① インセルダムの基本情報
韓国RIMANが展開するブランドの概要と、主な製品・成分を整理します
② 購入ルートと価格帯の目安
どこで買えるのか、価格の目安と非正規品の注意点を解説します
③ サロンでの位置づけと活用イメージ
韓国肌管理トレンドとの関係や、メニュー価格・施術時間の目安を紹介します
④ 「肌再生」「好転反応」の扱い方と導入時の注意点
薬機法・景品表示法を踏まえた説明のしかたと、導入前のチェック項目をまとめます
「インセルダムという名前をよく聞くが、どんなブランドなのかわからない」
「お客様に聞かれたとき、どこまで説明してよいのか判断できない」
韓国肌管理に関心のあるサロン様には、このような疑問があるのではないでしょうか。
インセルダム(INCELLDERM)とは、韓国のビューティー企業RIMAN(リマン)が展開するダーマコスメブランドです。
ブースター・セラム・クリームを基本としたスキンケア化粧品で、医薬品ではありません。
この記事では、インセルダムの基本情報・製品・成分から、購入ルートと価格帯、サロンでの位置づけまでを解説します。
あわせて、「肌再生」「好転反応」といった言葉を化粧品の説明でどう扱うべきかも整理しました。
インセルダムとは?韓国発ダーマコスメの基本
「インセルダム」という名前を目にする機会が増えていますが、どのようなブランド・製品なのかを詳しく知る方はまだ多くありません。
まずは、インセルダムの基本的な特徴や位置づけを整理しておきましょう。
韓国RIMANが展開するダーマコスメブランド
インセルダムは、韓国のビューティー企業RIMAN(リマン)が展開するスキンケアブランドです。
2018年に韓国で誕生したブランドとして紹介されており、日本を含む複数の国で展開されています。
ブランド名は「In(中へ)」「Cell(細胞)」「Derm(皮膚)」を組み合わせた造語とされています。
日本では「ICD」と略して呼ばれることもあります。
「ダーマコスメ」とは、皮膚科学的な視点を取り入れた化粧品を指す言葉として使われることが多い呼び方です。
ただし、インセルダムは医薬品ではなく、あくまで肌を整えるための化粧品として扱われている点は押さえておきたい基本情報です。
主な製品ラインアップ
基本となるのは、ブースター・セラム・クリームの3ステップです。
この3点をまとめたセットは「ダーマトロジー ファーストパッケージ」として紹介されています。
- ブースター:洗顔後に最初に使う導入液
- セラム:ブースターの後に使う美容液
- クリーム:仕上げにうるおいを閉じ込めるクリーム
- その他:ミスト、クレンジング、ベースメイクなどの関連アイテム
製品の名称や構成は時期によって変わることがあります。
導入を検討する際は、正規の販売元が公開している最新のラインアップを確認しましょう。
配合成分として紹介される主な成分
ツボクサエキスやヒト幹細胞培養液由来の成分が、インセルダムの特徴的な成分として紹介されることが多いです。
- ツボクサエキス:「CICA(シカ)」とも呼ばれ、韓国コスメで広く使われている植物由来成分
- ヒト幹細胞培養液由来の成分:エイジングケア系の化粧品で配合されることが多い成分
- 済州島の溶岩海水:ミネラルを含む水として紹介されている成分
成分名から特定の効果を連想させる説明は避けるべきです。
お客様に伝える際は、「うるおいを与える」「肌を整える」など、化粧品として認められている表現の範囲にとどめましょう。
「導入液」「ブースター」と呼ばれる理由
後に使う美容液やクリームのなじみをよくするための化粧水という意味合いから、ブースターは「導入液」と呼ばれます。
インセルダムでも、ブースターをラインの最初に使う構成になっています。
サロンでは、施術後の肌を整える工程で使ったり、ホームケアの基本セットとして提案したりする使い方が見られます。
使用する量や手順は、販売元の案内に従うことが前提です。
補足
本記事で紹介する内容は、ダーマコスメというカテゴリーに関する一般的な情報です。具体的な成分濃度や効果に関する詳細は、取扱いメーカー・販売元が公開する公式情報をご確認ください。
