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2023.5.9.

プライベートサロンの開業方法!開業までの流れや成功するコツを解説

カテゴリー:エステ開業

プライベートサロンの開業方法!開業までの流れや成功するコツを解説

「プライベートサロンを開業したいけど、何から始めればいいかわからない…」
「プライベートサロンを開業するまでの流れが知りたい!」
「プライベートサロンを成功させるために、何かコツってある?」

近年、大手サロンより特別感を得られる場所として、プライベートサロンの人気が高まっています。そのため、これまでの経験を活かして、新しくプライベートサロンを開業しようと思っている方も多いでしょう。

この記事では、これからプライベートサロンを開業される方に向けて、プライベートサロンのメリット・デメリットや、開業方法の詳細、経営を成功に導くためのコツなどを解説していきます。

プライベートサロンの開業を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

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プライベートサロンとは?

プライベートサロンとは?

「プライベートサロン」とは、自宅の一室を利用して行う、小規模なサロンを表します。

プライベートサロンでの施術は、個室や半個室において1対1で行われるため、大手のサロンに比べて居心地へのこだわりを演出できます

また、過去にセラピストとして働いた経験を生かせるため、40代や50代でプライベートサロンを開業される方も多くいらっしゃいます。

プライベートサロンで行われる施術は、エステからネイル、マッサージ・リラクゼーション、ヨガやピラティスに至るまで多岐にわたります。

プライベートサロンと自宅サロンの違いは?

プライベートサロンと似た言葉に「自宅サロン」があります。

サロン用にマンションの一室などを用意する場合をプライベートサロン、自宅の一室を使って経営するサロンを自宅サロンと呼び分けることもありますが、明確な定義があるわけではありません。

そのため、基本的には「プライベートサロン≒自宅サロン」と捉えて差し支えありません。

プライベートサロンを開業するメリット

プライベートサロンを開業するメリット

プライベートサロンを開業することには、多くのメリットがあります。ここでは、代表的な5種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。

開業資金を抑えられる

プライベートサロンを開業するメリットの1つ目は、開業資金を安く抑えられる点です。

サロン経営を始めるにあたって、商業用物件を借りるとなると、相応の家賃費用が発生します。その点、自宅をそのまま利用したり、小規模なマンションの一室を使ったりすれば、少ない家賃負担での開業を実現することができます。

また、コンパクトなスペースで経営すれば、消耗品や什器などの使用も少なく済むので、ランニングコストも安く済ませられるでしょう。

時間的制約が少ない

プライベートサロンの経営は、時間的制約が少なく済む点も大きなメリットです。

サロンに勤務する場合、たいていは自宅から職場までの通勤に時間がかかります。また、営業時間も決められていることが多いため、家事や育児などとの両立が難しいケースも多いです。

その点、自宅でプライベートサロンを経営する場合、通勤時間を0にできます。また、営業時間も自分の都合で調整できるので、仕事とプライベートを両立させやすいといえるでしょう。

1人ひとりに丁寧に接客できる

プライベートサロンを開業する3つ目のメリットは、お客様1人ひとりに丁寧な接客・施術ができる点です。

大手サロンの場合、どうしても施術が流れ作業になってしまい、個々のお客様へのケアに専念できないケースも多いでしょう。

しかし、プライベートサロンなら1対1で対応ができるので、自分の匙加減で心行くまで丁寧な対応ができます。

また、プライベートサロンは基本的に、完全予約制です。そのため、次のお客様を待たせることなく、ゆったりと施術を行えるでしょう。

固定客(リピーター)を獲得しやすい

プライベートサロンを開業すると、固定客(リピーター)を獲得しやすいというメリットも得られます。

上述の通り、プライベートサロンはお客様1人ひとりに丁寧な接客ができます。また、リラックスした空間での施術を提供できるため、お客様にとって居心地が良く、施術の満足度が高まります。その結果、「次回もまた来よう」という動機付けがされ、再来店してもらいやすくなります。

固定客がいると、毎回の接客が楽になるほか、安定した収入を確保しやすくなる点も嬉しいポイントです。

こだわりを反映させやすい

プライベートサロンを開業する際、経営者である自分自身のこだわりを反映させやすい点も大きなメリットでしょう。

施術に使用する機器から、什器や消耗品、室内の音楽や調度品に至るまで、すべて自分の好きに選ぶことができます。また、施術の手順などにも自分のノウハウが生かせるので、これまでの経験が大きく役立つでしょう。

