毛サロンで使用する業務用脱毛機器に「冷却機能」が必要かどうか、気になっているオーナー様は多いでしょう。医療向けの業務用脱毛機器とは異なり、出力が抑えられていて永久脱毛効果が得られるほどの性能ではないことから、冷却機能は必要ないと感じることもあるかもしれません。
しかし、業務用脱毛機器の冷却機能は、施術中の痛みを軽減してマシンの寿命を延ばす効果があります。冷却機能が優れた業務用脱毛機器を導入することで、高い脱毛効果を実現し、肌トラブルや事故を防ぐメリットも得られるため、冷却機能は必須といえるでしょう。本記事では、業務用脱毛機器に冷却機能が必要な理由について深掘りしながら、冷却機能の種類やマシンの選び方についてもご紹介します。
業務用脱毛機器に冷却機能は必要か?
最初に、「脱毛サロン向けの業務用脱毛機器に冷却機能は必要か?」という疑問について回答します。医療用のマシンと比べて出力が低いとされている脱毛サロン向けのマシンであっても、原則として冷却機能は必要であり、冷却機能を省いた業務用脱毛機器はほとんど販売されていません。
今の時代では、家庭用の脱毛機器にも冷却機能がついている製品が多く発売されており、冷却機能がない製品でも保冷剤を使って施術部位を冷やすようマニュアル化されているものが少なくありません。脱毛サロン用よりもさらに出力を絞っている家庭用脱毛機器で冷却を重視していることからも、業務用脱毛機器で冷却機能が必要になることはお分かりいただけるでしょう。
業務用脱毛機器で冷却機能が必要とされる理由
業務用脱毛機器で冷却機能が必要となる理由として挙げられるのは、施術中の痛みに関するものと、マシンの寿命に関するものの2つです。それぞれ詳しく解説しましょう。
施術中の痛みを軽減できるから
業務用脱毛機器に冷却機能が必要とされる理由の一つが、施術中にハンドピースを当てている部位を冷やし、痛みや肌トラブルを防止することです。冷却性能が高いほど施術中の痛みが軽減されるため、高出力で脱毛効果を高めながら、お客様の体感を改善できるメリットがあります。
「痛みの少ない脱毛」は顧客満足度の向上、口コミ評価の改善にもつながり、集客面でもプラスに働くことが多いです。逆にいえば、冷却機能がついていない脱毛機器や、冷却性能が低い脱毛機器を利用していると、客離れを起こす原因にもなりかねません。
マシンの寿命を延ばせるから
業務用脱毛機器に冷却機能を搭載することにより、マシン自体が熱によって負荷がかかることを防ぎ、故障やトラブルを起こすリスクを抑えながら寿命を延ばせるメリットもあります。ハンドピースを効率的に冷やす冷却機能を備えている脱毛機器では、マシンをクールダウンさせるための時間が短縮され、1回の施術時間を短縮してスピーディな施術が行えるようになります。
業務用脱毛機器は、1台あたり100万円〜500万円が相場と高額な製品であり、ランプやハンドピースの交換にかかる費用も安くありません。冷却機能を省くことで本体価格が抑えられたとしても、マシンの寿命が短くすぐに買い替えが必要になっては意味がないため、1台のマシンを長く使うためにも冷却性能を重視する必要があります。
業務用脱毛機器の冷却機能の種類
業務用脱毛機器の冷却機能は、メーカーやモデルによって以下の3つのいずれかの仕組みが使われています。
- 水冷式
- 空冷式
- ペルチェ素子式
それぞれどのようなメカニズムで施術部位やマシンを冷やしているのか、メリット・デメリットも踏まえてご紹介します。
水冷式
水冷式は、マシンの熱を冷却液に逃がして循環させながら、業務用脱毛機器の温度を下げる冷却機能です。空冷式と比べて優れた冷却性能を発揮しますが、本体価格が高額になる傾向にあるのがデメリットです。空冷式と比較して静音性に優れる点もメリットですが、冷却機構が複雑な仕組みになっているためメンテナンスの手間がかかる一面もあります。
空冷式