インセルダムはどこで買える?購入ルートと価格帯
インセルダムは一般的な化粧品とは販売のしかたが異なります。
購入ルートと価格帯の目安を整理しておきましょう。
ドラッグストアでは買えない?主な購入ルート
ドラッグストアや量販店では一般的に取り扱われていないのが、インセルダムの特徴です。
主な購入ルートは、正規代理店やその紹介を受けたサロン、正規のオンラインショップなどです。
サロンで取り扱う場合も、代理店を通じて仕入れる形が基本になります。
取引条件や仕入れ単位は代理店によって異なるため、複数の窓口の条件を比較してから判断しましょう。
価格帯の目安
基本セットで数万円台が、価格の目安として紹介されています。
一般的な市販スキンケアと比べると高価格帯に位置づけられるブランドです。
価格はセット内容や購入ルートによって異なります。
お客様に案内する際は、正規の販売元が示す最新の価格を確認したうえで伝えましょう。
並行輸入品・非正規品に注意
出所が不明な商品や並行輸入品は、品質管理や成分表示の面でリスクを伴います。
フリマアプリや通販サイトでは、正規ルート以外の商品が出回っている場合もあります。
サロンで扱う場合は、日本語の成分表示や使用上の注意が付いた正規品であることを確認しましょう。
万一肌トラブルが起きたときに、販売元へ問い合わせられる体制があるかも大切な確認点です。
インセルダムが注目される背景とサロンでの位置づけ
なぜ今、インセルダムをはじめとする韓国発のダーマコスメが注目を集めているのでしょうか。
その背景と、サロン現場における位置づけを整理します。
韓国発の肌管理トレンドが広がる背景
「肌管理」という考えの広がりが、韓国発ダーマコスメへの注目を後押ししています。
韓国では、日常的なスキンケアの延長として、専門的な肌管理を受ける文化が根づいています。
SNSや動画配信を通じてこうした美容トレンドが国内に伝わり、「インセルダム」をはじめとする製品名を目にする機会が増えています。
韓国肌管理をメニューとして取り入れる具体的な手順は、韓国肌管理をサロンに導入する方法とメニュー例で解説しています。
国内サロンでの一般的な使われ方
フェイシャルメニューの仕上げやホームケア提案の一部として使われるのが、国内サロンでの一般的な位置づけです。
ピーリングや機器を使ったフェイシャルと組み合わせ、施術後の肌を整える工程で紹介される例が見られます。
こうした肌管理系のフェイシャルメニューは、施術時間が60〜90分程度で、単発よりも4〜6回のコースで提供されることが多い傾向があります。
メニュー価格はサロンや地域によって異なりますが、1回8,000円〜2万円程度が相場の目安です。
単品でのスポット販売よりも、既存メニューに組み込む形で提供するサロンが多い傾向にあります。
POINT
メニュー全体の設計の中で位置づけることが大切
単品の効果だけを訴求するのではなく、既存メニューとの組み合わせ方や施術の流れの中でどう位置づけるかを整理しておくと、カウンセリングでも説明しやすくなります。
多機能美容機器と組み合わせるという考え方
化粧品によるケアと機器施術を組み合わせるという考え方も、肌管理メニューを設計するうえでの選択肢のひとつです。
化粧品単体ではなく、機器を使った施術と組み合わせることで、メニューに幅を持たせているサロンもあります。
業務用エステ機器の価格帯は、単機能機で数十万円台、複合機や主力機では数百万円台までと幅があります。
複数の機能を備えた美容機器であれば、肌の状態に合わせて施術内容を調整しやすくなります。
b-modelsが取り扱う多機能美容機器「ERASER」も、こうした肌管理メニューと組み合わせやすい選択肢の一つです。
フェイシャル機器の種類や価格の目安は、業務用フェイシャル機器のオススメ36選で比較できます。
RECOMMENDED
ERASER(イレイザー)
複数の機能を1台に備えた業務用美容機器で、肌再生系のケアメニューと組み合わせて提案しやすいのが特長です。メニュー設計の幅を広げたいサロンの選択肢のひとつになります。
製品の詳細を見る「肌再生」「好転反応」という言葉はどう扱うべき?
