自宅でサロンを開業しようと思われている方の中には、
「自宅でサロンを開きたいけど、6畳でも大丈夫？」
「サロンを開くにはどのくらいのスペースが必要？」
とお悩みになられている方も多いのではないでしょうか？
自宅サロンは、6畳もあれば十分に施術スペースを確保して開業することができます。
そこで、この記事では、自宅サロンに必要な空間や6畳での自宅サロンの内装やレイアウトのポイント、6畳のスペースでも自宅サロンの経営を成功させるコツなどをご紹介します。
この記事を読めば狭小スペースを活かした自宅サロン経営や、経営のコツなどが分かります。
自宅サロンは6畳で開業できる
冒頭でもお伝えした通り、自宅サロンは6畳でも十分に開業できます。
もちろん、サロンを開業するのに、スペースは広いに越したことはありませんが、6畳でも問題ありません。中には、6畳以下で自宅サロンを開業している方もいらっしゃいます。
サロンを開業する場合、必ず施術用のベッドが必要になりますが、サロンで使われるベッドは一般的なベッドサイズよりも小さいので、コンパクトに設置できます。
お会計もそのまま部屋で済ませて頂くようにすれば余計なスペースは必要ありません。
また、お着替えの場合は、ご自身が施術スペースから退出すれば問題ありません。
狭小でも、レイアウトや内装を工夫すれば、お部屋を広く見せることができ、アットホームで落ち着くような雰囲気のサロンを作ることができます。
自宅サロンに必要な4つの空間
自宅サロンには、以下の4つの空間が必要になります。
- 施術スペース
- 待合室
- お手洗い
- 準備室
ここでは、自宅サロンに必要な4つの空間について紹介していきます。
①施術スペース
自宅サロン経営には、施術スペースが必須です。
部屋の広さに関係なく、自宅サロンを開業する際は必ず施術用のベッドを置く必要があります。
ネイルサロンであっても、施術するスペースはある程度確保する必要があるので、優先的に考えましょう。
②待合室
待合室は、お客様のリラックスタイムを演出するために必要なスペースです。おしゃれで居心地の良い空間にすることでお客様の満足度向上が期待できます。
ただし、6畳のスペースに待合室を確保するとなると、かなり窮屈になってしまいます。
そのため、お客様に居心地の良さを実感していただける空間を確保できそうであれば設ける、という考え方で良いでしょう。
お手洗い
自宅をサロンにして開業するなら、お手洗いは必須です。
普段ご自身で使用しているお手洗いとは別に、お客様専用のお手洗いを確保できるのが一番良いですが、6畳の自宅サロンでは難しいでしょう。
そのため、普段ご自身が使用しているお手洗いにお客様を案内することになります。
トイレは清潔感があり、使いやすく整備された空間であることが求められます。
トイレットペーパー、手洗い場のペーパータオルなど、消耗品の補充にも気を配りましょう。お客様が快適に使用できるように、常に清潔で快適な環境を保ちましょう。
準備室
自宅サロンの準備室は、施術の質に大きく関わる重要なスペースです。
清潔で整理整頓され、必要な道具や製品が手軽に取り出せるように配慮しましょう。
また、お客様のプライバシーを確保するため、ドアやカーテンなどで仕切ることも考慮しましょう。
6畳の自宅サロンで内装を考えるときのポイント
次に、6畳の自宅サロンの内装・レイアウトのポイントを紹介します。
- 必要最低限の家具しか置かない
- 家具の色調を統一する
- 事前にコンセプトを決めておく
ポイント①必要最低限の家具しか置かない
自宅サロンでは、必要最低限の家具を置くことが大切です。
無駄な家具があると、空間が狭く感じられ、リラックスできない雰囲気になってしまいます。
例えば、クリームやオイルなどの施術用のアイテムは、専用のキャビネットを用意するのではなく、施術用ベッドの下に収納するといった工夫をすることで、家具を減らすことができます。
お客様にとって心地良い空間を作るために、家具を揃えたい気持ちも分かりますが、6畳のスペースの場合は逆効果になってしまう場合も…。必要最低限の家具のみを設置するようにしましょう。
ポイント②家具の色調を統一する
