2023年5月以降、コロナ対策が緩和したことにより、マスクを外す機会が増えました。その結果、フェイシャルエステへの関心・需要が高まっています。
しかし、これから機器を買い替えたり、新しくサロン経営を始めたりするにあたって、どんなフェイシャルエステ機器を選べばよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2024年最新のフェイシャルエステ機器情報をご紹介します。おすすめのフェイシャルエステ機器の種類や、それぞれの仕様・効果について詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてください。
最新フェイシャルエステ機器の種類と効果
2024年現在、フェイシャルエステの最新機器として以下の10種類が人気を集めています。
- ハイドラフェイシャル(ハイドラピーリング)
- RF(ラジオ波)美顔器
- LED美顔器
- HIFU美顔器
- EMS美顔器
- エレクトロポーション
- イオン導入美顔器
- マイクロカレント美顔器
- 超音波美顔器
- 毛穴吸引器
どのフェイシャルエステ機器も人気がありますが、それぞれに得意分野が異なるので、用途に合った製品を選ぶことが大切です。
ここでは、10種類それぞれの仕様や効果について、詳しく確認していきましょう。
ハイドラフェイシャル(ハイドラピーリング)
ハイドラフェイシャルとは、水流を利用したフェイシャルエステの最新機器です。医療用をハイドラフェイシャル、エステサロン用をハイドラピーリングと呼び分ける場合もありますが、一般的には同じものを指していると考えて問題ありません。
ハイドラフェイシャルでは、フェイシャルエステ時、水流によって肌表面の角質や汚れを除去します。しかし、刺激の強い薬剤を使用しないため、肌への負担を最小限に抑えられます。
毛穴の詰まりや開きをはじめ、様々な肌トラブルに効果があるとされており、フェイシャルエステの手段として、近年導入する病院やサロンが増えてきています。
RF(ラジオ波)美顔器
RF美顔器(ラジオ波美顔器)は、名前の通りラジオ波を用いたフェイシャルエステ最新機器です。RFはラジオ波を意味する「Radio Frequency」を表しています。
ラジオ波は水分と反応し、肌を深層部から温めます。その結果、フェイシャルエステで利用すると、肌内部でのコラーゲン生成が活発化され、弾力のある若々しい肌が実現されます。
ラジオ波はイオンや超音波、EMSなど他のフェイシャルエステ手段と比べて肌へ与える刺激が少ないとされています。そのため、目元などのデリケートな部位のフェイシャルエステにも使える点が嬉しいポイントです。
RF美顔器には、自宅で使えるハンディタイプと、サロン専用タイプの機器が存在します。ハンディタイプは手軽な一方、ラジオ波が微弱なので、フェイシャルエステで高い効果を得たい場合は、サロン専用タイプの方がおすすめです。
LED美顔器
LED美顔器とは、LEDの光を肌に照射することで、肌トラブルの改善や美肌効果を促進させるフェイシャルエステ最新機器です。
LEDはLight Emitting Diodeの略で日本語だと「発光ダイオード」とも呼ばれます。近年蛍光灯の代わりに使用されているLED電球と、原理としては同等のものがフェイシャルエステでも使われます。
LEDの光には、シミなどの原因となる紫外線が含まれていないため、肌に不要なダメージを与えることなく、細胞の活性化や血行促進を促せます。
LED美顔器で使われる光は、主に赤・青・緑の3種類で、それぞれに以下の効果が期待されます。
- 赤色光:肌細胞の活性化、コラーゲンの生成促進
- 青色光:ニキビ菌の殺菌、炎症の鎮静化
- 緑色光:メラニン色素の抑制、肌の色ムラ改善
HIFU美顔器
HIFU美顔器とは、超音波を利用して肌の深層部を温め、コラーゲン生成を促進させるフェイシャルエステ最新機器です。使用することで肌のきめが細かくなり、加齢に伴うシワなどの改善を期待できます。
HIFUは「High Intensity Focused Ultrasound」の略称で、日本語だと「高密度焦点式超音波」を表します。そのまま「ハイフ」と読むのが一般的です。
フェイシャルエステに超音波を利用する点で、HIFU美顔器と、後述する超音波美顔器は似ていますが、その原理には大きな違いがあります。
超音波美顔器の場合、超音波が作用するのは肌表面の角質層です。超音波によって古い角質や毛穴の汚れを浮き上がらせます。その一方、HIFU美顔器の場合、超音波が作用するのは肌の深層部である真皮質です。
