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2023.8.13.

看護師がエステサロンを開業する方法!気をつけるべきポイントとは?

カテゴリー:エステ開業

看護師がエステサロンを開業する方法
ご自身の看護師としての経験を活かして独立開業するのであれば、訪問看護ステーションやデイサービス以外にも、エステサロンをオープンするという選択肢があります。看護師として培ってきた知識を活かし、肌トラブルや美容、ムダ毛、肥満などに悩みを持つお客様のお悩み解決を目指すのがエステサロンのお仕事です。

未経験からエステサロン開業をする場合と比べて、看護師としての実績や経験は、サロン経営を成功に導く際にも有利に働きます。エステサロンは看護師の資格がないと開業できないわけではありませんが、競合のサロンが多くある中で「看護師が経営するエステサロン」という触れ込みが一つの差別化ポイントになるからです。

では看護師の資格を活かしてエステサロン開業するためには、どのような方法があるのでしょうか。 本記事では、看護師のエステサロン開業がおすすめの理由から、開業する際の注意点、開業までの流れについてもご紹介します。

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看護師の資格・経験はエステサロン開業に活かせる!

看護師の資格・経験はエステサロン開業に活かせる!

看護師としての経験は、美容や肌トラブルなどのお悩みを持つお客様に接するエステサロン開業では、非常に活かしやすい経験の一つです。看護師の資格を持ち、医療に関する知識を持ったエステティシャンが在籍していれば、お客様も安心してエステサロンを利用することができるからです。

加えてエステサロン開業は、医療などの経験が少ない方が独立・起業して始めるケースが多く、看護師がサロン経営者になることは多くありません。そのため看護師資格を持ったオーナーがエステサロンを経営しているというだけでも、集客面や売上面で有利になります。

美容クリニックや病院などで雇われながら働く場合と比べて、エステサロン開業は、ご自身が経営者となって自由に働き方を決めることができます。「資格を活かして働きたいけれど、看護師の仕事は激務だから避けたい」と考えている方にとっても、エステサロン開業で独立するのはおすすめの選択肢の一つです。

看護師のエステサロン開業がおすすめな理由

看護師のエステサロン開業がおすすめな理由

次に看護師経験のある方にとってエステサロン開業がおすすめのな理由について、次の3つをご紹介しましょう。

  • 看護師を続けながら開業できる
  • 競合との差別化がしやすい
  • 時間や場所を問わず働ける

それぞれ順番に解説していきます。

看護師を続けながら開業できる

エステサロン開業は、今のお仕事を辞めて独立・起業して始めることもできますが、看護師を続けながら副業で開業することも可能です。自宅の一室を使った自宅サロンや、レンタルスペースを使ったレンタルサロン、お客様の自宅に訪問する出張サロンなどの経営スタイルであれば、平日は看護師として働き、土日のどちらか1日だけエステティシャンとして副業することも可能です。

エステティシャンとしての実績が増えて収入が安定するようになってから、看護師のお仕事を辞めてエステサロン開業に専念することもできます。まずは土日の時間などを使って小さく始めることができるので、独立・起業で失敗したくないと考えている方にもおすすめです。

競合との差別化がしやすい

エステサロン開業には特別な資格・免許は必要ないため、エステ業界では競合が非常に多いことが知られていますが、その中で看護師資格を持った方がサロンを経営しているだけで差別化ポイントが生まれます。看護師としての経験や医療の知識を活かした施術・物販を提供することにより、看護師経験を持たないライバル店舗よりも集客・売上の面で有利になります。

また、看護師の激務の中で、ご自身でもエステに通うほど美容・身体に関する悩みを抱えていたエピソードなど、よりプライベートな体験を伝えることにより、ご自身のファンになってくれるお客様を増やすこともできます。開業したサロンのファンになるお客様が増えれば、安さだけでサロンを選ぶのではなく、サービスの質や人柄を重視してサロンを選ぶリピーター客が増えるので、経営も安定しやすくなるでしょう。

時間や場所を問わず働ける

エステサロン開業は、前述したように個人サロンやレンタルサロン、出張型のサロンとしても始めることができるので、時間・場所を問わず働けることも大きなメリットです。特にこれまでの看護師としてのお仕事の中で、時間の拘束や職場への通勤が苦痛に感じていた方の場合には、エステサロン開業の最大のメリットに感じられることもあるでしょう。