自宅サロンでは、家具の色調を統一することで、統一感のある空間を作り上げることができます。
一貫した色調は、視覚的にもまとまりを生み出し、おしゃれな雰囲気を演出することができます。色の統一がなされることで、部屋全体が落ち着いた印象となり、リラックスした雰囲気を作り出せるのでおすすめです。
さらに、同系色でそれぞれの家具をまとめれば、家具一つ一つの存在感が目立たなくなるので、部屋を広く感じさせることができます。
ポイント③事前にコンセプトを決めておく
自宅サロンを開く際には、コンセプトを明確にすることが大切です。
コンセプトを決めることで、自分のサロンがどのようなスタイルであり、どのようなサービスを提供するのかが明確になります。
また、お客様にとっても、自分に合ったサロンを探す際の参考になります。
コンセプトを決める際には、自分の得意な分野や興味のある分野、お客様のニーズなどを考慮し、独自性のあるコンセプトを作り上げることが大切です。
6畳で自宅サロン経営を成功させるコツ
ここでは、6畳で自宅サロン経営を成功させるコツを紹介します。
- まずはオールハンドで始めて美容機器導入へ
- 少ない営業日で始める
- 予約・決済サービスを導入する
- ネットを使って集客する
まずはオールハンドで始めて美容機器導入へ
6畳で自宅サロンを成功させるには、まずはオールハンドで施術を行うことが大切です。
機械を使った施術には技術が必要であり、初心者には難しいことが多いため、最初は失敗の少ない手技だけに絞るのがおすすめです。
手技による施術は、お客様とのコミュニケーションも深めることができます。施術によるリラックス効果や技術に対する信頼感を得ることで、お客様からの口コミも広がりやすくなるでしょう。
また、開業しながらもオールハンド施術の基本を身に付けることができます。まずは施術の基本を身に付け、お客様との信頼関係を築くことが成功への近道です。
自宅サロンで美容機器を導入することは、集客力や施術の幅を広げるためには有効な手段であり、自宅サロンで成功するための近道です。
初めて美容機器を導入する際には、機械の性能面はもちろんですが、手厚いサポートがあるメーカーを選ぶようにしましょう。
b-modelsでは、業務用エステ機器の販売をはじめ、エステサロンの新規開業・経営サポートを提供しています。
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少ない営業日で始める
6畳の自宅サロンで成功するためには、営業日の選定が大切です。最初は少ない営業日から始め、顧客のニーズに合わせて徐々に増やしていくことをおすすめします。
一度に多くの予約を取ることは難しいため、少ない営業日でクォリティの高いサービスを提供し、リピート率を上げることが大切です。
また、営業日については、事前に予定を立て、お客様にしっかりとお伝えることも忘れてはいけません。こうすることで、お客様が予約しやすくなりスムーズに施術を受けて頂くことができます。
予約・決済サービスを導入する
6畳の自宅サロンを成功させるためには、予約・決済サービスを導入するのもおすすめです。
予約・決済サービスとは、スマホやパソコンで予約や決済を行うためのアプリのことです。
導入することで、お客様がサロンのサービスを利用するときに簡単に予約や決済をすることができます。また、サロン側も手動での予約や決済処理などの事務作業がなくなり、時間と手間を節約することができます。
現在、予約・決済サービスはさまざまな会社から提供されています。ネットの知識がない方でもスマホやパソコン一つで導入できるものがあります。
【おすすめの予約・決済サービス一例】
- STORES予約
- Square予約
- MOSH
予約・決済サービスを選ぶ際には、自宅サロンに合った機能やサポート体制があるかを確認することが大切です。例えば、予約状況や顧客情報を管理できる機能があるか、顧客サポートの対応が迅速かどうかなどをチェックしましょう。
また、選ぶときの基準として、ダウンロードができるApp Store、Google Playの評価や、SNSなどの口コミなどの評判を確認すると良いでしょう。