真皮質に直接アプローチすることで、肌本来の機能であるコラーゲン生成を活性化させ、肌のハリや弾力の向上効果を狙います。
EMS美顔器
EMS美顔器とは、EMS(Electrical Muscle Stimulation)という電気刺激を利用して、顔の筋肉に刺激を与え、リフトアップを促すフェイシャルエステ最新機器です。
通常、筋肉は運動によって収縮し、それを繰り返すことで強化されていきます。その際、筋肉に指令を与えているのは脳であり、脳からの電気信号が筋肉を動かしています。EMSはいわば、脳の電気指令を真似たものであり、フェイシャルエステに活用することで、顔に運動時と同等の収縮効果が期待できます。
フェイシャルエステにEMS美顔器を定期的に使用することで、小顔効果や顔のたるみやシワの改善、リラックス効果などが期待できます。
EMS美顔器は、ピンポイントにケアしやすいハンディタイプのほか、目元周辺を集中ケアするアイマスクタイプ、顔全体を同時にケアできるフェイスマスクタイプなどが存在します。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションとは、電気信号の力を利用して、美容成分を肌の奥深くに浸透させるフェイシャルエステ最新機器です。
通常、フェイシャルエステで肌表面に美容液などを塗布しても、角質層や細胞膜などのバリア機能によって、美容液は真皮層まで到達しません。エレクトロポレーションでは、電気信号で肌と肌の細胞間を拡張させるため、美容成分を真皮層の奥深くまで届かせられます。
エレクトロポレーションは、注射や針を使わずに肌の真皮層に美容成分を届けられます。そのため、フェイシャルエステの施術中に痛みを感じることもありません。施術自体も5分程度で完了します。
肌の奥にある真皮層にアプローチする点で、エレクトロポレーションは前述のHIFU美顔器と似たフェイシャルエステです。しかし、HIFU美顔器が超音波で肌の奥に「熱」を与えるのに対し、エレクトロポレーションは肌の奥に「美容成分」を与える点に違いがあります。
イオン導入美顔器
イオン導入美顔器とは、微弱な電流によってイオンを発生させ、その効果によって美容成分を肌に浸透させるフェイシャルエステ最新機器です。
先述の通り、肌には角質層や細胞膜といった自然のバリア機能がありますが、フェイシャルエステ時にイオンを媒介させて美容成分を塗布することで、より効率的に成分を肌に浸透させられます。
イオン導入美顔器には、美容液中のプラスイオンを肌に導入する陰イオンモードと、マイナスイオンを導入する陽イオンモードの2種類が搭載されています。それぞれのイオン導入によって、美容成分を真皮層まで到達させ、肌の水分や油分のバランスを整える効果が期待できます。
イオン導入美顔器とエレクトロポレーションは一見似たフェイシャルエステが、その違いは美容成分を浸透させる原理にあります。イオン導入美顔器が陰イオン・陽イオンを利用する一方、エレクトロポレーションは電気信号の力を利用して、美容成分を真皮層に届けます。
マイクロカレント美顔器
マイクロカレント美顔器とは、極めて微弱な電流を使って顔の筋肉にアプローチし、リフトアップやシワ・たるみの改善を狙うフェイシャルエステ最新機器です。
一般的に、肌の深部にある筋肉は加齢とともに衰え、肌のハリが失われることでシワやたるみが生じます。マイクロカレント美顔器をフェイシャルエステに使うと、肌深部の筋肉に電気信号を加えて引き締め、若々しい状態に保つことができます。
マイクロカレント美顔器と先述のEMS美顔器は、肌の筋肉に刺激を与える点で似たフェイシャルエステですが、その違いは電流の強さにあります。マイクロカレントの電気刺激は1マイクロアンペアほどですが、EMSは1~50ミリアンペアほどの強さがあり、1000倍以上の差があります。
そのため、マイクロカレント美顔器の方が肌への刺激を抑えられ、EMSの方が強い効果を期待できるという特徴の違いが生まれます。
超音波美顔器
超音波美顔器とは、高周波の音波を使って肌に刺激を与え、様々な美容効果をもたらすフェイシャルエステ最新機器です。
肌に超音波を当てると、微細な振動が全体に伝わり、肌本来の新陳代謝が促進されます。また、振動によって古い角質や汚れが浮き上がるため、クレンジング効果も期待できます。
超音波美顔器とHIFU美顔器の違いは、先述の通りアプローチ方法にあります。超音波美顔器が肌表面に主に作用するフェイシャルエステであるのに対し、HIFU美顔器は真皮層まで深く作用します。
超音波美顔器で使われる超音波は、非常に微弱なものです。そのため、フェイシャルエステの施術中に痛みや刺激を感じることは少なく、自宅用のスキンケアアイテムとしても人気を集めています。美容液などを併用すると、さらに高い効果が期待できるでしょう。