エステサロン開業が軌道に乗り、事業の規模が大きくなった場合にも、自宅から通いやすい立地にテナントを借りて店舗を経営したり、遠方の2号店はスタッフに経営を任せたりと、ご自身の裁量で自由な働き方を実現することができます。結婚や出産を理由に家庭に入った方が、家事・子育ての合間に独立・起業する選択肢としてもおすすめです。

看護師がエステサロン開業する際の注意点

看護師がエステサロン開業する際の注意点

ここまで看護師がエステサロン開業をするメリットについてご紹介してきましたが、個人事業主として新たなビジネスを立ち上げるという性質上、注意しておかなければならないことも存在します。ここでは看護師のエステサロン開業の注意点として、以下の3つを解説します。

  • 経営・集客のノウハウが必要
  • 医療用の機器は使用できない
  • 軌道に乗るまでは収益性が低い

それぞれどのような点に気をつける必要があるのかを理解しながら、エステサロン開業の準備を進めましょう。

経営・集客のノウハウが必要

看護師の資格があることでエステサロン開業が有利になることは前述した通りですが、それだけでエステサロン開業を成功させることは難しいです。エステサロン開業では、ご自身のお店に訪れるお客様をWEBや広告を使って集客し、経費と利益のバランスを考慮しながら売上を増やしていくなど、経営・集客についてのノウハウが必要だからです。

たとえば、どれだけ看護師としての実績が豊富で、高性能な業務用エステ機器を導入し、人が多く集まる立地にテナントを借りていたとしても、サロンの知名度が低く全くお客様の予約が入らないようであれば赤字になってしまいます。

エステサロン開業で成功するためには、看護師の知識を使った質の高いサービスを提供するだけではなく、いかにお客様に認知してもらって来店したい気持ちにさせるかという、マーケティング的な知識も必要になることを覚えておきましょう。

医療用の機器は使用できない

これまで看護師として美容クリニックでの勤務経験がある方でも、医療用の機器をエステサロン開業で使用することができません。医療用のレーザー脱毛やニードル脱毛、外科手術が必要な脂肪吸引や、脂肪溶解注射など、美容クリニックでの「治療」と、エステサロンでの「施術」は別物であることを覚えておきましょう。

そのためエステサロン開業で業務用の機器を導入したいと思った場合にも、医療用の機器は使用できず、エステサロン向けに出力を抑えた機器のみ利用できます。医師免許を持たないにもかかわらず医療行為を行ったり、医薬品を処方したりすると違法となりますので注意が必要です。

軌道に乗るまでは収益性が低い

エステサロン開業は、独立・起業したらすぐに利益が得られるわけではなく、集客の仕組みを作り、リピートしてくれるお客様が集まるまでは収益性が安定しません。オープン直後は売上が0円というサロンも多く、利益が残らなければご自身に入ってくる収入も0円となります。

サロン開業の直後は、看護師資格を活かして短期的・スポット的にアルバイトを続けながら生活費を確保するという選択肢も検討しておくと安心です。一方で、サロン経営が軌道に乗り、優秀なスタッフを採用したことで、ご自身がお店にいなくても回るような仕組みが出来上がれば、「不労所得」に近い働き方を実現することも可能です。

看護師がエステサロン開業するまでの流れ

看護師がエステサロン開業するまでの流れ

最後に、看護師がエステサロン開業するまでの流れとして、以下の5つのステップをご紹介していきます。

  • 事業計画を立てる
  • 開業方法を決める
  • 開業資金を用意する
  • 備品・エステ機器を用意する
  • 集客の仕組みを作る

それぞれのステップでやるべきことや必要な書類についても解説するので、サロン開業の準備を進めたい方はぜひ参考にしてください。

事業計画を立てる

看護師がエステサロン開業をしたいと考えた場合、まずは事業計画を立てることが重要です。事業計画とは、今後エステサロン開業でどのようなサービスを提供し、どのくらいの売上を目指すのかを数値・言葉にしてまとめた計画のことをいいます。しっかりとした事業計画を立てておくことで、エステサロン開業をした後に経営方針がぶれることがなく、一貫したコンセプトでサロン経営を続けることができます。

