「エレクトロポレーション」とは、電気の力を利用して肌の深層部分にまで美容成分を行き届かせる施術のことです。
この記事では、エレクトロポレーションの特徴や効果、同じように電気の力で美容成分を肌に浸透させるイオン導入との違いについてまとめました。
これから施術を受けてみたい方やエレクトロポレーションの仕組みについて詳しく知りたいとお考えの方には必見の内容になっています。ぜひ最後までお読みください。
エレクトロポレーション(電気穿孔法)とは
エレクトロポレーション(電気穿孔法(でんきせんこうほう))とは、専用の電気パルスを使って美容成分を肌の奥まで浸透させる施術のことです。
電気の力で一時的に皮膚に微細な穴を開け、その穴に美容成分を浸透させるという仕組みです。肌深部に有効成分を届けることで高い効果を発揮し、お肌のお悩みを内側から改善していきます。
エレクトロポレーションは、その仕組みに電気を使用していますが、肌への刺激や痛みは無く、皮膚を傷つけることもないので安心してご利用いただけます。
また、刺激が少ないことから、皮膚が薄く施術が難しいとされている目元のケアができるのもうれしいポイントです。
エレクトロポレーションの優れた特徴
ここからは、エレクトロポレーションの優れた特徴をご紹介しましょう。
- 無針注射法:
肌に美容成分を注入するのに針を使用しないため、肌への痛みや負担が少ないという特徴があります。
これにより、エレクトロポレーションは肌がデリケートな方や、針に抵抗がある方でも安心して施術を受けることが可能です。 - 高い浸透率:
細胞膜に一時的なチャネル(※)を開くことで、美容成分の浸透率が向上します。そのため、効果的な美容成分が肌の奥深くまで届くという特徴があります。
※チャネル……体液中のイオンが細胞膜を一時的に通過するための通路です。 - 幅広い適用範囲:
エレクトロポレーションは「美白」「アンチエイジング」「保湿」「引き締め」「解毒」など、さまざまな美容効果を持っています。
エレクトロポレーション1種類の施術で幅広い肌の悩みに対応できる点が特徴です。 - 短時間での施術:
比較的短時間で施術が完了するため、忙しい方でも無理なくサロンに通いながら施術を受けることが可能です。
また、ダウンタイムもほとんど無いため、施術後すぐに日常生活に戻ることができます。お仕事帰りや予定のある前でも利用できるので、継続しやすい施術と言えます。 - 個別対応が可能:
エレクトロポレーションで試用できる美容成分は多岐にわたります。使用する美容成分を個々の肌の悩みや状態に合わせて選択することで、より効果的な施術が可能になります。 - 安全性:
エレクトロポレーションは適切に行われる限り、非常に安全性が高い施術方法です。副作用の心配もほぼ無いため、美容施術が初めての方でも受けやすいです。
また、施術者の技術やエレクトロポレーション機器の精度によって、効果に差が出ることがありますので、精度の高い美容機器を導入しているエステサロンを選ぶようにしましょう。
エレクトロポレーションはこんな方におすすめ
- 肌トラブルを改善したい方
- 痛みやダウンタイムのない施術を受けたい方
- 乾燥肌を改善し、潤いのある肌にしたい方
- シワやたるみを改善したい方
- シミやくすみを取り除いてトーンアップしたい方
- ほかの施術では難しい目元のケアをしたい人
エレクトロポレーションの効果
ここからは、エレクトロポレーションの効果をご紹介していきます。
肌のハリ・ツヤをアップ
保湿効果のある美容成分を使用すれば、内側からふっくらとハリとツヤのあるお肌に仕上げることができます。
手で塗布するよりも浸透力が高いため、浸透した美容成分の効果による、長期間の保湿力キープに期待できます。
シミを薄くする美白効果
メラニン生成を抑制するビタミンCや、肝斑治療に用いられるトラネキサム酸などの美白成分ではシミを薄くする効果が期待できます。
肌深部まで美容成分を浸透させることで今できているシミを改善し、予防することもできます。
くすみを解消してトーンアップ
エレクトロポレーションは顔全体に使用できるので、血行不良やメラニンの蓄積によるくすみを解消して肌をトーンアップさせることができます。
