フェイシャルエステ開業を考えたとき、資格はあったほうがいいの？ と気になる方も多いのではないでしょうか。
フェイシャルエステ開業に資格は不要ですが、取得するメリットはあります。
この記事では資格を取得するメリット、おすすめの資格や取得方法をわかりやすく紹介。
資格に頼らない開業方法についても説明しますので、ぜひご覧ください。
フェイシャルエステに資格は不要！エステサロンは資格なしでも開業できる
フェイシャルエステ開業に資格は必要ありません。
国家資格がなければ開業できない美容師と違い、フェイシャルエステサロンは資格がなくても誰でも開業できます。
しかしフェイシャルエステサロンはお客様の身体に触れて施術を行う仕事のため、たしかな技術や知識、経験が必要です。
開業にあたって国家資格を取得する必要はないものの、常に美容を学び続ける姿勢は必要でしょう。
そこで注目されているのが民間のエステ資格です。
エステティシャンがフェイシャルエステの資格を取得するメリット
エステティシャンがフェイシャルエステの資格を取得する代表的なメリットは以下の通りです。
- 転職や就職のときに有利
- 待遇や給与で優遇されやすい
- 専門的な技術や知識が身につき、それを証明できる
- 有資格者のエステティシャンは、お客様の信頼を得られやすい
資格を保有しているエステティシャンも多く、転職や就職だけでなく独立開業の際にも役に立つでしょう。
エステティシャンにおすすめのフェイシャルエステ資格3選
エステティシャンにおすすめの認定資格を3つ紹介します。フェイシャルエステの資格を取得するなら、まず下記の資格を検討しましょう。
- AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン（日本エステティック協会）
- AEA認定エステティシャン（日本エステティック業協会）
- Beauty Therapy Diploma（CIDESCO-NIPPON）
AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン（日本エステティック協会）
「AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン」は、日本でもっとも歴史のある日本エステティック協会が発行している資格です。
日本エステティック協会が発行している認定資格4種類のなかでも受験資格や資格申請条件のハードルが低く、エステティシャンを目指す人やサロンに入りたてのエステティシャンにおすすめ。
フェイシャルエステ開業を目指すのなら、まずは難易度の低い「AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン」から挑戦しましょう。
上位資格に挑戦する方は下記3つの資格もチェックしてみてください。
- AJESTHE認定エステティシャン
- AJESTHE認定上級エステティシャン
- AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー
「AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン」の受験資格や試験内容については下記の表をご覧ください。
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受験資格 （1または2に該当） |
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資格取得条件 （試験に合格し1～3のいずれかに該当） |
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| 試験内容 | 筆記試験 |
| 受験料 |
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参照：一般社団法人日本エステティック協会 AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン
AEA認定エステティシャン（日本エステティック業協会）
「AEA認定エステティシャン」は、日本エステティック業協会が発行している資格です。
日本エステティック業協会が発行する3種類の認定資格のなかで、もっとも基本の資格になります。エステティックサービスの基本的な技術と知識を持ち、安全なサービスが提供できることを証明する資格です。
これからキャリアアップを目指すエステティシャンで、実務経験が1年以上、2年未満の方におすすめ。実務経験が2年以上の方は、上位資格「AEA上級認定エステティシャン」の受験が可能です。
最上位資格「AEAインターナショナルエステティシャン」取得を目指すなら、まずは基本の「AEA認定エステティシャン」から挑戦しましょう。
「AEA認定エステティシャン」の上位資格は下記2つです。
- AEA上級認定エステティシャン
- AEA認定インターナショナルエステティシャン
「AEA認定エステティシャン」の受験資格や試験内容については、下記の表をご覧ください。
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受験資格 |
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| 資格取得条件 | エステティシャンセンター試験に合格後、AEA認定エステティシャン登録申請を行う |
| 試験内容 |
