ベッド2台・スタッフを雇う10〜12畳以上ベッドごとにカーテンや仕切りでプライバシーを守る
美容所の届出が必要な施術(まつ毛エクステ等)作業室13㎡(約8畳)以上が基準の自治体が多い着工前に管轄の保健所へ相談する

6畳で開業するときの具体的なレイアウトや経営のコツは、自宅サロンは6畳で開業できる!経営を成功させるポイントで詳しく解説しています。

施術室のレイアウトはベッドと機器の置き場所から決める

施術室の広さは、ベッドとエステ機器の配置から逆算すると失敗しにくくなります。
一般的なエステベッドは幅60〜70cm、長さ180〜190cm前後です。
施術者がベッドの両側に回り込めるよう、周囲には60cm以上の通路を確保しましょう。

  • エステ機器とワゴンは、施術者の利き手側に置く
  • 機器の近くにコンセントがあるか確認する(延長コードの床這わせは転倒の原因になる)
  • ドライヤーや電子レンジなど、消費電力の大きい家電と同じ回路で使わない
  • お客様が着替えるスペースと、荷物を置くカゴの位置も決めておく

業務用エステ機器は、機種によって本体サイズや必要な電源が異なります。
導入を検討中の機器がある場合は、間取りを決める前に設置スペースを確認しておくと安心です。
痩身機器の種類やサイズ感は、業務用痩身機器・痩身マシンのオススメ30選で比較できます。

自宅サロンの間取りに必要なスペース6つ

自宅サロンに必要な間取り

自宅サロンでは、生活スペースと店舗スペースを分けて営業するのが基本です。
施術室だけでなく、お客様が通る動線やお手洗いまで含めて間取りを考えましょう。
必要なスペースは次の6つです。

  • 施術室(必須)
  • 玄関から施術室までの動線(必須)
  • お手洗い(必須)
  • 待合スペース(あると安心)
  • 準備室・バックヤード(あると便利)
  • 駐車場・駐輪場(立地による)

それぞれ詳しく解説します。

施術室

施術室は、プライバシーを守れる独立した部屋を選ぶのが理想です。
痩身や脱毛など脱衣を伴う施術では、ドアで仕切れる個室が欠かせません。
家族の声や生活音が届きにくい部屋を選び、壁紙や照明でサロンらしい雰囲気を整えましょう。

玄関から施術室までの動線

間取りで見落とされやすいのが、玄関から施術室までの動線です。
お客様がリビングやキッチンの前を通る間取りだと、どうしても生活感が伝わってしまいます。
施術室は玄関に近い部屋を選び、家族とお客様の動線が交わらないようにしましょう。

玄関はお客様が最初に目にする場所です。
家族の靴や郵便物は収納にしまい、スリッパやマットをサロン用にそろえるだけでも印象が変わります。
自宅だと気づいてもらいやすくする外観づくりは、自宅サロンにおすすめの看板とおしゃれに見せるコツも参考にしてください。

お手洗い

理想は、家族用とは別にお客様専用のお手洗いを用意することです。
ただし既存の住宅で増設するのは難しいため、お手洗いに近い部屋を施術室にする方法が現実的です。

家族と兼用する場合は、営業時間中の利用を控えてもらうよう家族と取り決めておきましょう。
来店前の清掃と、歯ブラシなど生活用品の片付けも欠かせません。

待合スペース

完全予約制で1人ずつ施術するなら、独立した待合室は必須ではありません。
予約の間隔を30分以上空ければ、お客様同士が鉢合わせることはほとんどなくなります。
家族の付き添いなどで待ってもらう可能性がある場合は、パーテーションで区切った待合スペースを用意しましょう。

準備室・バックヤード

準備室は必須ではありませんが、間取りに余裕があれば確保しておくと便利です。
タオルや化粧品のストック、予備の消耗品をまとめて置けるため、施術室をすっきり保てます。
カウンセリングシートなどの個人情報は、鍵のかかる棚で保管しましょう。