インセルダムは「肌再生型」「整形級」といった言葉とともに紹介されることがあります。
しかし、サロンがお客様に案内する場合は、化粧品として認められている表現の範囲を守る必要があります。
化粧品で表現できる効能の範囲
化粧品で表現できる効能は、薬機法にもとづき56項目に限られています。
「肌を整える」「肌にうるおいを与える」「肌にハリを与える」などがその例です。
一方で、「肌が再生する」「細胞が生まれ変わる」「シワが消える」といった表現は、化粧品の効能の範囲を超えるおそれがあります。
ブランドの紹介文やSNSでこうした言葉が使われていても、サロンの店頭やメニュー表でそのまま使うのは避けましょう。
ご注意
効果の感じ方には個人差があります。カウンセリングやメニュー案内では、断定的な表現を避け、個人差がある旨を明記したうえで説明することが大切です。
「好転反応」として案内しない
赤み・かゆみ・乾燥などの症状を「好転反応」と説明して使用を続けさせないことが大切です。
インセルダムに限らず、化粧品の使用中に肌の異常を感じた場合は、使用を中止するのが基本とされています。
症状が続く場合は、皮膚科医への相談を勧めましょう。
カウンセリングの段階でこの対応方針を伝えておくと、お客様の安心感にもつながります。
インセルダムをサロンに導入する際の確認ポイント
インセルダムのようなダーマコスメを導入する際は、効果の伝え方や運用面で確認しておきたい点があります。
ここでは代表的な注意点を整理します。
表示・説明における注意点
効果を断定する表現は避けることが、インセルダムに限らず美容アイテムを案内する際の基本です。
根拠なく肌悩みの解消を保証するような表現は、景品表示法などの観点からも避けるべきとされています。
実際の説明では、「肌を整える」「うるおいを与える」といった、化粧品としての位置づけに沿った表現を使いましょう。
例えば施術後の案内でも、「確実に肌が生まれ変わる」ではなく、「肌のコンディションを整えるケアとして継続がおすすめ」といった表現にとどめます。
導入前に確認しておきたい項目
正規販売元・代理店を通じた仕入れルートを確認することが、導入時の最初のステップです。
あわせて、保管方法や使用期限、スタッフへの説明資料が用意されているかも確認しておくと、導入後の運用がスムーズになります。
導入コストは、商品代・消耗品・研修費を含めた総額で確認しましょう。
施術単価×月間施術回数で回収を試算し、4〜6回のコース契約を組み合わせると、継続的な施術機会を増やしながら回収しやすくなります。
商材の仕入れ先を比較する際は、エステ商材の卸ルートと卸業者の選び方も参考にしてください。
導入前に確認したいチェック項目
- 正規販売元・代理店を通じた仕入れルートかどうか
- 保管方法や使用期限に関する案内があるか
- スタッフ向けの説明資料や研修があるか
- 既存メニューとの組み合わせ方が明確になっているか
- 効果に関する表示が適切な表現になっているか
- 日本語の成分表示と使用上の注意が付いた正規品か
- 肌トラブル時の対応方針をスタッフ間で共有できているか
個人差への配慮を前提にした説明
肌質や体調によって感じ方が異なることを前提に説明することが、顧客満足度にもつながります。
カウンセリングの段階で個人差について丁寧に伝えておくことで、施術後の期待値のズレを防ぎやすくなります。
施術前後の肌状態を記録しておくと、お客様と一緒に変化を確認しながら説明しやすくなります。
記録の方法としては、業務用肌診断機の種類と活用法も参考になります。
よくある質問
Q.インセルダムとはどのようなブランドですか?
A.韓国のビューティー企業RIMAN(リマン)が展開するスキンケアブランドです。ブースター・セラム・クリームを基本としたラインアップで、皮膚科学の視点を取り入れたダーマコスメとして紹介されています。
Q.インセルダムは医薬品ですか?
A.医薬品ではなく化粧品です。そのため、肌を整える・うるおいを与えるといった化粧品の効能の範囲で案内する必要があります。
Q.インセルダムはどこで購入できますか?
A.ドラッグストアや量販店では一般的に取り扱われていません。正規代理店やその紹介を受けたサロン、正規のオンラインショップなどを通じて購入するのが基本です。
Q.インセルダムの価格はどのくらいですか?
A.基本セットで数万円台が目安として紹介されています。セット内容や購入ルートによって異なるため、正規の販売元で最新の価格を確認してください。
Q.使用中に赤みやかゆみが出た場合はどうすればよいですか?
A.「好転反応」と判断して使い続けるのではなく、使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科医に相談するよう案内します。化粧品の使用上の注意に沿った対応が基本です。
Q.エステサロンでインセルダムを扱う際の注意点は?
A.正規ルートで仕入れること、効果を断定する表現を避けること、個人差がある旨を伝えることが基本です。「肌再生」など化粧品の効能の範囲を超える言葉の使い方にも注意が必要です。
まとめ
インセルダムは、韓国のRIMANが展開するダーマコスメブランドで、ブースター・セラム・クリームを基本とした化粧品です。
医薬品ではないため、化粧品の効能の範囲で案内する必要があります。
- 購入は正規代理店や紹介サロン、正規オンラインショップが基本で、価格は基本セットで数万円台が目安
- サロンではフェイシャルメニューの仕上げやホームケア提案の一部として位置づけられることが多い
- 「肌再生」「好転反応」といった言葉は、店頭やメニュー表でそのまま使わない
- 導入時は正規の仕入れルート、表示ルール、肌トラブル時の対応方針を確認する
個人差への配慮を前提にした丁寧な説明が、お客様との信頼関係にもつながります。
監修者株式会社b-models 代表
楠本 文哉
新卒で東証一部上場の大手コンサルティングファーム株式会社「船井総合研究所」に入社し、エステサロン経営専門のコンサルタントとして活躍。歴代美容コンサルタント売上の中で、トップの年間個人コンサルティング売上を納める。また、社内コンサルタントが1,000名以上在籍する中、売上TOP10入りを果たす。開発したビジネスモデルの「痩身機器を使用したダイエットエステ」は3年間で80店舗以上のリブランドと新規出店を実現。業界誌「エステティック通信・モアリジョブ」のメディア取材や「メーカー企業との講演」を多数行うなど、活躍の場を広げている。