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| 受験料 | 10,560円（税込） |
| 資格登録料 | 14,850円（税込） |
参照：一般社団法人 日本エステティック業協会 資格取得について
Beauty Therapy Diploma（CIDESCO-NIPPON）
「Beauty Therapy Diploma」は、世界的に有名なエステティックの教育機関CIDESCOが発行する資格です。CIDESCOが発行する3種類の資格のなかで、最初に取得するべき基本の資格になります。
独立開業や講師、海外での活動を視野にいれているエステティシャンにおすすめの資格です。
CIDESCOの基準は非常にハイレベルで、資格取得は難関です。資格を取得すればエステティシャンとして高い知識と技術が身につき、お客様からの信頼を得られるでしょう。
「Beauty Therapy Diploma」の上位資格は、下記の2つです。より専門的な知識を身につけたい方は、チェックしてみてください。
- Aroma Therapy Diploma
- Spa Therapy Diploma
受験方法は「CIDESCO国際認定校を卒業後に取得する学生受験」「働きながら取得する一般受験」の2種類にわかれます。
「Beauty Therapy Diploma」の受験資格や試験内容については下記の表をご覧ください。
| 受験資格 | 学生 |
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| 一般 |
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| 試験内容 | 学生 |
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| 一般 |
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| 費用 | 学生 | 124,300円（税込） |
| 一般 | 267,300円（税込） | |
| 登録料 | 学生・一般 | 10,000円 |
参照：一般社団法人CIDESCO-NIPPON Beauty Therapy Diploma取得方法
フェイシャルエステの資格を取る方法
フェイシャルエステの認定資格を取る方法は3通りあります。
- 学びながらフェイシャルエステ資格を取る場合：エステスクール・専門学校
- 短期でフェイシャルエステ資格を取る場合：エステスクール短期コース
- 働きながらフェイシャルエステ資格を取る場合：エステティシャン通信講座
自分の状況に合わせて、利用できる方法を選択しましょう。
【学びながらフェイシャルエステ資格を取る】エステスクール・専門学校
エステスクール・専門学校で資格を取得する方法は、各協会の上位資格やCIDESCO国際資格を効率よく取得したい方におすすめです。
これからエステティシャンを目指す方でも、最短1年間で上位資格やCIDESCO国際資格をいくつかまとめて取得できます。
実習時間も多く講師から直接指導を受けられるため、より実践的な高いスキルが身につくでしょう。スクールによっては卒業後の開業や就職、進路相談など手厚いサポートも受けられます。
期間は1～2年間と長期間です。授業時間や課題などが多く、働きながらの通学は難しいと言えます。
スクールや専門学校によって、取得できる資格は異なります。まずは取得したい資格を決め、各協会が定める認定校の中から選びましょう。
エステスクール・専門学校の期間や費用などについては、下記の表をご覧ください。
| 期間 | 1～2年間 |
| 費用 | 200～300万円 |
| 取得可能なおもな資格 |
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| メリット |
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| デメリット |
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【短期でフェイシャルエステ資格を取る】エステスクール短期コース
エステスクール短期コースは、短期間で認定資格を取得したい方におすすめです。
取得したい資格に特化し、短期間で必要な知識と技術が学べます。すでにエステティシャンとして活動中の方も、基礎の復習やスキルアップにつながるでしょう。
エステスクール短期コースで取得できる代表的な認定資格は、下記の3つです。
- AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン
- AJESTHE認定エステティシャン
- AEA認定エステティシャン
「AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン」の資格であれば、最短10日間で資格取得が可能です。さらに上位資格の「AJESTHE認定エステティシャン」や「AEA認定エステティシャン」であっても、最短3か月で資格が取得できます。
スクールによって期間や通学方法は異なるため、まずは取得したい資格を決め認定校から自分に合った適切なスクールを選びましょう。
エステスクール短期コースの期間や費用などについては、下記の表をご覧ください。
| 期間 | 10日間～6か月 |
| 費用 | 15～30万 |
| 取得可能なおもな資格 |