開業時にそろえておきたい備品は、エステサロン開業に必要なもの・揃えておくべき備品で一覧にしています。
収納スペースを決める前に、置くものの量を確認しておきましょう。

駐車場・駐輪場

駅やバス停から離れた立地では、お客様用の駐車場があると来店のハードルが下がります。
自宅の駐車スペースを使えない場合は、近隣の月極駐車場を1台分契約する方法もあります。
路上駐車は近隣トラブルの原因になるため、予約時に駐車場所を案内しておきましょう。

自宅兼サロンの間取り例【ワンルーム・1LDK・戸建て】

ここからは、実際の間取り図をもとに自宅兼サロンの間取り例を紹介します。
まずは3つの間取りの特徴を比較しておきましょう。

間取り生活空間との分けやすさ向いているサロン注意点
ワンルーム・1K△ 1部屋を仕切って使う小規模なフェイシャル・ハンドケアなど10畳以上の部屋が目安。生活用品の収納が必須
1LDK○ 1部屋を施術室にできる1人営業のエステ・痩身・脱毛リビングを通らずに施術室へ入れるか確認する
戸建て◎ フロアやエリアで分けられるベッド2台・スタッフ雇用も視野に入れたサロンリフォームする場合は費用と工期を確認する

ワンルーム・1Kの間取りの場合

ワンルーム・1Kの間取りの場合

ワンルームで生活空間とサロン空間を分けるには、10畳以上の部屋が目安です。
キッチンや浴室が居室と分かれた1Kを選ぶと、生活感が伝わりにくくなります。
ベッドや衣類は収納やロールスクリーンで隠し、施術スペースを玄関側に配置しましょう。

スペースが足りない場合は、同じマンションの別の部屋をサロン用に借りる方法もあります。
マンションで開業する際の注意点は、マンションでエステサロンを開業するメリットとデメリットで詳しく解説しています。

1LDKの間取りの場合

1LDKの間取りの場合

1LDKなら、玄関に近い洋室を施術室にし、LDKを生活空間にするのが基本の使い方です。
お客様がリビングを通らずに施術室へ入れるため、生活感を出さずに営業できます。
これから物件を探す場合は、玄関からすぐ入れる独立した部屋がある間取りを選びましょう。

洋室がLDKの奥にある間取りでは、通り道となるリビングをパーテーションで目隠しします。
お手洗いまでの道順も、お客様が迷わないよう案内表示を出しておくと親切です。

戸建て住宅の間取りの場合

戸建て住宅の間取りの場合

戸建て住宅なら、エリアやフロアで生活空間とサロン空間を分けられます。
上の間取り図であれば、北側半分をサロン、南側半分を家族の生活スペースにする使い方が考えられます。
広さに余裕があれば、ベッド2台の設置やオーナー用の事務スペースの確保も可能です。

2階建ての場合は、1階をサロン、2階を生活空間にすると動線を完全に分けられます。
玄関を共用する場合は、玄関からすぐの部屋を施術室にするのがおすすめです。

自宅サロンの間取りを決める前に確認したい法令・契約の注意点

間取りが理想どおりでも、法令や契約上の制約で営業できないケースがあります。
部屋の改装や家具の購入を始める前に、次の4点を確認しておきましょう。

  • 美容所の届出が必要な施術かどうか
  • 賃貸・分譲マンションの契約や管理規約
  • 新築・購入時の住宅ローンの扱い
  • 用途地域などの建築基準法上の制限

美容所の届出が必要な施術は保健所の基準に合わせる

美容師法上の「美容」にあたる施術を行う場合は、保健所への美容所開設届が必要です。
代表的なのがまつ毛エクステンションで、施術には美容師免許も求められます。
一方、美容師免許を必要としないエステやリラクゼーションは、原則として美容所の届出は不要です。