毛穴吸引器
毛穴吸引器とは、空気を吸う力を利用して、毛穴に詰まった汚れを除去するフェイシャルエステ最新機器です。毛穴部分に直接吸引カップを当て、吸引力を調整しながら汚れを吸い取っていきます。
フェイシャルエステに毛穴吸引器を利用すると、毛穴の黒ずみや皮脂詰まりなどを効果的に解消させられます。物理的な力で除去するため、非常に強力な点がポイントです。
ただし、毛穴吸引器は吸引力を間違えると肌を傷つけたり、かえって毛穴を広げてしまったりする可能性があります。そのため、美容外科やエステサロンなどでの、専門家による施術が必要不可欠だといえます。
フェイシャルエステ機器を選ぶ際のポイント
ここでは、エステサロンでフェイシャルエステの最新機器を購入する際、選ぶうえで注意すべきポイントを確認していきます。
これからフェイシャルエステサロン経営を始める方、既存サロンに新しいフェイシャルエステ機器を導入される方は、ぜひ参考になさってください。
目的に合った機能のものを選ぶ
フェイシャルエステ最新機器を選ぶ際は、施術の目的に合った機能を備えた製品を選びましょう。
たとえば、毛穴の汚れを取り除いて美肌効果を高めたいのであれば、水流を利用したハイドラフェイシャル、直接汚れを吸い出す毛穴吸引器などのフェイシャルエステ機器が適しているでしょう。その一方、肌のリフトアップやシワ・たるみの改善を図りたい場合は、電気信号を利用するEMS美顔器などのフェイシャルエステ機器が適しています。
フェイシャルエステ機器の中には、複数の機能を併せ持った複合機もありますが、より高い効果を期待するのであれば、目的に合わせた専用機を選ぶ方がおすすめです。
支払い方法
フェイシャルエステの最新機器を購入する際、どのような支払い方法が選べるかも事前に確認しておきましょう。主な支払い方法は以下の3通りです。
- 一括払い(現金・クレジットカード)
- 分割払い(クレジットカード)
- リース・レンタル
一括払いで買い切ってしまえば、後々の負担を抑えられますが、フェイシャルエステ機器購入時の初期費用が高くつきます。その一方、分割払いなら負担を分散できますが、分割手数料がかかる可能性もあるので、財政状況に合わせて選択するとよいでしょう。
また、リースやレンタルが使える場合は、フェイシャルエステ機器の導入費用を安く抑えられます。ただし、契約期間が終了した時点で返却することが前提なので、自分の資産とはならない点には注意しましょう。
使用方法の簡単さ
フェイシャルエステの最新機器を購入する際は、なるべく使用方法が簡単なものを選びましょう。
フェイシャルエステ機器の中には、使用方法が複雑で、慣れていないとスムーズに施術できないものもあります。そうすると、施術者のスキルによって効果が左右されてしまいかねません。
そのため、フェイシャルエステサロン経営を始めたばかりの方こそ、シンプルな使用方法のフェイシャルエステ機器を選ぶべきだといえるでしょう。
コストパフォーマンス
フェイシャルエステの最新機器を購入する際、コストパフォーマンスも重要なポイントです。
コストパフォーマンスというと、購入時に必要なフェイシャルエステ機器本体の価格だと思われがちですが、使用していくために必要なランニングコストも考慮する必要があります。具体的には、フェイシャルエステの施術時に使用する消耗品やメンテナンス費用、稼働させるのに必要な電気代などが挙げられます。
アフターサービスや保証の有無
フェイシャルエステの最新機器は長期間使うものなので、故障や不具合が生じる可能性があります。そのため、万が一のための保証がしっかり付いているかどうかも、事前に確認することが重要です。
また、使用方法などに関する疑問が生じた際、アフターサービスやサポートが受けられるかも重要なポイントとなります。フェイシャルエステサロンを経営するうえで、頼れるパートナーとなれる企業の製品を購入するようにしましょう。
まとめ
今回は、フェイシャルエステの最新機器について、詳しく確認してきました。
今回取り上げた10種類のフェイシャルエステ機器はどれも人気がありますが、それぞれに仕様や効果が異なるため、目的に合わせた製品を購入することが大切です。
株式会社b-modelsでは、「エレクトロポレーション」「ハイドラフェイシャル」「EMS筋膜リンパ」という3台の最新フェイシャルエステ機器を組み合わせた「スキンゼニスシリーズ」をご用意しております。
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