自分自身のこだわりがお客様の好みとマッチすれば、継続的に利用してもらえるようになり、口コミで評判も上がっていきます。せっかくプライベートサロンを開業するからには、独自性の高い、個性的なお店を作り上げましょう。

プライベートサロン開業時に気をつけたいデメリット

プライベートサロン開業時に気をつけたいデメリット

プライベートサロンを開業する際、メリットだけでなくデメリットもいくつか存在します。開業後に後悔しないためにも、デメリットを事前に把握し、リスクを最小限に抑えることが重要です。

ここでは、代表的な4種類のデメリットについて、詳細を確認していきましょう。

集客がしにくい

プライベートサロンには、大手サロンに比べて集客がしにくいというデメリットがあります。

大手サロンの場合、多くの人が訪れる商業施設に入っていたり、人通りの多い場所に路面店があったりするため、看板などで集客が期待できます。その一方、プライベートサロンはマンションなどの一室を利用するため、通りがかりの来店は期待できません。

そのため、プライベートサロン経営を成功させるためには、ブログやSNSなどのオンライン集客、チラシ配布などのオフライン集客に力を入れていくことが重要です。

家族や近隣住民に迷惑がかかりかねない

プライベートサロンには、家族や近隣住民に迷惑がかかりやすいため注意が必要です。

まず、自宅の一室を使ってプライベートサロンを経営する場合、他の部屋では家族が生活しています。その際、施術中の音やお客様の出入りなどで家族の生活やプライバシーに支障が出ないよう、配慮することが大切です。

また、プライベートサロン用にマンションの一室を借りる場合も、周辺住民へ迷惑をかけないよう注意しましょう。お客様が頻繁に出入りすることでストレスを感じ、管理会社などに苦情が寄せられる可能性もあります。

そのため、事前に周辺住民に開業する旨をアナウンスし、お客様にマナーの徹底をお願いするなど、入念な下準備が求められます。

自宅だと生活感が出やすい

プライベートサロンを自宅で経営する場合、施術空間に生活感が出やすい点もデメリットとして挙げられます。

プライベートサロンを利用するお客様の多くは、非日常的なサービスを期待して来店します。そのため、施術空間に生活感が漏れてしまうと、顧客満足度が下がり、リピーター獲得が難しくなってしまいかねません。

そのため、自宅の一室をプライベートサロンに使う場合は、サロン専用にして生活用品を持ち込まない、そこまでの動線は常に綺麗にしておくなど、細心の注意を払うようにしましょう。

自宅の住所を知られる怖さ・危険性

自宅でプライベートサロンを開業するとなると、自宅の住所を不特定多数に知られてしまう怖さがあります。そのため、自分自身や家族の安全を守るために、セキュリティ対策を徹底することが求められます。

たとえば、サロンの所在地はホームページやチラシなどには記載せず、ご予約いただいたお客様にだけ伝えるなどが効果的でしょう。

プライベートサロンの開業までの流れ

プライベートサロンの開業までの流れ

初めてプライベートサロンを開業するとなると、不明点が多く手探りになってしまいがちです。

ここでは、これからプライベートサロン経営を始める方に向けて、開業までのおおまかな流れをお伝えしていきます。

事業計画書の作成

プライベートサロンを開業するにあたって、まずは事業計画書を作成しましょう。

事業計画書とは、事業の具体的な内容や、どのように収益を得るかという財務計画などが記載された書類です。銀行からの資金援助を受けない場合、事業計画書の作成は必須ではありませんが、今後の見通しを立てるためにも、作っておいた方が安心だといえます。

これから作るプライベートサロンの全体像や、目標とする売り上げ規模を具体的に考えながら、適切な事業計画を立てましょう。

必要な資格・スキルの取得

プライベートサロンを開業する際、施術に必要な資格・スキルがある場合は、事前に取得しておきましょう。たとえば、エステサロンを開業するならエステティシャン国家試験への合格が必要です。

また、ネイルサロンやまつげエクステ(まつエク)サロンを開業するなら、専門的なスキルを取得しておくと、スムーズに経営が進められるでしょう。

また、自身でサロンを経営していくからには、経営者としての知識も求められます。経営未経験で始める場合は、事前に勉強しておくか、十分なサポートをしてくれる業者に協力を仰ぐとよいでしょう。

開業資金を用意する

プライベートサロンを開業するにあたって、開業資金を用意しておくのも忘れてはいけません。開業のためには主に以下の資金が必要となります。

  • 物件契約費
  • 内装費
  • 備品購入費
  • 広告宣伝費
  • 運転資金(ランニングコスト)