美容所として届け出る場合は、作業室の床面積や換気、床材などに保健所の基準があります。
作業室を13㎡以上とする自治体が多く、生活空間と区画することも求められます。
基準は自治体ごとに異なるため、改装前に図面を持って管轄の保健所へ相談しましょう。

まつ毛エクステンションは、美容師法に基づく「美容」に当たるため、施術者には美容師の免許が必要です。

厚生労働省「まつ毛エクステンションによる危害が増えています」

届出の要否や手続きの流れは、エステサロン開業時に保健所への届け出は必要?手続きや申請方法を解説で詳しく紹介しています。

賃貸・分譲マンションは契約内容と管理規約を確認する

賃貸物件の多くは「住居専用」の契約で、事業目的の利用が禁止されています。
間取りを検討する前に、商用利用ができるかを家主や管理会社に確認しましょう。
分譲マンションでも、管理規約で事務所・店舗利用が禁止されていれば開業はできません。

無断で営業すると、契約違反として退去を求められるおそれがあります。
お客様の出入りが増えるため、近隣トラブルにも注意が必要です。
許可を得た場合も、看板の設置や内装の変更ができる範囲を事前に書面で確認しておきましょう。

新築・購入では住宅ローンの対象範囲に注意する

住宅ローンは、契約者が住むための住宅を対象とした融資です。
サロン部分を含めた建物全体を住宅ローンで借りると、契約違反になるおそれがあります。
店舗部分は事業用ローンを使うなど、用途に合わせて借り入れを分けましょう。

たとえば【フラット35】では、店舗併用住宅の場合「住宅部分の床面積が非住宅部分以上」であることが条件です。
つまり、サロン部分は延べ床面積の半分までに収める必要があります。
金融機関によって条件が異なるため、設計段階で相談しておくと安心です。

新築・増改築では用途地域の制限を確認する

住宅地の中には、建築基準法の用途地域によって店舗の規模が制限されるエリアがあります。
第一種低層住居専用地域では、店舗部分が50㎡以下かつ延べ床面積の2分の1未満なら、美容院などを兼ねた住宅を建てられます。
新築や増改築でサロン部分を広く取りたい場合は、設計を依頼する建築士に確認しましょう。

参考:e-Gov法令検索「建築基準法施行令 第130条の3」

工事なしで自宅サロンを広く・おしゃれに見せるコツ

工事なしで自宅サロンをおしゃれにするコツ

間取りに余裕がなくても、インテリアの工夫で施術室を広く見せることはできます。
内装工事の予算を抑えたい方は、次の4つから取り入れてみてください。

  • 大きめの鏡を設置する
  • 家具のテイストと高さをそろえる
  • 間接照明を取り入れる
  • 生活用品を「見せない収納」にまとめる

大きめの鏡を設置する

壁に大きめの鏡を掛けると、床や壁が奥に続いて見え、部屋が広く感じられます。
ボディケアのメニューでは、施術前後の姿をお客様自身に確認してもらう場面でも役立ちます。

家具のテイストと高さをそろえる

家具は色やテイスト、高さをそろえると、空間にまとまりが生まれます。
特に高さを低めにそろえると、天井が高く見えて圧迫感が減ります。

間接照明を取り入れる

間接照明で壁や天井を照らすと、部屋に奥行きが感じられます。
天井の照明が直接目に入らないため、仰向けで施術を受けるお客様もリラックスしやすくなります。

生活用品を「見せない収納」にまとめる

自宅サロンの印象を大きく左右するのが、生活用品の見え方です。
扉付きの収納やロールスクリーンを使い、お客様の目線に生活用品が入らないようにしましょう。
内装の配色や素材選びのコツは、エステサロンの内装をおしゃれにするコツで紹介しています。