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| メリット |
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| デメリット |
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【働きながらフェイシャルエステ資格を取る】エステティシャン通信講座
エステティシャン通信講座は、働きながら自分のペースでフェイシャルエステ資格を取りたい方におすすめの方法です。
通信講座はテキストや動画を用いた自宅学習とスクーリングで、理論と実践的な技術を習得できます。通学が必要なスクーリングは7～29日間と少なく、働きながらでも無理なく取得できるでしょう。
スクーリング日の選択方法も、働きながら資格を取得しやすいように配慮されています。ほとんどの通信講座ではスクーリングの日程を自分のペースに合わせて選択できるようになっており、通学が難しい方でも短期間で実践的な技術を身につけられます。
通信講座で取得できる代表的な認定資格は、下記の3つです。
- AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン
- AJESTHE認定エステティシャン
- AEA認定エステティシャン
「AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン」であれば、オンラインのみで資格取得が可能なスクールもあります。通信講座はスクールによって費用や履修期間、スクーリング日の選択方法が異なります。事前によく調べ、無理なく通える自分に合ったスクールを選択しましょう。
通信講座の期間や費用などについては、下記の表をご覧ください。
| 期間 | 1～12か月 |
| 費用 | 10～30万 |
| 取得可能なおもな資格 |
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| メリット |
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| デメリット |
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フェイシャルエステ資格を取らずに開業するなら
フェイシャルエステ資格を取らずに開業するなら、資格に変わる方法でお客様の信頼を得る必要があります。
ここではその方法を紹介します。
- 定期的にセミナーや講座を受講する
- エステ機器を導入する
- エステ経営のコンサルティングを受ける
定期的にセミナーや講座を受講する
定期的にセミナーや講座を受講し、スキルアップや情報収集を行いましょう。美容商材を販売する企業では、無料から有料まで多くのセミナーや講座が開催されています。
サロンへの導入を検討している化粧品があれば、商材購入とセットで費用を抑えて受講できることも。なかには導入前に講座の受講とディプロマの取得が必須のものもあります。
セミナーや講座を受講し、最新の商品やメニューの情報を収集しましょう。
エステ機器を導入する
資格を取らずに開業するのであれば、エステ機器の導入がおすすめです。エステ機器は資格がなくても技術や効果を証明でき、店舗の差別化も図れます。
また将来的にスタッフの雇用や多店舗展開を視野に入れているのであれば、エステ機器の導入は必須でしょう。
エステ機器であれば、スタッフ間で技術の差が生まれません。自分と同じレベルの技術を持つスタッフの雇用は困難なため、エステ機器があればサロン技術の安定を実現できます。
b-modelsではエステ経営を楽しく、もっと簡単にするための業務用エステ機器を販売しております。詳しくは下記のページをご覧ください。
エステ経営のコンサルティングを受ける
資格を取らずに開業するなら、エステ経営のコンサルティングを受けることもおすすめです。
すでにエステティシャンの技術も知識もあるのに、資格取得に高額な費用と時間をかけるのは無駄に感じてしまう方もいるでしょう。それにサロン経営は、資格があるからといって成功するわけではありません。
サロン経営を成功させるには、経営スキルやノウハウが必要です。信頼できる企業からエステ経営コンサルを受ければ、実践的な経営スキルやノウハウを学べますよ。
b-modelsでは集客や採用、出店などサロン経営に必要なあらゆるコンサルティングが可能です。現在、b-modelsのエステ経営のノウハウがつまった「エステサロン経営成功ブック」が無料で手に入ります。詳しくは下記をご確認ください。
フェイシャルエステの資格は信頼性アップにつながる
フェイシャルエステの開業には資格は必要ありませんが、民間資格の取得は新規顧客からの信頼性アップにつながります。
開業から間もない時期は、いかに新規顧客を増やすかが重要です。しかし信頼性につながる認知度の高い上位認定資格は、取得に高額な費用と時間を要することから、資格取得が開業時期や開業資金にも影響を与えてしまうことも。
すでにエステティックのスキルがある方は、資格取得より経営スキルを身につけたほうがサロン開業の成功につながるでしょう。
b-modelsでは技術のプロと経営コンサルタントが2名体制で、サロン経営をサポート。集客できるホームページ制作やメニューの提案、決済システムなどすべてをフォローします。
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