「THR脱毛って、どんな脱毛方式だろう?」
「THR脱毛とかIPL脱毛とか、一体何が違うの?」
「サロン経営を始めるにあたって、おすすめの業務用脱毛機が知りたい!」
ひとくちに脱毛といっても、様々な方式が存在します。その中でも「THR脱毛」は、近年人気のある脱毛方式であり、その詳細が気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、THR脱毛の仕組みやメリット・デメリットなどについて、詳しく解説していきます。また、IPL脱毛やSHR脱毛、SSC脱毛など、他の脱毛方式と何が違うのかについても、わかりやすく解説していきます。
記事の後半では、これから脱毛サロンを経営される方におすすめの業務用脱毛機もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
THR脱毛とは?
THR脱毛とは、Thermo Heart Remover(サーモ・ヒート・リムーバー)の略称で、蓄熱式脱毛の一種です。蓄熱式脱毛は、レーザーや光を毛根近くのバルジ領域に当ててダメージを与え、毛を生えにくくさせる脱毛方式を表します。
THR脱毛は、従来の脱毛方式に比べて多くのメリットがあるため、次世代の脱毛として注目を集めています。
THR脱毛の仕組み
THR脱毛の基本的な仕組みは、以下の通りです。
- 脱毛部位に高周波の光を連続で照射する
- 光でバルジ領域(発毛の司令塔)がダメージを受ける
- バルジ領域からの指令が毛乳頭(毛根)に届きにくくなる
- 徐々に新しい毛が生えにくくなる
バルジ領域とは、毛先と毛乳頭(毛根)の間にある部分で、近年の研究で、この部分が毛乳頭に発毛指令を出していると明らかになりました。そのため、高周波の光を当ててバルジ領域を不活性化させられれば、発毛を抑制できるのです。
ただし、あくまで発毛指令を届きにくくする仕組みであり、完全に毛を「生えなくさせる」わけではない点には注意が必要でしょう。
THR脱毛は何回で効果が出る?
他の脱毛方式と同様、THR脱毛も1回では効果が出ません。効果が出るまでには個人差がありますが、おおよそ12~18回程度の施術を受ければ、「毛が薄くなった」「自己処理しなくてよくなった」などの効果を実感できるでしょう。
また、効果の実感は部位によっても変わります。脇などの毛が濃い部分に比べて、顔や腕などの毛が薄い部分の場合は、それだけ早く脱毛効果が表れます。
しかし、効果が実感された後も、完全に毛が生えなくなったわけではありません。そのため、効果を長期間持続させるためには、継続的に脱毛に通い続けることが重要です。
THR脱毛と他の光脱毛の違いは?
脱毛方式には、THR脱毛以外にもたくさんの種類があります。脱毛方式によって特徴が異なり、メリットとデメリットが変わってくるので、ニーズに合った脱毛方式を選ぶことが重要です。
ここでは、THR脱毛と代表的な3つの脱毛方式との違いについて、1つずつ詳しく確認していきましょう。
THR脱毛とIPL脱毛の違い
IPL脱毛とは「Intensive Pulse Light(インテンシブ・パルス・ライト)」の略称で、毛のメラニン色素に反応する強い光を当て、バルジ領域にダメージを与えます。IPL脱毛はTHR脱毛より高い脱毛効果が期待できますが、その分痛みが強い点に注意が必要です。
また、色黒で肌のメラニン色素が多い場合は、毛以外の部分にもダメージが行く可能性があるため、IPL脱毛はできません。その一方、THR脱毛は肌の色に関係なく施術が可能です。
THR脱毛とSHR脱毛の違い
SHR脱毛とは「Super Hair Removal(スーパー・ヘアー・リムーバル)」の略称で、THR脱毛と同様に高周波光を照射する脱毛方式です。
SHR脱毛とTHR脱毛は非常によく似ていますが、その違いは光の出力にあります。SHR脱毛は低出力の光を使用し、同じ個所を往復させることで、バルジ領域にダメージを与えます。
その一方、THR脱毛は高出力の光を使用し、往復させずに短時間で照射します。そのため、SHRに比べて肌への負担を少なくできるといわれています。
THR脱毛とSSC脱毛の違い
SSC脱毛とは「Smooth Skin Control(スムース・スキン・コントロール)」の略称で、脱毛箇所に抑毛効果のあるジェルを塗り、そこに専用の光を照射することで脱毛します。ジェルと光の相乗効果で脱毛するため、比較的肌に優しい点が特徴です。
THR脱毛とSSC脱毛はどちらも肌に優しい脱毛方式ですが、THR脱毛が連射式、SSC脱毛が単発式なので、THR脱毛の方がスムーズに施術できるという違いがあります。
以上4つの脱毛方式の違いをまとめると、以下表のようになります。
THR脱毛 | IPL脱毛 | SHR脱毛 | SSC脱毛 | |
---|---|---|---|---|
アプローチ先 | バルジ領域 | バルジ領域 | バルジ領域 | 毛乳頭 |
照射方式 | 連射式 | 単発式 | 連射(往復)式 | 単発式 |
脱毛効果 | 高い | かなり高い | 高い | 高い |
痛み | 少ない | 多少ある | 少ない | 少ない |
肌への負担 | 少ない | 多少ある | 少ない | 少ない |
THR脱毛と医療脱毛(レーザー脱毛)の違いは?