自宅でエステサロンを開業するメリット

自宅でエステサロンを開業するメリット

自宅サロンの最大のメリットは、固定費を抑えて開業できることです。
主なメリットは次の3つです。

  • 物件探しの手間と初期費用を抑えられる
  • 家賃がかからない、または低く抑えられる
  • 通勤時間がかからない

物件探しの手間と初期費用を抑えられる

テナントを借りる場合と比べ、物件の内見や契約の手間がかかりません。
店舗物件で必要になる保証金や仲介手数料も不要です。
浮いた資金を、エステ機器やメニューづくりに回せます。

家賃がかからない、または低く抑えられる

持ち家で開業すれば、サロンのための家賃は発生しません。
光熱費などは必要ですが、毎月の固定費を大きく抑えられます。
固定費が少ないほど、少ない客数でも黒字を目指しやすくなります。

通勤時間がかからない

職場までの移動がないため、その分の時間を家事や子育て、技術の勉強に充てられます。
家族の予定に合わせて営業時間を決められるのも、自宅サロンならではの魅力です。

自宅でエステサロンを開業するデメリットと対策

自宅でエステサロンを開業するデメリット

自宅サロンには、間取りや立地に起因するデメリットもあります。
主なデメリットは次の3つで、いずれも事前の対策で影響を小さくできます。

  • 間取りによっては生活感が出やすい
  • 仕事とプライベートの切り替えが難しい
  • 立地を選べない

間取りによっては生活感が出やすい

他人の家の生活感が伝わる空間では、お客様はリラックスしにくくなります。
動線の分離と見せない収納を徹底し、それでも難しい場合は部分的な改装も検討しましょう。

仕事とプライベートの切り替えが難しい

住まいと職場が同じため、営業時間外も仕事のことが気になりやすくなります。
ワンルームや1Kのように空間を分けにくい間取りでは、特に注意が必要です。
「営業時間外は施術室に入らない」などのルールを決め、意識的に切り替えましょう。

立地を選べない

自宅サロンは開業場所を選べないため、駅から遠い場合は新規集客で不利になりがちです。
SNSや予約サイトを活用すれば、立地のハンデを補えます。
それでも集客が難しい場合は、マンションの一室やテナントを借りる選択肢も検討しましょう。

自宅サロンのメリット・デメリットを開業に必要な資格とあわせて知りたい方は、自宅サロン開業に必要な資格とは?もご覧ください。

自宅サロンの間取りに関するよくある質問

6畳の部屋だけで自宅サロンは開業できますか?

オーナー1人でベッド1台を使うエステなら、6畳で開業できます。
ただし美容所の届出が必要な施術では、作業室の床面積に基準があるため保健所への確認が必要です。

賃貸マンションで自宅サロンを開業できますか?

家主や管理会社が商用利用を認めていれば開業できます。
住居専用の契約のまま無断で営業するのは避け、必ず事前に許可を得ましょう。

家族と同居していても自宅サロンは開業できますか?

開業できます。
施術室を玄関の近くに配置し、お手洗いの使い方や営業時間中の過ごし方を家族と決めておくことが大切です。

業務用エステ機器はレンタルでも導入できますか?

レンタルで導入できる機器もあります。
初期費用を抑えたい自宅サロンでは有力な選択肢です。
料金相場や選び方は、業務用エステ機器のレンタル|料金相場・選び方で解説しています。

まとめ:自宅サロンの間取りは「6畳の施術室」と「動線の分離」から考える

自宅サロンの施術室は、オーナー1人で営業するなら6畳が目安です。
あわせて、玄関から施術室までの動線とお手洗いを生活空間から切り分けられるかを確認しましょう。
美容所の届出が必要な施術や賃貸物件での開業、店舗併用住宅の新築では、法令や契約の確認も欠かせません。

株式会社b-modelsでは、自宅サロンを含むエステサロンの開業・経営をワンストップで支援しています。
業務用エステ機器の販売から資金調達、メニュー構築、集客媒体の運用代行まで対応可能です。
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