顔色が明るくなるだけでも相手に与える印象が大きく変わるので、顔色がくすみがちな方や色ムラが気になる方におすすめです。
ニキビ・ニキビ跡を改善
ニキビの回復を早めてニキビ跡を改善する効果があります。ニキビ跡を薄くしたい方やニキビができた後に炎症しやすい方におすすめです。
エレクトロポレーションにターンオーバーの促進するビタミンB群を用いれば、ニキビのできにくい肌を目指せます。
毛穴の開きを縮小
皮脂分泌をコントロールするビタミンCを使用することで毛穴の開きを改善する効果に期待できます。
ヒアルロン酸や成長因子など、保湿力が高くて肌のハリを高める成分は毛穴を目立たなくさせる効果もあります。
エレクトロポレーションで導入できる美容成分
エレクトロポレーションはイオン導入と違ってイオン化する必要がないので、基本的にどんな美容成分でも導入できます。
ここからは、エレクトロポレーションで導入される代表的な美容成分とその効果について解説します。
ビタミンC
ビタミンCは美白作用がありメラニン色素の生成抑制効果があるため、シミやくすみ改善の効果に期待できます。
皮脂分泌を正常にコントロールする効果があるので、ニキビができやすい方やニキビ跡を薄くしたい方におすすめです。
ビタミンA
ビタミンAは、脂溶性ビタミンで必須の栄養素のひとつです。
その美容効果は、皮膚の新陳代謝を促進です。肌のターンオーバーを正常化させることができ、角質層が適切に保たれ、肌荒れやニキビの予防・改善が期待できます。
また、コラーゲンの生成をサポートする働きもあります。コラーゲンが増えることで、肌のハリや弾力を向上させる効果が期待できます。
さらに、抗酸化作用があり、紫外線やストレスによる肌ダメージを防ぎ、老化の進行を遅らせる効果があります。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は、人工合成されたアミノ酸で、止血剤や抗炎症剤として用いられる成分です。
その美容効果は「美白作用」で、メラニン生成を抑制し、シミやそばかすの予防・改善に役立ちます。
また、抗炎症作用があり、肌トラブルを引き起こす炎症を鎮めることで、ニキビ跡の赤みや色素沈着の軽減が期待できます。敏感肌やトラブル肌にも適した成分とされています。
さらに、トラネキサム酸は血管の透過性を低下させる効果があり、赤ら顔やクマの改善に寄与します。
成長因子
成長因子とは、人の幹細胞から抽出された医療用導入剤で、数種類の成分を含んだものです。
その主な効果は、細胞の再生や修復を促進する働きがあり、肌の新陳代謝を活性化させます。これにより、ダメージを受けた肌組織の修復や、肌の再生力を高めることができます。
また、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートし、肌のハリや弾力を向上させる美容効果が期待できます。これにより、しわやたるみの予防・改善が可能となります。
さらに、抗炎症作用も持っており、肌荒れや赤みを引き起こす炎症を鎮める効果があります。敏感肌やトラブル肌にも適した成分とされています。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、美容効果が高い成分として知られています。その主な効果は、保湿力の高さです。ヒアルロン酸は、自身の重量の約6000倍もの水分を保持できるため、肌に潤いを与えることができます。
また、肌のハリや弾力を保つ役割もあります。加齢とともにヒアルロン酸の生成量が減少するため、肌の老化が進みます。ヒアルロン酸を補給することで、シワやたるみの改善に効果が期待できます。
さらに、抗炎症作用も持っており、肌荒れの予防や改善に役立ちます。
グリシルグリシン
グリシルグリシンは、カニやホタテなどの魚介類に含まれるアミノ酸の一種です。
その主な効果は、皮脂分泌の抑制です。皮脂過剰分泌が原因で起こるニキビや毛穴の詰まりの予防・改善に役立ちます。
また、抗酸化作用を持つのも特徴で、活性酸素による肌ダメージ(シワやたるみ)を防ぐ効果に期待できます。活性酸素は、加齢や紫外線、ストレスなどが原因で発生して、肌の老化を促進します。
さらに、抗炎症作用もあり、肌荒れや赤みを引き起こす炎症を抑える効果があります。敏感肌やトラブル肌にも適した成分として知られています。