THR脱毛と医療脱毛(レーザー脱毛)の違いは、効果の高さと費用の点にあります。
まず、医療脱毛は非常に強力な光を照射させ、毛を生やす細胞である毛乳頭を破壊します。そのため、長期間にわたって毛が生えない状態にできます。しかし、扱いには細心の注意が求められるため、基本的には病院でしか施術できません。
続いて、THR脱毛は医療脱毛より穏やかな光を使い、毛乳頭より手前にあるバルジ領域にダメージを与えます。その結果、細胞自体は破壊できないものの、発毛指令を抑制するので、毛が生えにくい状態にできます。
また、医療脱毛は医師が行う自由診療であるため、6回1セットで数十万円などと費用が高額になります。その一方、THR脱毛は美容サロンなどで施術でき、6回1セットで数万円からと、比較的リーズナブルに利用できます。
THR脱毛は永久脱毛できない?
上述のように、THR脱毛は医療脱毛より効果が穏やかなので、長期間毛を生えなくさせる「永久脱毛」はできません。毛が生えない状態をキープするためには、継続的に施術を受け続ける必要があります。
ただし、そもそも「永久脱毛=絶対に毛が生えない」という意味ではないので、医療脱毛の場合も継続的な通院が不可欠です。そのため、より肌への負担を抑え、リーズナブルに脱毛を実現したいのであれば、THR脱毛は良い選択肢の1つだといえるでしょう。
THR脱毛のメリット
THR脱毛はメリットが多いため、近年非常に注目されている脱毛方式です。
ここでは、代表的な3つのメリットについて、詳しく確認していきましょう。
施術時間が短い
THR脱毛は、高出力光を利用し、脱毛箇所に連続で照射していくため、施術時間が短く済みます。
そのため、忙しい方でも気軽に施術を受けられます。また、施術時間が短いことで、肌への負担も最小限に抑えられるでしょう。
痛みが少ない
THR脱毛は、比較的痛みが少ない点も大きなメリットです。
脱毛効果の高いIPL脱毛の場合、1つひとつの毛に単発で光を当てるため痛みが出ますが、THR脱毛は穏やかな光を連続照射するので、ほとんど痛みを感じません。
そのため、「脱毛=痛い」という先入観がある人には、特におすすめの脱毛方式だといえるでしょう。
色黒・日焼け肌でも脱毛可能
THR脱毛は、色素の濃い肌でも問題なく脱毛が可能です。そのため、日焼けしていたり、地黒だったりして脱毛を諦めていた人でも、気軽に利用できます。
ただし、日焼けによって炎症している場合などは、施術を断られる可能性があるので注意しましょう。
肌に優しく、キッズ脱毛ができる
THR脱毛は、肌への負担が少ない光を使用しているため、肌に優しい脱毛を行えます。そのため、女性のデリケートゾーンの脱毛や、肌の敏感なキッズ脱毛にもおすすめです。
以前他の脱毛方式で肌トラブルが生じた人も、この機会にぜひTHR脱毛の利用を検討してみてください。
THR脱毛のデメリット
THR脱毛には、いくつか気をつけるべきデメリットもあります。
ここでは、代表的な4種類のデメリットについて、詳細を確認しておきましょう。
効果の実感までに時間がかかる
THR脱毛は、他の脱毛方式に比べて効果の実感までに時間がかかる傾向にあります。
というのも、THR脱毛は今生えている毛を取り除くのではなく、毛乳頭にアプローチし、今後の毛を生えにくくさせる脱毛方式です。そのため、施術後すぐに毛が抜け落ちることはなく、数週間から数ヶ月後に効果が表れてきます。
実績やデータがまだ少ない
THR脱毛は2015年から導入され始めた、比較的新しい脱毛方式です。そのため、まだ実績やデータが少ない点がデメリットとして挙げられます。
そのため、安全性や効果について不安がある場合は、他の脱毛方式も検討するとよいでしょう。
導入店舗が少ない
THR脱毛は、先述の通りまだ歴史の浅い脱毛方式なので、導入店舗が少ない点にも注意が必要です。
東京や大阪などの大都市周辺であれば、THR脱毛を導入しているサロンを多く発見できますが、地域によってはまだ導入サロンがない可能性もあります。
白髪の脱毛には向いていない
THR脱毛は、黒や茶など色の付いた毛には効果的ですが、無色の毛である白髪の脱毛には不向きなので注意しましょう。
THR脱毛で使用する光は、毛に含まれるメラニン色素を媒介してバルジ領域にアプローチします。そのため、メラニン色素を含まない白髪の場合はバルジ領域にダメージを与えられず、ほとんど脱毛効果を得られません。
とはいえ、白髪脱毛に不向きという点では、THR以外のIPL・SHR・SSCの脱毛方式も同様です。白髪の脱毛には、針によって物理的に脱毛する「ニードル脱毛」という手段が効果的です。
おすすめの業務用脱毛機「イデアライト」
これからサロンに導入するにあたって、THR脱毛がよいか他の脱毛方式がよいか悩んでいる方におすすめしたいのが、業務用脱毛機「IDEA LIGHT(イデアライト)」です。
イデアライトは、毛のメラニン色素に反応するIPL、バルジ領域に照射するSHR、そして毛母細胞にアプローチできるE-lightという3つの脱毛方式を搭載しています。そのため、毛質や肌質に左右されず、1台でどんな毛に対しても高い脱毛効果を発揮できます。
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まとめ
今回は、THR脱毛とは何か、その他の脱毛方式との違いやメリット・デメリットなどを含め、詳しく確認してきました。
THR脱毛は、肌への負担が少ない脱毛方式として、近年注目を集めています。ただし、IPL脱毛や医療レーザー脱毛などと比較すると効果が穏やかなので、脱毛効果を十分に実感するためには、継続的に施術を受け続ける必要があります。
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