また、 ご自身で作った事業計画は、「事業計画書」として第三者に見せられるような形でまとめておくと、銀行や国から資金調達してお金を借りたいと思った時にも役立ちます。エステサロン開業では、日本政策金融公庫から創業融資を受ける方も多いですが、融資の申請の際には事業計画書の提出が必要になるので注意しましょう。

開業方法を決める

次に、エステサロン開業の開業方法を決めておきましょう。エステサロンの開業方法には、自宅サロン、レンタルサロン、出張方サロンのほか、テナントサロン、マンションサロンなどがあります。初期費用が少なく予算が少額でも始めやすいのは自宅サロンですが、SOHO可の賃貸マンションを借りてマンションの一室でエステサロンを開業する方法も人気があります。

どの開業方法を選ぶかによって、エステサロン開業で必要な開業資金や契約手続きが大きく変わってきます。特にテナントを借りて内装工事も発注し、こだわりのお店をイチから作り上げる場合には、約300万円〜600万円の開業資金が必要になることもあるのでご注意ください。

開業資金を用意する

エステサロン開業に必要な開業資金は、ご自身の貯蓄、または銀行や国からの融資を受けて調達することが多いです。必要な開業資金の目安として、自宅サロン開業の場合で20万円〜30万円、テナントサロン開業の場合で300万円〜600万円となっています。

開業資金の内訳には、内装工事・リフォーム工事にかかる費用や、テナントの賃料・保証金、業務用エステ機器の代金などが含まれます。資金が不足するとサロン開業後の心理的な余裕がなくなってしまうので、開業後半年分〜1年分の運転資金や生活費を含めて、開業資金を用意しておくと安心です。

備品・エステ機器を用意する

エステサロン開業では、施術で利用するベッド・シーツ・タオルなどの備品や、マシンエステで使用する業務用エステ機器が必要となります。自宅でサロン開業する場合には、自宅にある備品をそのまま使うことができますが、できるだけ生活感が出ずお客様がリラックスできるような空間を整える必要があります。

業務用エステ機器は、1台あたり100万円〜500万円が相場で、現金で一括購入するのは現実的ではありません。エステ機器メーカーの中には、月額払いやレンタルプランでの支払いができるところもあるので、初期費用を抑えたい方はそうしたメーカーを利用すると良いでしょう。

集客の仕組みを作る

最後に、集客の仕組みづくりもサロン開業の前に進めておきましょう。集客の仕組みとは、お客様がご自身のサロンを認知して、サロンに通いたいと感じ、お店を予約するまでの流れを用意しておくことをいいます。たとえば、SNS集客でフォロワーを増やし、LINE公式アカウントに登録してもらうことで信頼関係を築き、LINE内からエステの予約を入れてもらうといった流れです。

エステサロン開業では、集客ができずに売上が伸びないことが大きな課題の一つとなっています。サロンをオープンしてから集客を始めるのではなく、サロン開業前から集客の仕組みを用意しておくことで、開業初月から安定した売上を目指せるようになるでしょう。

関連記事:エステサロンの開業!開業に必要な資金や資格について解説

まとめ

看護師のエステサロン開業は、未経験から開業する場合と比べて集客面・売上面で有利になりやすく、働き方の自由度も高いので、非常におすすめな独立・起業方法の一つです。土日の時間を使って看護師を続けながらサロン開業することもできるので、小さく初めて失敗するリスクを抑えたい方にも向いています。

ただし看護師のエステサロン開業では、経営・集客についてのノウハウを学ぶ必要があるほか、医療用の機器は使用できず、軌道に乗るまでは収益性が低いことにも注意が必要です。本記事でもご紹介してきたサロン開業の流れを参考に、看護師としての知識・経験を活かしてこだわりのサロンづくりを準備してみてください。

なお、エステサロン開業に不安・悩みがある看護師の方は、ぜひ株式会社b-modelsにご相談ください。b-modelsでは、業務用エステ機器の販売をはじめ、立地の選定から内装・設計のアドバイスまで、ワンストップで経営・開業サポートを提供しています。興味がある方は、ぜひ下記のページからお気軽にお問い合わせください。

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