空冷式は、ファンにより発生させた風を使い、熱をマシンの外に排出する冷却機能です。パソコンの排気ファンやエアコンの室外機と似た仕組みで、水冷式と比べると冷却性能は低いですがシンプルな構造で故障しにくく、本体価格も安いというメリットがあります。一方で、ファンが回転することによる騒音が大きくなりやすく、ホコリや髪の毛により冷却効率が低下しやすいため、定期的なメンテナンスを必要とします。
ペルチェ素子式
ペルチェ素子式は、金属製の板に電流を流すと、片面では発熱、片面では吸熱(冷却)する性質を活かした冷却機能です。この仕組みにより、肌に接する部分を冷却しながら肌に接しない部分で放熱するなど、効率的な冷却が可能になります。
水冷式・空冷式の冷却機能がマシンのランプを冷やす役割を持っている一方で、ペルチェ素子式の冷却機能はハンドピースのヘッド部分の冷却に使われています。業務用脱毛機器の商品紹介などに記載された「-4℃」「-10℃」などの強力な冷却機能は、このペルチェ素子式による冷却で実現していると覚えておくと良いでしょう。
冷却機能に優れた業務用脱毛機器を導入するメリット
次に、冷却機能を重視した業務用脱毛機器を脱毛サロンが導入するメリットについて、以下の3つをご紹介しましょう。
- 高い脱毛効果を提供できる
- 肌トラブルや事故を防ぐ
- 口コミやリピート率が改善する
一つひとつ順番に解説していきます。
高い脱毛効果を提供できる
冷却機能に優れた業務用脱毛機器は、照射する光の出力を上げることができるので、お客様が脱毛効果を実感しやすくなるメリットがあります。高い脱毛効果により顧客満足度を向上できるほか、友達紹介につながりやすくなるなど集客面でも有利になることが多いです。脱毛効果の高さにこだわって脱毛サロンを経営したいオーナー様は、特に冷却性能を重視してマシンを選ぶと良いでしょう。
肌トラブルや事故を防ぐ
優れた冷却性能を備えた業務用脱毛機器であれば、施術中の痛みが軽減することはもちろん、やけどや肌トラブルを防ぐメリットも期待できます。痛みの少ない脱毛として集客効果が高まることに加え、お客様にやけどを負わせてしまうなどの事故を防止できるので、安定したサロン経営を実現しやすくなります。痛みにより施術を中断する必要が出てくるなど、施術時間が延びることも防止できるので、店舗の回転率向上にも貢献してくれます。
口コミやリピート率が改善する
冷却機能が高い業務用脱毛機器を導入することで、高い脱毛効果や痛みの少ない施術を実現し、好評価の口コミが増えてリピート率が改善するメリットも得られます。業務用脱毛機器の性能自体が集客にも直結することから、集客コストをかけずに収益率を高められることも大きなメリットです。
冷却機能に優れた業務用脱毛機器の選び方
続いて、冷却機能を重視しながら業務用脱毛機器を選ぶ際のポイントについて、以下の3つの項目を解説します。
- 最低温度だけではなく維持率で選ぶ
- 複数の冷却機能を搭載しているマシンを選ぶ
- 施術を受けたお客様の口コミ・評価で選ぶ
業務用脱毛機器の本体価格やランニングコスト、導入後のアフターフォローなどに加え、これらの観点からもマシンの比較・検討を進めてみてください。
最低温度だけではなく維持率で選ぶ
業務用脱毛機器の冷却機能では、「-4℃」「-10℃」などの最低温度が大きくアピールされていることが多いですが、施術中にどんどん温度が上がってしまう=維持率が低いものでは冷却効果が半減してしまいます。重要なのは、スペック上の最低温度ではなく、低い温度をどれだけの時間維持できるかというポイントです。
そのため業務用脱毛機器の冷却機能をチェックする際には、単に最低温度だけを見るのではなく、ショット回数に応じた温度の変化にも着目してみると良いでしょう。強力な冷却システムにより施術の最初から最後まで、ほぼ変わらない温度を維持できるマシンが理想的です。