予約・決済サービスを導入するのが難しいという方は、予約だけであればSNSで受け付けるのも良いでしょう。
InstagramやFacebookなどのSNSアカウントを作成し、DMやメッセージなどで予約を受け付ければ予約管理ができます。
ただし、SNSで管理する場合、自分でスケジュールを管理する必要があるので注意しましょう。
ネットを使って集客する
自宅サロンで成功するためには、集客が欠かせません。近所の人たちに宣伝するだけでは、なかなか集客数を増やすことができません。そのため、ネットを使って集客する方法が効果的です。
まずは、自分のサロンのウェブサイトを作成しましょう。
自分のサロンのホームページを作成して、サロンの紹介や施術内容、料金、アクセス方法などを掲載します。予約フォームを設置することで、ホームページを見た人が予約をすることができます。そこで、なるべく早い段階で予約してもらえるように、予約フォームを最初のページに掲載することを意識すると良いでしょう。
ウェブサイトの他には、SNSを活用する方法もあります。
代表的なSNSといえば、「Instagram」、「Facebook」、「Twitter」などがあります。
InstagramやFacebookなどのSNSを活用し、自宅サロンの情報や施術内容を発信し、ハッシュタグや広告などを活用して、より多くの人にアプローチすることもできます。
Facebookは、多くの人たちが利用しているため、自分のサロンを宣伝するのに最適なSNSの一つです。
Facebookページでは、サロンの場所や営業時間、メニューや料金などを掲載することができます。
また、投稿機能を使って、自分のサロンの魅力や特徴をアピールすることも大切です。お得なクーポン情報やイベント情報などを投稿することで、多くの人たちに知ってもらえるようにしましょう。
Instagramは、美容や健康に関心がある人たちが多く利用しているため、自宅サロンにとって最適なSNSと言えます。
Instagramの写真・動画投稿機能を使って、自分のサロンの施術風景や、施術後のお客様の感想などを投稿しましょう。そうすることで、多くの人たちに自分のサロンを知ってもらえることができます。また、ハッシュタグを活用することで、自分の投稿を多くの人たちに見てもらうことができます。
Twitterを利用することもおすすめです。Twitterは、短文の投稿ができるため、簡潔に自分のサロンの情報を伝えることができます。また、他の美容関連のアカウントをフォローすることで、自分のサロンを知ってもらえる可能性が高まります。
自宅でサロンを開業するときに注意すべきこと
自宅でサロンを開業する場合、開業する業種によっては必須の届出があります。
例えば、自宅でエステサロンを開業する場合は、個人事業主が提出する「開業届出書」を提出する必要があります。
この届出を提出しないと、国が正確な事業所得や支出を把握できずに、最悪の場合は脱税を疑われる可能性もあります。
また、サロン開業時には「美容所開設届出書」という書類を提出する必要がある場合もあります。「美容所開設届出書」とは、美容業を営む者が、美容所を開設する前に、都道府県の保健所に提出する届出書のことです。
ですが、美容所開設届出書には提出義務がなく、任意です。
保健所への書類提出が求められる場合もありますが、自宅でサロンを提供し、内容も一般的なものであれば提出する必要はありません。
ただし、一部の専門性の高い施術は、別途届出が必要になる可能性があるので、必ず事前に確認しておきましょう。
まとめ
この記事では、6畳の自宅サロンを成功させるコツをご紹介しました。
6畳もあれば十分なサロンを構えることができます。
そのためには、内装インテリアの統一感を意識する、必要最低限のもの以外を置かないなどの工夫が必要。お客様目線で、居心地の良い空間作りを意識することが大切です。
この記事で紹介した内容を、ご自身のサロン経営の参考にしていただけたら幸いです。
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