これらの美容成分は、エレクトロポレーションによって肌の奥深くまで浸透しやすくなり、効果が高まることが期待されます。
施術を受ける際は、肌の状態や悩みに合わせて最適な美容成分を選択することが重要です。信頼できるエステサロンや専門家に相談しましょう。
エレクトロポレーションとイオン導入の違い
「イオン導入」は、エレクトロポレーションと同様に、電気の力を利用して美容成分を肌の深部まで浸透させる美容施術です。
エレクトロポレーションとイオン導入には共通点がありますが、効果や導入できる美容成分に違いがあります。
エレクトロポレーションは、イオン導入の20倍の浸透力があるとされています。イオン導入は毛穴や汗腺を経路に浸透しますが、エレクトロポレーションは毛穴や汗腺に加え、マイクロホール(細孔)も経路として細胞間を通過するため、浸透力がイオン導入よりも高いです。
イオン導入では美容成分をイオン化し、電気を帯びさせて浸透させます。一方、エレクトロポレーションは電気を通じてバリア層に隙間を作り、肌の奥まで美容成分を浸透させます。
そのため、イオン導入では粒子が大きくイオン化できない成分は導入できませんが、エレクトロポレーションではヒアルロン酸・成長因子・セラミド・コエンザイムQ10など、導入できる美容成分が多数あります。
また、イオン導入は成分をアルカリ性にして安定させるため、イオン化に伴うpHの変化で肌にピリピリとした刺激を感じることがあります。エレクトロポレーションはpHの変化がないため、肌に優しい施術が可能です。
エレクトロポレーションの副作用
エレクトロポレーションには基本的に副作用はありません。稀に施術後に以下のような副作用が発症する場合があります。
赤みや腫れ:
施術後、一時的な赤みや腫れが現れることがあります。これは、電気刺激による皮膚の反応であり、通常は数時間から一日程度で治まります。
かゆみや刺激感:
施術中または施術後に、皮膚がかゆくなり、刺激を感じることがあるかもしれません。これも大抵は一時的なもので、すぐに治まることがほとんどです。
アレルギー反応:
稀に、使用する美容成分に対してアレルギー反応が生じることがあります。施術前にパッチテストを行い、肌が過敏に反応しないかを確認することが重要です。
皮膚の感染:
エレクトロポレーションは、皮膚のバリアを一時的に開くため、施術後のケアが不十分だと感染のリスクが高まることがあります。施術後は、清潔な状態を保ち、正しいアフターケアを行うことが大切です。
エレクトロポレーションのダウンタイム
エレクトロポレーションにはダウンタイムも特に無いため、施術当日にメイクやシャワーが可能で、他の施術との併用もできます。同日に複数の施術を受けたいという方にぴったりです。
飲酒や運動の制限も無いので、施術後も普段通りの日常生活を送れます。
エレクトロポレーションを受ける際の注意点
エレクトロポレーションは電気を使用しているため、以下の方は施術を受けることができません。
- ペースメーカーやインプラントなど、体内に金属を埋め込んでいる方
- 心臓病や既往症がある方
- 妊娠中の方
- 施術箇所に極度の肌荒れや傷がある方
- 過度な日焼けをしている方
施術後は紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めを使用してください。
エレクトロポレーションの効果が持続する期間
1回の施術でも効果が期待できますが、より高い効果を得たい場合は、1週間~10日に1回のペースを目安に3~6回の施術を受けることをおすすめします。
肌の状態によって美容成分を変え、ほかの施術と組み合わせることで、より高い美肌効果が得られることもあります。
まとめ
本記事では、エレクトロポレーションの特徴や効果、イオン導入との違いについて解説しました。
エレクトロポレーションは、イオン導入では対応できない高分子な美容成分も浸透させることができるので、高い美肌効果を得たい方に向いている施術です。
いろいろなスキンケア用品を試したけど効果を実感できなかった方や、美容施術で効率的にケアしたい方におすすめです。
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