複数の冷却機能を搭載しているマシンを選ぶ
業務用脱毛機器の冷却機能には3つの種類があることをご紹介しましたが、1台のマシンに一つの冷却機能しか搭載できないわけではなく、水冷・空冷のW冷却システムを採用しているマシンも存在します。複数の冷却機能で効率的にマシン本体を冷却できる仕組みがあれば、施術中の痛み軽減効果やマシンの長寿命化にも大きく貢献してくれます。
複数の冷却機能を備えた業務用脱毛機器は、温度の維持率にも優れる傾向にあるため、マシン選びの参考にしてみてください。
施術を受けたお客様の口コミ・評価で選ぶ
冷却機能を重視して業務用脱毛機器を選ぶ際には、同じマシンを導入するオーナーはもちろん、施術を受けたお客様の口コミ・評価をチェックするのも大切です。スペック上は冷却効果が優れている業務用脱毛機器であっても、実際に使用してみると痛みの軽減が実感できないケースも考えられます。
口コミ・評価が少ない最新の業務用脱毛機器を検討する場合には、メーカーのショールームで施術を体験したり、デモ機をレンタルして使用感をチェックしてみるのも効果的です。
冷却機能に優れたおすすめ業務用脱毛機器「イデアライト」とは?
最後に、冷却機能を重視して業務用脱毛機器を選びたいオーナー様におすすめな「イデアライト」をご紹介しましょう。イデアライトは、-10℃の冷却機能を備えた業務用脱毛機器で、水冷式・空冷式のW冷却システムを採用していることが特徴的です。高性能な冷却機能により、IPL・SHR・E-lightの3つの脱毛方式を使った高い脱毛効果を発揮できるマシンであり、レディース脱毛はもちろん、メンズ脱毛やキッズ脱毛にも対応する機能性を備えています。
全身脱毛は妻帯15分で完了するスピード施術が可能で、1ショットあたり0.1円の優れたコストパフォーマンスを実現しているのも魅力となっています。実際にイデアライトの施術を受けたお客様からは下記の通り、VIO脱毛でもまったく痛みを感じなかったというお声もいただいています。
【東北地方Eサロン様ご利用のお客様】
全身脱毛体験でしたが、まったく痛くない脱毛でビックリしました。VIO部分は多少の痛みを覚悟していたので…顔はほくろも小鼻も出来るのが良かったです!終わったら肌も白くなっていて嬉しいおまけ感がありました。次の脱毛も楽しみです!(引用:ホットペッパービューティー)
優れた冷却機能のおかげで高い脱毛効果・痛みの少ない施術を実現できるイデアライトについては、下記の記事でも詳細なスペックや本体価格、脱毛サロンのオーナー様からの口コミなどを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:業務用脱毛機器イデアライトとは?口コミやメリット・販売価格を解説
まとめ
脱毛サロン向けの業務用脱毛機器は、医療用と比べて出力が低かったとしても、痛みの軽減やマシンの長寿命化のためには冷却機能が必要です。十分な冷却機能を備えていない業務用脱毛機器では、施術中にお客様が痛みを感じやすくなったり、ハンドピースが故障しやすくなったりするデメリットもあるため、冷却機能は妥協することなく業務用脱毛機器を選ぶ必要があります。
冷却機能を重視した業務用脱毛機器を選ぶ際には、スペック上の最低温度だけではなく温度の維持率をチェックして、施術の最後まで低い温度を維持できるかをチェックすることも大切です。複数の冷却機能を搭載しているマシンや、施術を受けたお客様の評価が高いマシンであれば、導入のメリットも実感しやすくなるでしょう。
本記事でご紹介してきた冷却機能の役割やメリットを踏まえながら、ご自身の脱毛サロンに適した1台を選んでみてください。なお、水冷式・空冷式のW冷却に対応した業務用脱毛機器「イデアライト」、または株式会社b-modelsが提供する経営・開業サポートに興味がある方は、下記のリンクからお気軽にお問い合わせください。