自宅を利用する場合、1つ目の物件契約費はかかりませんが、自宅一室を施術空間にするためには、相応の内装費などがかかってきます

また、開業した後にも諸々の運転資金が必要となるので、ある程度資金に余裕をもっておくと安心できます。

具体的な費用感はサロンの規模により様々ですが、小規模サロンなら100万円台から、最新機器などを取りそろえると数千万円かかる可能性もあります。

設備を整える

プライベートサロンを開業する際、サロンの施術に適切な設備を整える点も重要です。

具体的に必要な設備は、施術内容によって異なりますが、競合サロンとの差別化を図るためには、最新鋭で高機能の設備を導入することが重要でしょう。中には、複数の機能を併せ持った複合機もありますので、1台用意するだけで複数の施術をすることができます。

また、せっかく高機能な設備であっても、使いこなせなければ意味がありません。そのため、プライベートサロン開業にあたって設備を購入する際は、シンプルな操作で扱えるかどうかも事前に確認しておきましょう。

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マシン設備をご用意する際の参考にして頂けましたら幸いです。

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集客戦略を考える

プライベートサロンを開業する際、具体的な集客戦略を考えることも重要です。

先述の通り、プライベートサロンは看板での集客が見込めないので、手をこまねいているだけではお客様に来店してもらえません。そのため、ブログやSNSで情報を発信したり、近隣住民向けにチラシを配布したり、地道な集客を重ねていくことが重要です。

プライベートサロンの場合、一度固定客がつけば、大手サロンより長期的に利用してもらいやすくなります。最初の下準備は大変ですが、後々の苦労を低減させるためにも、開業前に集客戦略を十分に練っておきましょう。

開業届の提出

プライベートサロン開業の準備が一通り整ったら、最後に自治体へ「開業届」を提出しましょう。

開業届には、地業種別や事業所の所在地、経営者の個人情報、営業開始日などを記載します。これを提出し、問題がなければ後日「開業許可証」が発行され、晴れてプライベートサロンの開業が完了します。

開業届の提出をしていないと、後から罰則が発生する可能性があるので、忘れずに提出するようにしましょう。

また、個人事業主としてサロン経営を始める場合、1年に1回の確定申告が必要となります。後々の手続きで損をしないためにも、帳簿を詳細につけ、領収書などはしっかり保管しておくようにしましょう。

プライベートサロンを成功させるコツ

プライベートサロンを成功させるコツ

最後に、プライベートサロンを成功に導くために実施したいコツについて、詳しく確認していきます。

これからプライベートサロン経営を始める方は、ぜひ参考になさってください。

独自のセールスポイントを作る

プライベートサロンを成功させるためには、競合店とは異なる、自店独自のセールスポイントを作ることが効果的です。他のサロンとは異なる良さがあれば、自然と固定客が付き、経営が安定していきます。

具体的には、自分の過去の経歴や、得意とする施術内容、扱っているエステ商材、サロンの立地などがセールスポイントになり得ます。

何がセールスポイントかわからない場合は、一度各要素を整理して、客観的に確認し直してみるとよいでしょう。

現金以外の決済方法も導入する

プライベートサロン経営を成功させるには、決済方法にもこだわることをおすすめします。具体的には、現金以外に以下の決済方法も導入することをおすすめします。

  • クレジットカード決済
  • 電子マネー決済
  • 電子バーコード決済

近年はキャッシュレスでの取引が一般的になってきているので、現金だけしか使えないと、それを理由にお客様が離れてしまう原因にもなりかねません。

キャッシュレス決済の導入は比較的簡単に実行できるので、ぜひ早い段階で取り入れておきましょう。

ホームページを作成する

プライベートサロンを成功させるため、ホームページはぜひ作っておきましょう。

お客様の多くは、サロンを吟味する際にホームページを確認します。そのため、ホームページがあるだけでもプラスの印象を与えられ、高い集客効果を得られます。

また、ホームページにサロンの特徴や得意分野などを載せておけば、それを見た新規のお客様が増えることにも繋がります。

プライベートサロンを経営するにあたって、ホームページを作っておいて損はありません。ぜひ早い段階で作成しておきましょう。

まとめ

今回は、プライベートサロンの開業方法や、開業までの流れ、成功するコツなどについて、詳しく確認してきました。

プライベートサロンは自宅の一室を利用できるため、初期費用を安く抑えられる点が魅力的です。その一方、看板がないために集客が難しいなど、いくつかデメリットも存在するので、事前の対策が不可欠だといえるでしょう。

今回ご紹介したことを参考に、後悔のないサロン経営に乗り出していただければ幸いです。

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